レース日程
レース名 | 第52回 農林水産省章典 小倉記念(G3) |
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日程 | 2016年8月7日(日)15:35発走 |
競馬場 | 小倉競馬場/芝/2000m |
条件 | サラ系3歳以上オープン ハンデ戦 |
☆過去5年歴代優勝馬
2015年 → アズマシャトル(6人気)
2014年 → サトノノブレス(3人気)
2013年 → メイショウナルト(3人気)
2012年 → エクスペディション(3人気)
2011年 → イタリアンレッド(4人気)
☆優勝馬プロフィール
2015年 アズマシャトル 牡4歳 鹿毛
生年月日 |
2011年4月5日 |
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調教師 |
加用正(栗東) |
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馬主 |
東哲次 |
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生産者 |
下河辺牧場 |
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血統 |
父 |
ゼンノロブロイ |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
ローミンレイチェル |
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母 |
ブレッシング |
父 |
マルゼンスキー |
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母 |
ブラダマンテ |
2014年 サトノノブレス 牡4歳 黒鹿毛
生年月日 |
2010年3月18日 |
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調教師 |
池江泰寿(栗東) |
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馬主 |
里見治 |
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生産者 |
メジロ牧場 |
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血統 |
父 |
ディープインパクト |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
ウインドインハーヘア |
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母 |
クライウィズジョイ |
父 |
トニービン |
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母 |
クライングフォーモア |
2013年 メイショウナルト セ5歳 鹿毛
生年月日 |
2008年2月10日 |
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調教師 |
武田博(栗東) |
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馬主 |
松本好雄 |
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生産者 |
鎌田正嗣 |
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血統 |
父 |
ハーツクライ |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
アイリッシュダンス |
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母 |
スターペスミツコ |
父 |
カーネギー |
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母 |
マーチンミユキ |
2012年 エクスペディション 牡5歳 栗毛
生年月日 |
2007年5月17日 |
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調教師 |
石坂正(栗東) |
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馬主 |
社台レースホース |
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生産者 |
社台コーポレーション白老ファーム |
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血統 |
父 |
ステイゴールド |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
ゴールデンサッシュ |
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母 |
ビーモル |
父 |
Lyphard |
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母 |
Bemis Heights |
2011年 イタリアンレッド 牝5歳 鹿毛
生年月日 |
2006年2月24日 |
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調教師 |
石坂正(栗東) |
