レース日程
レース名 | 第52回 農林水産省章典 小倉記念(G3) |
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日程 | 2016年8月7日(日)15:35発走 |
競馬場 | 小倉競馬場/芝/2000m |
条件 | サラ系3歳以上オープン ハンデ戦 |
出走馬紹介
ダコール
今年出走したハンデ戦では常に58キロを背負わされながらも、常に勝ち負けに絡む好走を見せており、8歳馬ながら衰えは全く感じさせません。
小倉コースも得意としており、高速決着にも十分対応可能です。
しかし、近年夏に好走実績がないことと、58キロで目一杯のレースを続けてきていることによる疲労残りがやや心配ではあります。
マーティンボロ
前走は着順こそ悪かったものの、それまでのレースとは一転して積極的に先行し、直線馬体がぶつかる不利もありながら最後まで大きく失速せずに走った内容に、復調気配を感じました。
小倉の2000mではほとんど崩れておらず、ハンデも据え置きの57キロなら十分好走可能でしょう。
人気はそれほどないかもしれませんが、注目しておきたい1頭です。
エキストラエンド
近走はずっと1600~1800mの重賞で好勝負を続けていましたが、今回2000mに出走するのが約3年ぶりになります。
久々に走る距離が心配ではありますが、小回りの2000mなら枠順とペース次第で十分対応可能でしょう。
マイルの速い流れを経験していることで楽に先手も奪えそうで、高速馬場の前残りが目立つ小倉コースに変わるのは追い風と言えそうです。
ベルーフ
昨年の小倉記念では3歳馬ながら2着し、その後の活躍が期待されましたが、大敗はしないものの勝ち負けにも絡めないもどかしいレースが続いています。
昨年の夏からずっと使い詰めで来ていたため、疲れの影響もあったかもしれません。
休み明けでもいきなり動けるタイプですが、小脚が上手く使えないタイプだけに、好走には外枠を引くのが条件と言えそうです。
アングライフェン
前走のマレーシアCではペースが遅いと見るや向こう正面で早めに2番手まで押し上げて、直線早めに先頭に立つ正攻法の競馬で押し切って再びOP入りしました。
今年の重賞2戦でも大敗はしてないように、重賞でも今回のメンバーなら条件さえハマれば十分好勝負できる能力はありそうです。
昨年の勝ち馬アズマシャトルと同じ条件戦から参戦というのも、適性的に期待できそうです。
注目レース紹介
★七夕賞(GⅢ)福島芝2000m
明らかにオーバーペースで逃げたメイショウナルトを早めに交わしに行ったマーティンボロですが、それでもまだペース的には動くには早すぎて、マクり気味に動いてきた勝ち馬とダコールが抜け出しましたが、最後は内外の差での2着惜敗でした。
ペースを考えると前々でよく踏ん張ったマーティンボロと、高速馬場でのマイペースの逃げならメイショウナルトの逃げ残りは期待しても良さそうです。
★鳴尾記念(GⅢ)阪神芝2000m
淀みないペースでメイショウナルトが逃げ、直線も大きく失速せずに粘る中、早め先頭に立った勝ち馬を目掛けて終始内で脚を溜め、G前一瞬の脚で差を詰めたプランスペスカが0.1差の接戦に持ち込む大健闘でした。
馬場や枠順の恩恵もあったかもしれませんが、上位陣のレベルを考えるとプランスペスカの走りをフロック視するのは危険な気がします。
★マレーシアC(1600万)中京芝2000m
道中スローで流れる中、向こう正面で外から無理なく2番手まで押し上げたアングライフェンが、直線早め先頭から追いすがってくるウォルシェーブを一杯に抑え切っての完勝でした。
直線の長い中京コースで自ら勝ちに行って押し切った内容は好評価でき、同じレースができれば簡単には失速しないでしょう。