レース日程
レース名 | 第16回アイビスサマーダッシュ(G3) |
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日程 |
2016年7月31日15:45発走 |
競馬場 | 新潟競馬場/芝/直線1000m |
条件 | サラ系3歳以上オープン |
新潟の開幕週のメインを彩る日本で唯一の直線競馬の重賞レースです。
1000mという距離ながら、その中でも様々な駆け引きやコース取り、さらには騎手の仕掛け所の判断などがレース中に垣間見えて、個人的には非常に好きなレースの一つです。
今回シュウジが出走してこなかったのは残念ですが、昨年の覇者であるベルカントがまたレースを面白くさせてくれそうですね。
それでは予想に入りたいと思います。
最終レース予想
◎⑬ ネロ
今回の3強と呼ばれるベルカント、プリンセスムーンとの比較で、一番マイナス要素が少なく、プラス要素が大きいのがこの馬でしょう。
前走より1キロの斤量減に加えて、何よりも大外枠を引けたのは非常に大きな利点と言えそうです。
ヨハネスブルグ産駒は直線1000mのコースを非常に得意にしており、これらの条件を加味すればこれまであと一歩の結果が続いていた重賞初制覇のチャンスは十分にありそうです。
○④ ベルカント
ドバイ帰りに酷量を背負っていたという非常に厳しい条件であった前走を好走したことで、今回の上積みが一番大きいのがこの馬でしょう。
直線競馬への適性は昨年の同レースで証明済みで、前走から斤量が0.5キロ少なくなるのはテンのダッシュ力にとって非常にプラスになりそうです。
大外枠を引けた昨年に加えて4枠4番という内寄りの枠順になったのはやや不安ですが、出遅れでもない限り凡走は考え辛い1頭です。
▲③ ローズミラクル
初の直線競馬となった前走はやや追走に苦労する面を見せながらも、残り200mから混戦の2着争いに加わって適応力の高さを見せました。
初めての直線競馬で適性を見せただけに、2戦目となる今回はさらに大きな上積みを期待できそうです。
中山芝1200mでの勝ち鞍やダート勝ちの実績からも、G前にもう一伸びできる底力に期待するのは悪くないでしょう。
3強崩しがあればこの馬かと思います。
△⑥ プリンセスムーン
今回と同じ舞台で連勝中とこのメンバーの中でも勢いは一番で、前走斤量差があったとはいえネロに勝ったことから重賞でも能力は十分に通用しそうです。
アドマイヤムーン産駒も直線競馬で非常に好成績で、何よりも直線競馬で連対率100%なのは大きな魅力でしょう。
ただ、ネロと4.5キロあった斤量差が今回2キロに詰まることに加えて、枠順も逆になったことから今回はこの評価にしたいと思います。
△① ヤマニンプチガトー
直線競馬で最も不利な最内枠に加えて、OPであと一歩の成績からおそらく人気は全くないと思われますが、一番大きく負けたのも0.8差でそこまで大きく負けているわけではありません。
6走前ではローズミラクルにも勝利しており、何よりも『直線競馬職人』とも言える村田騎手騎乗なのは非常に大きな魅力です。
3着までの大穴候補として、こっそり期待したいと思います(笑)。
1000mという距離ながらスタートからゴールまで一息で走り切れる距離ではなく、最後の200mでもう一伸びするスタミナと、失速せずに踏ん張るパワーが問われるため、今回は『枠順』に加えて、『テンのダッシュ力』と『ダート実績』にも重きを置いた予想になりました。
馬券の的中と共に、夏の快速王の称号を目指す馬達の純粋なスピード勝負を十分に楽しみたいですね。
《買い目》
馬単 ◎13 → ○4、▲3、△6、△1 各300円 計1,200円