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馬主 |
東京ホースレーシング |
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生産者 |
社台ファーム |
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血統 |
父 |
ネオユニヴァース |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
ポインテッドパス |
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母 |
バルドネキア |
父 |
Indian Ridge |
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母 |
Rosa de Caerleon |
☆レース回顧
2015年 アズマシャトル 松若風馬
<レースでの動き>
馬場状態 良
決着時計 1.57.3
ラップタイム 11.9-10.7-11.4-12.2-11.7-11.8-12.0-12.1-12.2-12.0
(前半1000m通過→57.9 上がり3ハロン→36.3)
中団待機から馬群の大外を回る豪快な競馬でベルーフ以下を一気に差し切りました。
アズマシャトルは10戦目で初の重賞勝利。
鞍上の松若風馬騎手は嬉しい重賞初Vとなりました。
<評価>
速めのペースになって差しが決まる展開になったのが大きな勝因ですが、2走前の鳴尾記念で良い末脚を使って3着に入っているように、6番人気に甘んじる馬ではなく、人気の盲点になっていました。
2014年 サトノノブレス 和田竜二
<レースでの動き>
馬場状態 良
決着時計 1.57.3
ラップタイム 12.4-11.0-11.3-12.8-12.5-11.9-12.1-12.0-11.4-12.4
(前半1000m通過→60.0 上がり3ハロン→35.8)
中団待機から1番人気のラストインパクトを徹底マーク。
ラストインパクトの末脚は途中で鈍りましたが、サトノノブレスは終始良い手応えでレースを進め、馬場の外めから父・ディープインパクト譲りの強烈な末脚を披露して優勝しました。
<評価>
前走の天皇賞(春)では8着に敗れていましたが、2000m前後の距離が得意なサトノノブレスにとっては、3200mの天皇賞(春)は距離が長すぎました。
約3ヶ月の休み明け初戦だったものの、相手が弱くなった事と適性距離に戻った事がプラス材料になって、2014年の日経新春杯に続く重賞2勝目を決めました。
2013年 メイショウナルト 武豊
<レースでの動き>
馬場状態 やや重
決着時計 1.57.1
ラップタイム 12.3-10.8-11.1-12.0-11.8-11.9-12.2-11.8-11.3-11.9
(前半1000m通過→58.0 上がり3ハロン→35.0)
道中は中団の内ラチ沿いで末脚を溜めます。
3コーナーと4コーナーの中間点からペースが上がると、メイショウナルトは内ラチ沿いをスルスルと上がっていき、直線手前で先頭。
53kgという軽い斤量を活かしたロングスパートで他馬を完封しました。
<評価>
1600万下・関ヶ原ステークス2着からの格上挑戦となりましたが、53kgのハンデも味方して、重賞の常連組を一蹴してみせました。
今のメイショウナルトは快速の逃げ馬として知られていますが、2013年・小倉記念当時のメイショウナルトは好位で脚を溜める競馬をしていました。
2012年 エクスペディション 浜中俊
<レースでの動き>
馬場状態 やや重
決着時計 1.59.8
ラップタイム 12.2-10.7-11.6-12.5-12.0-11.8-11.6-11.6-11.7-11.6
(前半1000m通過→59.0 上がり3ハロン→34.9)
中団待機から直線で馬場の外に切り替えて先行馬たちを一気に差し切りました。
エクスペディションの上がり3ハロンのタイムは、メンバー中最速タイの34.5秒。
力強い末脚を披露して重賞初勝利を収めました。
<評価>
このレースまでに小倉競馬場の芝コースで4勝を挙げていたエクスペディション。
前走の七夕賞で8着に敗れていて、やや評価を落としていたのですが、エクスペディションが最も得意とする小倉競馬場で見事に巻き返しました。
2011年 イタリアンレッド 浜中俊
<レースでの動き>
馬場状態 良
決着時計 1.58.0
ラップタイム 11.8-10.7-10.8-12.0-11.8-11.8-12.0-12.0-11.8-12.6
(前半1000m通過→57.1 上がり3ハロン→36.4)
レース序盤から中盤にかけては中団に待機して末脚を溜めます。
3コーナー・4コーナーの中間点で一気に上がっていき、残り200m付近で先頭に立ち、そのまま押し切りました。
ゴール板寸前で浜中俊騎手が思わずガッツポーズするほどの快勝でした。
<評価>
52kgで出走した前走・七夕賞で1着。
小倉記念は3kg増の55kgでの出走を余儀なくされましたが、充実期にあったイタリアンレッドには関係なく、七夕賞同様に鋭い末脚を見せて重賞連勝を決めました。
☆優勝馬の総評
小倉記念が行われる小倉競馬場は、他の競馬場よりも直線が短いコースですから、逃げ馬や先行馬が残りやすいのでは?とお考えの方も多いかと思います。
しかし、過去5年の歴代優勝馬を振り返ってみると、全ての優勝馬が中団待機からの差し切り勝ちを決めていました。
小倉記念に関しては、「逃げ・先行馬有利」という小倉競馬場攻略のセオリーを崩す必要があります。
また、過去5年では1番人気が1勝もしていません。
今年も大混戦間違いなし!というメンバー構成ですから、1番人気を買うのであれば相手までに留めるのが良いのではないでしょうか。
以上、小倉記念の過去5年歴代優勝馬から見る傾向と対策でした。