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安田記念2016特集

20160507175150

歴史紡ぎし競馬への情熱は代を越えて。――安田記念――

 

 中央競馬のレースには人名が用いられているものが、いくつかありますが、春に開催されるマイル頂上決戦GIレースの『安田記念』もそのひとつです。

 

 

レース名の『安田』とは、明治・大正・昭和と時代を経て競馬に携わり競馬法制定・東京優駿の創設など多くの事に尽力を惜しまず、また初代・日本競馬界理事長も務めた人物、安田伊左衛門氏に由来しています。

 

 

そして、その安田氏の功績と競馬への愛情や情熱を称えレースの冠名に用いると共に東京競馬場には氏の胸像が建立されています。

 

レース概要

出走条件

開 催

東京競馬場

出走資格

サラ系3歳以上:国際/指定

距 離

 芝・1600m

 ・JRA所属馬

格付け

 GI

 ・地方競馬所属馬

負担斤量

 定量:3歳54㎏/4歳以上58㎏

    牝馬2㎏減

 外国調教馬(9頭まで優先出走)

 

 1951年に『安田賞』の名称で創設され、創設者の没後に名称を現在の『安田記念』へと改称しました。

 

創設当初は東京競馬場・芝1600mの距離で、4歳(現在の3歳)以上によるハンディキャップレースとして施行されていました。

 

しかし、1984年のグレード制導入に伴い格付けをとした後、開催時期も優駿牝馬(オークス)の前に移行し、5歳(現4歳)以上の定量戦に変更されました。

 

1996年には東京優駿の翌週へ移設し更に4歳(現3歳)以上の条件になり現在に至っています。

 

優先出走権 :外国馬及びレーティング順位の上位5頭(牡馬・セン馬/110ポンド・牝馬/106ポンド以上が条件となります)は安田記念優先出走ができる。

 

またJRA所属馬、地方競馬所属馬は同年開催の以下のレースで1着になったものに優先出走権が与えられます。

 

   ・マイラーズC (GⅡ) 京都競馬場/芝1600m

   ・京王杯スプリングC (GⅡ) 東京競馬場/芝1400m

 

 地方競馬所属馬の出走資格 :地方競馬所属馬は同年、開催されるレースの何れかにおいて所定の成績を収めると出走ができます。

 

 

レース名

格/条件

競馬場

距離

資格順位

4歳以上

マイラーズカップ

京都競馬場

芝1600m

1・2着馬

 

谷川岳ステークス

OP

新潟競馬場

芝1600m

1着馬

 

京王杯スプリングカップ

東京競馬場

芝1400m

1・2着馬

3歳

NZT

中山競馬場

芝1600m

1・2着馬

 

橘ステークス

OP

京都競馬場

芝1400m

1着馬

 

上記の他、高松宮記念2着以内(安田記念かヴィクトリアマイルとどちらか選択)・NHKマイルカップ2着以内・ヴィクトリアマイル2着以内馬も安田記念に出走できます。

 

あるいは指定の国際GI優勝、地方ダート交流GI・JpnⅠレース優勝馬にも出走資格が与えられます。

    

 

GIに改正以降の安田記念成績表 

 

1984年~2015年 ※水色はレコード勝・オレンジは連覇・ピンクは外国調教馬

 

