2013年11月10日 第38回エリザベス女王杯本馬場入場
出典:wikipedia
ホエールキャプチャは、人気のある芦毛の馬ですが、その風貌やしぐさがかわいいととても人気の高い馬です。
人気だけでなくヴィクトリアマイルにも勝った実力馬のエピソードや初仔の情報をまとめてみました。
ホエールキャプチャの血統と現役時代
ホエールキャプチャの父は、名実ともに文句のない実力馬であるクロフネで、母は、グローバルピースです。
母の父は良血統のサンデーサイレンスですし、クロフネ産駒は安定をして能力の高い馬が多いので期待が高かったのも事実です。
ホエールキャプチャの現役時代の成績は、30戦7勝でした。
主な勝ち鞍はGIのヴィクトリアマイルをはじめ、重賞を他に4勝あげています。
その他にも、牝馬クラシックである桜花賞2着、オークス3着、秋華賞3着と名馬というには少々足りない部分が多いのですが、人気だけの馬ではない事も納得できる成績を残しました。
かわいいと話題のメンコがはずれたエピソード
ホエールキャプチャは2012年から3年連続でヴィクトリアマイルに出走をしているのですが、エピソードは2014年におきました。
2012年は1着、2013年は2着と東京マイルが得意なホエールキャプチャは鞍上の蛯名騎手を背に待機所にいたときの事です。
カメラを向いた顔にあるはずのメンコがずれて前に下がっています。
この姿が何とも愛らしくて、かわいいと評判になりました。
レースの結果は4着になっていますが、それでも1着と0.1秒差だっただけに充分期待に応えたといえます。
ところでメンコがはずれたエピソードで有名なホエールキャプチャですが、ヴィクトリアマイルでもうひとつ珍記録を持っています。
2012年~2014年の3年連続で走破タイムが、1分32秒4という全くの同タイムになっています。
上がりで調整をしているわけではないと思いますが、全くの同タイムというのも非常に地味ながら面白い記録だと思います。
引退と出産
ホエールキャプチャは、2015年も現役を続行して得意のヴィクトリアマイルを目指しましたが、左前脚に不安を抱えるようになり身体の事を考えて引退することになりました。
引退後は繁殖牝馬として、オルフェーブルの種付けを行って無事に元気な仔が産まれました。
初仔のデビュー
ホエールキャプチャの初仔は、2016年生まれのオルフェーブルとの牡馬です。
現時点では、正式な名前はついていませんが、順調に育っているようです。
初仔のデビューは管理厩舎の考え方や調教の状態にもよりますが、早ければ2018年の新馬戦に登場するかもしれません。
まとめ
競走馬には、人気と実力がそなわったスターホースも多くいますが、名馬というには少々物足りないながらも、人気がとてもある馬もいます。
人気になっている理由を探っていくと、なるほどと納得のいくエピソードや実績などがわかってきます。
ホエールキャプチャもスターホースというには、物足りなさもありますが、様々なエピソードなどを知ると人気の秘密も頷けると思います。
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