CBC賞(GⅢ)　3歳以上　中京芝1200ｍ

 

出走馬紹介

 

エイシンブルズアイ

これまでオープン特別では好走するも、重賞ではあと一歩の競馬が続いてましたが、シルクロードSで重賞初制覇を飾ると、高松宮記念でも後方からしっかり伸びての5着と本格化気配を感じさせます。

 

気性的に休み明け初戦から走れるタイプで、人気は確実でしょうが今回のメンバー相手なら無様な競馬はしないでしょう。

 

ベルカント

前走のドバイでは馬場の影響もあったでしょうが、スピード負けと言った感じでの惨敗でした。

 

ドバイ遠征帰りで体調的な心配はありますが、気のいいタイプの牝馬で、相変わらず調教で好時計を出しているのを見ると、仕上がり自体は良さそうです。

 

やや一本調子な面があり、直線が長く坂がある中京コースは適性的にやや疑問符が付きそうです。

 

スノードラゴン

近年にしては珍しい芝・ダート兼用型で、上がりが掛かるパワーのいる馬場は非常に得意としています。

 

さらに今年の超高速決着となった高松宮記念でも、自己ベストタイムでの勝ち馬から0.6差であれば、8歳馬ながらまだまだ地力の高さを感じさせます。

 

開幕週で58.5キロの斤量は楽ではないでしょうが、能力でこなしても不思議はないでしょう。

 

レッドファルクス

近走はダートを中心に使っていますが、この馬も芝・ダート兼用タイプで、芝でも上がりのかかる展開は得意としています。

 

中京の芝は2戦2勝で、上がりが極端に早くなりにくいのも好材料と言えそうです。

 

ハンデは見込まれた感じがしますが、久々の芝で追走に戸惑わなければ好勝負をするだけの力はありそうです。

 

ワキノブレイブ

成績を見れば分かるとおりムラ馬のイメージが強い同馬ですが、4走前のシルクロードSではビッグアーサーに先着しているように、ハマれば重賞を勝つだけの力はありそうです。

 

近走は好走と凡走を1走置きに繰り返しており、今回は好走の可能性が高いとも言えそうですが、昨年秋からずっと使い詰めで来ているので、疲労残りが心配ではあります。

 

 

注目レース紹介

 

★高松宮記念（GⅠ）中京芝1200ｍ

　かなりのハイペースでレースが流れる中、中団から直線ジリジリ脚を伸ばしたスノードラゴンですが前を捉えるまでは行かず、後方で溜めていたエイシンブルズアイが残り100ｍから鋭い脚を使って急追しましたが5着が精一杯でした。

 

今回そこまでハイペースになりそうにないと考えると、より前で競馬ができそうなスノードラゴンの方に馬券的旨みがありそうです。

 

★鞍馬S（OP）京都芝1200ｍ

　終始インコースを追走から直線も綺麗に前が開いて3着のメイショウライナーと、終始馬群に包まれ直線もやや仕掛けを待たされながら、馬群を縫うように伸びてきたシンデレラボーイの能力差はほとんどないでしょう。

 

いい感じで先行しながら伸びきれず9着のワキノブレイブは、ムラっ気な面が出た可能性が高そうです。

 

★安土城S（OP）京都芝1400ｍ

　超スローペースで上位を内枠と先行馬が占める中、後方から外を回る形になりながら4着まで押し上げたシンデレラボーイのレース内容は非常に濃いものでした。

 

重賞勝ち馬のティーハーフとそれほど変わらない末脚を使っており、枠順や展開がハマれば突き抜ける能力は十分ありそうです。