6月から始まった2016メイクデビュー。
来年のクラシックに向けて、続々と2歳馬が勝ち上がっています。
サマーシーズンも終わりのこの時期にここまでデビューした馬の中から、来年も期待できそうな馬を探してみましょう。
最近の5年間で春の牡馬,牝馬クラシック2冠を勝った馬は18頭(2冠馬が2頭います)なのですが、9月以降の阪神,中山開催でデビューしたのは、12頭なのでサマーシーズンにデビューしたのは6頭です。
その内の3頭が北海道シリーズ、あとは小倉,中京と6月東京でした。
これを踏まえて探してみましょう。
2016年デビュー 注目の新馬
2016年にデビューした新馬で現在も勝ち上がり中の注目新馬を紹介していきます。
【トリコロールブルー】牡馬
(栗東・友道厩舎)中京芝2000m1着
ステイゴールド産駒、兄にダノンジェラート(セントライト記念3着5勝)とワールドインパクト(青葉賞2着・現役)がいます。
デビューに2000mを選んだように距離が長い方が力を発揮するパワータイプ。
切れ味勝負になる東京、京都で勝てるかどうかがクラシックへの別れ道でしょう。
【クライムメジャー】牡馬
(栗東・池江厩舎)中京芝1600m1着
ダイワメジャー産駒、兄のはサトノノブレス(重賞4勝)。
上がり最速をマークしての完勝。
ダイワメジャー産駒のためクラシックでの距離延長が鍵。
【ミラアイトーン】牡馬
(栗東・池江厩舎)小倉芝2000m1着
ロンロ産駒、父はオーストラリア産で26勝を挙げた名馬。
4~5歳で活躍しており成長力も期待できます。
【ソウルスターリング】牝馬
(美浦・藤沢厩舎)札幌芝1800m1着
父フランケルは14戦無敗、母スタセリタはG1・6勝の超良血馬。
能力は高いが、サドラーズウェールズ~ガリレオと続く系譜は日本で活躍しない定石を破ることが出来るのか、注目が集まります。
【ディーパワンサ】牝馬
(栗東・松下厩舎)中京2歳ステークス優勝。
ディープブリランテ産駒。
メイクデビュー,中京2歳ステークスを連勝。
父は新種牡馬だがディープインパクト系らしくスピードや切れは申し分ないと思います。
タイプ的には桜花賞向きな感じです。
【ヴァナヘイム】牡馬
(栗東・角居厩舎)小倉芝1800m1着。
キングカメハメハ産駒。
母はマーメイドステークス勝ちで名牝エアグルーヴの子という良血。
桜花賞よりはオークスって感じの配合ですが、期待はできそうです。
【ヴゼットジョリー】牝馬
(栗東・中内田厩舎)新潟2歳ステークス優勝。
ローエングリン産駒。
姉に現役4勝のベルルミエール。
メイクデビュー,新潟2歳ステークスを連勝。血統的には地味だが、2戦とも好位で折り合っての完勝。
桜花賞向きでしょう。
まとめ
今年のサマーシリーズの2歳限定のマイルオープン、重賞は共に牝馬が優勝しました。
これから秋に向かって続々と前評判の高い馬がデビューします。
今後もメイクデビューに注目しながら、来年のクラシック馬を探していきたいと思います。
追記 2016/11/14
2016年11月12日時点での、2歳馬ランキング牡馬編を作りました。
来年のクラシックで活躍を期待できる馬をまとめましたので、気になる方は上のリンクからチェックしてみてください!