2016年ダービー馬のマカヒキ
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あちらこちらで秋の足音が聞こえはじめてきましたね!
競馬の番組も夏競馬から秋競馬へと変わっていき、スプリンターズステークスから年末の大一番・有馬記念まで、競馬ファンのドキドキが止まらない日々が続いていきます。
秋のG1路線を楽しむのはもちろんですが、その陰で日本ダービー優勝を目指して熾烈な争いを繰り広げている2歳馬にも注目したいところですよね。
ここでは、今年の有力2歳新馬の中から、2017年の日本ダービー馬候補がどの馬になるのかを私の独断と偏見でご紹介していきます!
2017年 ダービー馬候補を紹介!
トリコロールブルー 牡(栗東・友道康夫厩舎)
父 :ステイゴールド
母 :ペンカナプリンセス
馬主:シルクレーシング
牧場:ノーザンファーム
2016年にマカヒキで日本ダービーを優勝した友道厩舎が送り出す期待の素質馬!
兄には、2014年の青葉賞で2着に入ったワールドインパクトがいます。
7月17日の新馬(中京芝2000m)に出走し、余裕たっぷりのレース運びで楽勝しました。
まだ緩い部分がありますが、今後の伸びしろ次第では、トリコロールブルーが友道厩舎の日本ダービー連覇を決めるかもしれません!
ヴァナヘイム 牡(栗東・角居勝彦厩舎)
父 :キングカメハメハ
母 :グルヴェイグ
馬主:サンデーレーシング
牧場:ノーザンファーム
ウオッカやヴィクトワールピサ、エピファネイア、など数多くの名馬を輩出している名門・角居厩舎が10年ぶりの日本ダービー制覇を狙う逸材!
8月28日に新馬(小倉芝1800m)に出走し、馬なりの手ごたえで勝ち切りました。
母の母にエアグルーヴという血統で、近親にはドゥラメンテやルーラーシップがいる、という超良血馬です。
アルアイン 牡(栗東・池江泰寿厩舎)
父 :ディープインパクト
母 :ドバイマジェスティ
馬主:サンデーレーシング
牧場:ノーザンファーム
2015年に中央G1を4勝するなど、2004年の開業以降、第一線で活躍し続けている池江厩舎の中でも、現2歳ナンバーワンの実力を持つとされているアルアイン。
母・ドバイマジェスティは、2010年に米国のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(G1・ダート1400m)を優勝しているスピードスター!
父譲りの総合力の高さと、母譲りのスピードの豊富さが上手く組み合わさったような馬体をしていますので、母が短距離馬であっても距離は問題ないと思います。
トゥザクラウン 牡(栗東・池江泰寿厩舎)
父 :キングカメハメハ
母 :トゥザヴィクトリー
馬主:キャロットファーム
牧場:ノーザンファーム
トップステーブルの池江厩舎から、もう1頭期待の若駒をご紹介しましょう!
母・トゥザヴィクトリーは2001年のエリザベス女王杯を優勝しているほか、兄にも重賞4勝馬・トゥザグローリー、2014年の皐月賞2着馬・トゥザワールドがいる、という一流血統出身のトゥザクラウン。
先にデビューした兄姉よりも馬体の良さが抜き出ていますし、トゥザヴィクトリー産駒の最高傑作ともいわれています。
ダブルバインド 牡(栗東・藤原英昭厩舎)
父 :ディープインパクト
母 :ラッシュラッシーズ
馬主:金子真人ホールディングス
牧場:ノーザンファーム
キングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ、という3頭の日本ダービー馬のオーナーである金子真人ホールディングスが、2015年のセレクトセールで2億3,000万円という破格の値段で落札したダブルバインド。
金子真人ホールディングスは、セリ市で能力馬を見つけ出す事に定評があるオーナーですから、大金をつぎ込んだダブルバインドには大きな期待が懸かっています。
2010年の日本ダービーをエイシンフラッシュで優勝するなど、百戦錬磨の藤原厩舎が管理するという点もポイントです。
ディープインパクト産駒×ノーザンファームに注目
今回ご紹介した5頭は、いずれもディープインパクト産駒でノーザンファーム出身という共通点があります。
毎年のように素質馬を輩出しているディープインパクト産駒と、日本一の育成施設を持つノーザンファーム、という組み合わせから2017年の日本ダービー馬が誕生する可能性はきわめて高いのではないでしょうか。