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歴代ダービー馬の特徴や傾向を徹底分析

出典:wikipedia

 

日本ダービーとは?

 

東京競馬場の芝2400mで行われる3歳馬限定のレースです。

 

3歳牝馬の頂点を決めるオークス、国内外の最強馬が集うジャパンカップと同じコース設定で、5月末から6月の初めに開催される事が通例となっています。

 

勝ち馬には引退後の種牡馬転身が約束されるだけでなく、勝った騎手や調教師の名前が一生語り継がれる事から、全てのホースマンが勝利を目指す日本競馬界最高の栄誉として知られています。

 

トウカイテイオー、ナリタブライアン、ディープインパクトという競走馬たちが優勝馬として名を連ねている日本ダービーの歴代勝ち馬からダービー馬になるための特徴や傾向を探し出し、徹底分析していきます。

 

 

2010年~2016年の日本ダービー勝ち馬紹介

 

2010年 エイシンフラッシュ(騎手:内田博幸)

 

父・キングズベスト

母・ムーンレディ

 

7番人気で出走。

前半1000mの通過タイムが61.6秒、というスローペースの中、中団で脚を溜めたエイシンフラッシュ。

 

直線に入り、ローズキングダムが先頭に立つものの、馬場の真ん中からエイシンフラッシュが差し込み、残り150mで先頭に立ち、そのまま押し切りました。

 

上がり3ハロンのタイムが日本ダービー史上最速の32.7秒を記録しての勝利でした。

 

 

2011年 オルフェーヴル(騎手:池添謙一)

 

父・ステイゴールド

母・オリエンタルアート

 

G1・3勝馬のドリームジャーニーを全兄に持つ良血馬。

皐月賞を優勝しており、1番人気で出走。

 

大雨の影響により不良馬場で開催。

極端な道悪馬場に脚をとられる馬が続出したものの、絶対的な実力を持つオルフェーヴルには関係ありませんでした。

 

直線でグングン脚を伸ばし、残り250mで先頭に立ち、ウインバリアシオンが追い詰めるも、1馬身3/4差でオルフェーヴルに軍配。

 

日本ダービー後もオルフェーヴルの快進撃は続き、菊花賞を優勝。

 

2005年のディープインパクト以来、6年ぶりに牡馬クラシック三冠を達成しました。

 

 

2012年 ディープブリランテ(騎手:岩田康誠)

 

父・ディープインパクト

母・ラヴアンドバブルズ

 

3番人気で出走。

高速馬場かつ馬場の内側を通らなければ上位争いができない、という馬場状態の中、3番手のインで脚を溜めます。

 

残り200mで先頭に立ったディープブリランテは、外から猛烈な勢いで追い込んでくるフェノーメノの追撃をハナ差しのいで、皐月賞3着からの逆襲を果たしました。

 

日本ダービー後は振るわず、菊花賞出走前に屈腱炎を発症して現役を引退しました。

 

 

2013年 キズナ(騎手:武豊)

 

父・ディープインパクト

母・キャットクイル

 

1番人気で出走。

前半1000mを60.3秒という遅めのペースでありながら、キズナは本来の後方待機策で直線勝負に賭けます。

 

ライバルのエピファネイアが万全の態勢で先頭に立ったところを、大外から脚を伸ばしたキズナがゴール板寸前で交わしきって優勝。

 

武豊騎手は父・ディープインパクトでも日本ダービーを勝っていて、同じ騎手が父子で日本ダービーを優勝する、という大偉業を達成しました。

 

日本ダービー後、凱旋門賞に出走するも4着。

 

以降はケガに苦しみ、日本ダービーで見せた豪脚を再び見せる事はなく、2015年9月にターフを去りました。

 

 

2014年 ワンアンドオンリー(騎手:横山典弘)

 

父・ハーツクライ

母・ヴァーチュ

 

3番人気で出走。

前半1000mを59.6秒で通過する平均ペースで進む中、ワンアンドオンリーは皐月賞馬・イスラボニータを射程圏内に入れながらレースを運びます。

 

直線で先に抜け出したイスラボニータを残り200mで捕まえ、最後の最後まで抵抗するイスラボニータをなんとか振り切り、1着でゴール。

 

定年を間近に控えていた橋口弘次郎調教師が悲願の日本ダービー初制覇を飾っています。

 

 

2015年 ドゥラメンテ(騎手:ミルコ・デムーロ)

 

父・キングカメハメハ

母・アドマイヤグルーヴ

 

1番人気で出走。

エリザベス女王杯を連覇しているアドマイヤグルーヴの最後の産駒で、デビュー前から高い評価を得ていました。

 

前走の皐月賞では後方待機から豪快に追い込む競馬をしていたものの、日本ダービーでは中団からレースを進め、残り300mで先頭。

 

2着・サトノラーゼン以下の追い上げを楽に完封し、皐月賞と合わせての二冠を達成しました。

 

日本馬初の凱旋門賞制覇の期待が懸かっていましたが、ケガの影響で凱旋門賞に出走する事はなく、2016年の宝塚記念2着がラストランとなりました。

 

 

2016年 マカヒキ(騎手:川田将雅)

 

父・ディープインパクト

母・ウィキウィキ

 

3番人気で出走。

前走・皐月賞では鋭い脚で追い込むも、中山競馬場の小回りコースがフィットせず2着に終わっていました。

 

中団からレースを進めたマカヒキは、残り150mで先に抜け出していたエアスピネルを捕まえて先頭に立ちます。

 

外から追い込むサトノダイヤモンドとの壮絶な叩き合いの末、ハナ差で日本ダービーのタイトルをつかみ取りました。

 

日本ダービー後は凱旋門賞に向けて調整が進められていて、凱旋門賞のステップレースにあたるニエル賞で復帰を果たします。

 

 

前走成績に共通点あり

 

2010年から2016年までに日本ダービーを勝った馬の前走成績を振り返ってみましょう。

 

エイシンフラッシュ → 皐月賞3着

オルフェーヴル   → 皐月賞1着

ディープブリランテ → 皐月賞3着

キズナ       → 京都新聞杯1着

ワンアンドオンリー → 皐月賞4着

ドゥラメンテ    → 皐月賞1着

マカヒキ      → 皐月賞2着

 

キズナ以外の馬は全て皐月賞で好走している事が分かりますよね。

 

ワンアンドオンリーの4着が最低着順ですから、前走が皐月賞であっても5着以下である場合は日本ダービーで1着になる可能性は極めて低いといっていいでしょう。

 

また、京都新聞杯1着から日本ダービーを制したキズナのように、皐月賞以外のレースから参戦する馬は1着である事が絶対条件となります。

 

(1)皐月賞で4着以内に入っている馬

(2)皐月賞以外から参戦する馬は1着が絶対条件

 

日本ダービーの歴代勝ち馬には以上のような特徴があります。

 

これまでの傾向に注意しながらダービーの勝ち馬を予想していきたいですね。

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