スピード指数とはなにか?
一言で言えば馬の強さを数値化したものです。
数字が大きいほど強く、小さいほど弱いということになります。
テストの点数みたいなものですね(笑)。
重要なのはどうやって点数をつけているのか、ということ。
計算方法
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
これが計算式になります。
複雑ですね。
一つずつ説明します。
基準タイム
各競馬場の各距離での平均タイム(主に500万下、1000万下のレース)を計算したもの。
走破タイム
スピード指数を求めたい馬のタイムですね。
]基準タイムから走破タイムを引いた差は0.1秒を1とし、1秒なら10になります。
距離指数
長距離のレースと短距離のレースとでは条件が全く異なります。
タイム差も長距離の1秒と短距離の1秒では同じ1秒でも内容は違いますよね。
それを同じ距離を走った場合と想定して比較するための指数。
馬場指数
馬場は各競馬場、天気、開催何日目か、などの要素でまるで変わってきます。
その差を補うための指数です。
斤量
スピード指数を求めたい馬の斤量から55を引きます。
55kgより軽い場合はマイナスになります。
一通り説明しましたが、理解できた人は少ないでしょう。
まず、基準タイムを個人で計算するとなると毎週毎レースすべてデータをとり、計算しなければなりません。
さらに馬場指数に関しては自分で競馬場まで行って馬場を確認しなくてはいけません。
ちなみに馬場は良、稍重、重、不良の4種類ですが、雨上がりの良馬場と1週間晴れ続きの良馬場は同じ良馬場発表でも全く芝やダートの質が違います。
まず素人に判断は無理でしょう。
ですから計算式は分かっても正確なスピード指数は素人には判断し難いと思います。
でも、『安心して下さい。新聞に載ってますよ!』(笑)
そうです。
ちゃんとプロが計算して出したスピード指数は調べれば出ています。
おすすめのスピード指数は、日刊スポーツが独自に開発している日刊コンピ指数です。
攻略本が発売されるくらい有名な指数なので、「指数を使って予想してみたいけど、どれがいいか分からない。。」という初心者の方にはおすすめの指数でしょう。
スピード指数を用いた予想方法
結局は単純に数値の高い馬を買えば良いだけのこと。
数値が高いということは、過去のレースが好成績、例え好成績でなくても走破時計が抜けているということになります。
毎レース違う対戦相手では無いのは当然ですが、スピード指数とは対戦したことの無い相手すら同じ条件で走ったらと想定された数値なのですから。
しかし、このスピード指数には弱点があります。
それはある程度の出走履歴が無いと活用できないこと。
過去のレースから計算する訳ですから当然、新馬戦では活用できません。
2戦目、3戦目辺りも信用性に欠ける部分がありますので注意です。
まとめ
ここまでスピード指数に関して話をしてきましたがどうですか?
数値を絶対的に信用できますか?
馬は生き物ですので毎日体調も気分も違うでしょう。
やる気満々の日もあれば走りたくない日もきっとあると思います。
その辺りは数値化できませんよね。
私でも高熱を出したウサインボルトになら勝てるかもしれません(笑)
でも、そうは言ってもやはり数値の高い馬は結果的に強い馬が多いのも事実です。
逆に数値が高いのに人気の無い馬もいます。
そんな時は狙い目です。
とにかくスピード指数の数値はその馬の強さを表わしているものでありますが、レース展開や、馬の調子、騎手の作戦などが絡んでくるのが競馬です。
出走馬の中で数値が最低の馬でも侮ってはいけません…競馬に絶対はないのだから。
ここまでスピード指数とはなにか?について解説してきました。