勝ち馬

性齢

人気

騎手

2着馬

性齢

人気

騎手

3着馬

性齢

人気

騎手

34

ハッピープログレス

牡7

2

田原成貴

ダスゲニー

牡5

7

田村正光

サンオーイ

牡5

5

郷原洋行

35

ニホンピロウィナー

牡6

1

河内 洋

スズマッハ

牡5

9

大崎昭一

ジムベルグ

牝5

14

東 信二

36

ギャロップダイナ

牡7

1

柴崎 勇

ホリノカチドキ

牡5

6

岡部幸雄

ロングハヤブサ

牡6

3

菅原泰夫

37

フレッシュボイス

牡5

3

柴田政人

ニッポーテイオー

牡5

1

郷原洋行

サクラサニーオー

牡6

8

加藤和宏

38

ニッポーテイオー

牡6

1

郷原洋行

ダイナアクトレス

牝6

2

河内 洋

ミスターボーイ

牡7

9

蛯沢誠治

39

バンブーメモリー

牡5

10

岡部幸雄

ダイコウシュール

牡5

12

大崎昭一

ミスティックスター

牡7

6

山田和広

40

オグリキャップ

牡6

1

武 豊

ヤエノムテキ

牡6

4

岡部幸雄

オサイチジョージ

牡5

2

丸山勝秀

41

ダイイチルビー

牝5

2

河内 洋

ダイタクヘリオス

牡5

10

岸 慈彦

バンブーメモリー

牡7

1

武 豊

42

ヤマニンゼファー

牡5

11

田中勝春

カミノクレッセ

牡6

5

南井克巳

ムービースター

牡7

10

武 豊

43

ヤマニンゼファー

牡6

2

柴田善臣

イクノディクタス

牝7

14

村本善之

シンコウラブリイ

牝5

3

岡部幸雄

44

ノースフライト

牡5

5

角田晃一

トーワダーリン

牡5

10

田中勝春

ドルフィンストリート

牡5

4

M.サンマルタン

45

ハートレイク

牡5

4

武 豊

サクラチトセオー

牡6

1

小島 太

タイキブリザード

牡5

6

岡部幸雄

46

トロットサンダー

牡8

1

横山典弘

タイキブリザード

牡6

3

岡部幸雄

ヒシアケボノ

牡5

12

角田晃一

47

タイキブリザード

牡7

1

岡部幸雄

ジェニュイン

牡6

5

田中勝春

スピードワールド

牡4

3

田原成貴

48

タイキシャトル

牡5

1

岡部幸雄

オリエンタルエクスプレス

セ6

8

D.ホワイト

ヒロデクロス

牡7

17

吉田 豊

49

エアジハード

牡5

4

蛯名正義

グラスワンダー

牡5

1

的場 均

シーキングザパール

牝6

3

武 豊

50

フェアリーキングブローン

セ6

10

R.フラッド

ディクタット

牡6

6

D.オドノヒュー

キングヘイロー

牡6

3

福永祐一

51

ブラックホーク

牡7

9

横山典弘

ブレイクタイム

牡4

15

吉田 豊

メイショウオウドウ

牡6

7

飯田祐史

52

アドマイヤコジーン

牡6

7

後藤浩輝

ダンツフレーム

牡4

2

池添謙一

ミレニアッムバイオ

牡4

4

柴田善臣

53

アグネスデジタル

牡6

4

四位洋文

アドマイヤマックス

牡4

6

武 豊

ローエングリン

牡4

1

後藤浩輝

54

ツルマルボーイ

牡6

6

安藤勝己

テレグノシス

牡5

4

勝浦正樹

バランスオブゲーム

牡5

5

田中勝春

55

アサクサエデン

牡6

7

藤田伸二

スイープトウショウ

牝4

10

池添謙一

サイレントウイットネス

セ6

5

F.コーツィー

56

ブリッシュラック

セ7

3

B.ブレブル

アサクサエデン

牡7

10

藤田伸二

ジョイフルウィナー

セ6

8

D.ビードマン

57

ダイワメジャー

牡6

2

安藤勝己

コンゴウリキシオー

牡5

3

藤田伸二

ジョリーダンス

牝4

9

秋山真一郎

58

ウオッカ

牝4

2

岩田康誠

アルマダ

セ7

5

D.ホワイト

エイシンドーバー

牡6

9

福永祐一

59

ウオッカ

牝5

1

武 豊

ディープスカイ

牡4

2

四位洋文

ファリダッド

牡4

10

安藤勝己

60

ショウワモダン

牡6

8

後藤浩輝

スーパーホーネット

牡7

6

藤岡祐介

スマイルジャック

牡5

5

三浦皇成

61

リアルインパクト

牡3

9

戸崎圭太

ストロングリターン

牡5

5

石崎 脩

スマイルジャック

牡6

3

三浦皇成

62

ストロングリターン

牡6

2

福永祐一

グランプリボス

牡4

13

内田博幸

コスモセンサー

牡5

15

松岡正海

63

ロードカナロア

牡5

1

岩田康誠

ショウナンマイティ

牡5

3

浜中 俊

ダノンシャーク

牡5

12

C.デムーロ

64

ジャスタウェイ

牡5

1

柴田善臣

グランプリボス

牡6

16

三浦皇成

ショウナンマイティ

牡6

10

北村宏司

65

モーリス

牡4

1

川田将雅

ヴァンセンヌ

牡6

3

福永祐一

クラレント

牡6

12

田辺裕信

 

第1回から数えると7回目までは『安田賞』以降『安田記念』となり、1回目~33回目までがGIに格上げされる前のものとなります。

 

 

全65回中、連覇を果たしたのは3・4回のスウヰイスー・42・43回のヤマニンゼファー・58・59回のウオッカのみとなっております。

 

牝馬が優勝したのは格上げ以降、ダイイチルビー・ノースフライト・ウオッカの3頭、2着はダイナアクトレス・イクノディクタス・スイープトウショウの3頭、3着はジムベルグ・シンコウラブリイ・シーキングザパール・ジョリーダンスの4頭で合わせても10頭、11回(ウオッカ重複込み)と、思ったより牝馬の上位進出がマイル戦にしては少ない印象を受けます。

 

 

また最高齢優勝馬には8歳馬・トロットサンダーがおり7歳馬の活躍もあり年長組にも注目です。

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