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【NHKマイルカップ2016】歴代優勝馬紹介と勝利馬の傾向分析

NHKマイルカップは、1996年に現行のG1レースに格上げされています。

格上げされた当初は、外国産馬が大半を占めており、マルガイダービーと呼ばれていました。

格上げされた1996年は、外国産馬のタイキフォーチュンが1分32秒6の高時計でNHKマイルカップを制して競馬ファンを驚かせています。

 

その2年後の1998年には、無敗でNHKマイルカップを制する怪物が現れます。

その名は、エルコンドルパサーです。

エルコンドルパサーは、ダート戦を三連勝した後、初芝のNZT4歳ステークスを2馬身差で快勝し、NHKマイルカップに駒を進めました。

 

クラシック戦線では、スぺシャルウィーク、セイウンスカイが凌ぎを削っており、当面のライバルであったもう一頭の外国産馬の怪物グラスワンダーは骨折で戦線離脱中でした。

単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持されたエルコンドルパサーは、ライバル不在の中、圧倒的なパフォーマンスで楽勝します。

その後、エルコンドルパサーはジャパンカップを制し、凱旋門賞2着しています。

この実績は、NHKマイルカップ20年の歴史の中でも、トップクラスではないでしょうか。

 

外国産馬のダービー出走が可能となった2001年は、クロフネが出現します。

クロフネは、圧倒的なスピードで新馬、条件戦を快勝し、ラジオたんぱ杯3歳ステークスに出走します。

単勝1.4倍の圧倒的な支持を受けたものの、後の皐月賞馬アグネスタキオン、ダービー馬ジャングルポケットに後塵を拝し、3着に敗れます。

 

次走の毎日杯は5馬身差で圧勝し、NHKマイルカップに出走します。

単勝は、1.2倍の断然の1番人気。

レースでは、逃げるグラスエイコウオーを何とか差し切って勝利します。

その後、外国産馬で初めてダービーに駒を進めましたが、結果は、ジャングルポケットの5着に敗れました。

このレースでNHKマイルカップの1600m からダービーの2400mへの距離延長が如何に難しいかを思い知りました。

 

その3年後の2004年。

ついにNHKマイルカップからダービーを制する馬が現れます。

その名は、キングカメハメハ

現在は、種牡馬として大活躍しているキングカメハメハですが、当時の評判は、あまり高いものではありませんでした。

NHKマイルカップでは、何とか1番人気に支持されましたが、前述しているエルコンドルパサーやクロフネに比べると単勝も3.6倍と低い支持でした。

 

しかしながら、レースでは、前述した2頭を上回るパフォーマンスを見せます。

道中9番手からレースを進め、直線では、安藤克己騎手にエスコートされ、メンバー最速の上りで5馬身の圧勝劇を披露します。

この圧勝劇が評価され、ダービーでは1番人気に支持され、期待に応え、見事快勝します。

 

2008年にも、キングカメハメハと同様のローテーションで変則2冠を達成した馬がディープスカイです。

ディープスカイは、未勝利を勝ち上がるまで5戦を要しており、重賞もG3毎日杯しか制していませんでした。

NHKマイルカップでは、単勝4.3倍の1番人気でしたが、なぜここまで支持を受けたのか、わかりませんでした。

 

しかしながら、レースでは、道中後方から進め、直線一気の脚を繰り出し、ブラックシェルに1馬身3/4の着差で快勝します。

次走のダービーでもNHKマイルカップと同じようなレースを見せ、快勝します。

 

NHKマイルカップはスプリンター、マイラーが有利

 

近年では、グランプリボスカレンブラックヒルミッキーアイルなどがNHKマイルカップを制していますが、何れもスプリンターからマイラーの馬が多い傾向です。

 

昨年は、皐月賞5着馬のクラリティスカイがNHKマイルカップを制していますが、クロフネ産駒だけにマイラーではないでしょうか。

 

クラシック戦線からの出走馬を狙うか、NHKマイルカップに照準を絞った馬を狙うかは、意見の分かれるところですが、近年の傾向からは、マイラーを狙うのが無難な選択ではないでしょうか。

 

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画像:http://ameblo.jp/nhk-mile/

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