レース日程

レース名	新潟２歳ステークス(G3)
日程	2016年8月2８日（日）
競馬場	新潟競馬場/芝左/1600m
条件	サラ系２歳オープン

 

近年はハープスターや古くはセイウンワンダー、負けた馬の中にもジャスタウェイやイスラボニータなど、後のGⅠ馬を数多く輩出している出世レースです。

 

基本的に1勝馬同士のレースだけに予想する側としては非常に難しいのですが、その分穴馬が台頭する余地も非常に大きいレースなだけに、血統や初戦(や2、3戦目)のレース内容から魅力的な穴馬を積極的に狙っていきたいですね。

 

それでは予想に入りたいと思います。

 

 

レース最終予想

 

 

◎　⑫オーバースペック

初戦と2戦目のレースを何度も見直してみましたが、追われてから確実に伸びる破壊力のある末脚は今回のメンバーの中では一番でしょう。

 

特に前走の福島の未勝利戦では直線短いコースながら、4コーナーを回ってから仕掛け直線だけでほぼ全頭を交わし切る素晴らしい末脚でした。

 

当日馬場が悪くなって切れが削がれると不安ですが、スローの瞬発力勝負になりやすい新潟外回りの今回は大外一気での差し切りを期待したいと思います。

 

 

○　③イブキ

初戦で見せた叩き合いで絶対に負けない勝負根性と、並ばれてからもう一伸びする底力は、まだ未完成な2歳馬同士の戦いにおいて非常に大きな武器と言えるでしょう。

 

一瞬の切れより長くいい脚で最後まで伸び続ける末脚も、新潟の長い直線でこそ最大限活きるのではないでしょうか。

 

昨年の同レースを新潟1600ｍで不利とされる内枠から制した田辺騎手を確保したのも大きく、極端にスローの展開にさえならなければ好勝負の可能性は高いと思います。

 

 

▲　⑪キャスパリーグ

今年のローカル重賞でも猛威を奮っているディープインパクト産駒で、初戦で見せた道中馬群の中で我慢し、直線でも器用に馬群を捌いて抜け出したレース内容は非常に高い完成度を感じさせるものでした。

 

追われてからの反応の速さも大きな武器で、馬群が一団になりやすい今回のコースも初戦の内容から大きな問題にはならないでしょう。

 

阪神の上がりのかかるコースで勝ち切ったことから、多少馬場が渋っても十分対応はできると思います。

 

 

△　⑧アピールバイオ

ペースや展開など色々と恵まれた部分があったにせよ、前走自ら逃げて後続を大きく突き放したレースは能力がないとできるものではないでしょう。

 

他に逃げ馬が見当たらないメンバー構成だけに、再びスローで逃げられる可能性が高そうで、展開面での恩恵も大きそうです。

 

血統的に馬場が渋っても問題なさそうですが、逃げ馬としてはそれほど速くない出脚と、前走から3キロ増える斤量の影響で、他馬にハナを叩かれた際に一抹の不安は残りそうです。

 

 

△　⑦ウインシトリン

初戦で見せた好スタートを切りながら鞍上の指示で控えて楽に折り合う気性面の落ち着きと、直線大外を通る形になりながらも最後までしっかり伸び続ける末脚は、同じ2歳馬の中でも大きな武器でしょう。

 

デビュー戦で負かした2、3着馬もその後勝ち上がっており、レースレベル自体もなかなか高いものがありそうです。

 

ステイゴールド産駒の牝馬は昨年も穴を演出しており、あまり人気がないようなら馬券に加えておいて損のない1頭と言えるでしょう。

 

 

かつては前走1400～1600ｍ組が強いレースでしたが、この2年前走1800ｍ組が連続2着しているように若干レース傾向が変わりつつあるのかもしれません。

 

当日は台風の影響で馬場が悪化する可能性もあるだけに、今回上位に評価した1800ｍ組にはスタミナを活かしてしぶといレースを見せてほしいところですね。

 

 

買い目

馬単　　◎⑫、○③、▲⑪、△⑧、△⑦BOX　　各100円　　計2,000円