中山グランドジャンプ(J・GⅠ) 中山4250m
出走馬紹介
☆ サナシオン
障害転入後負けなしの5連勝で中山大障害に挑むも、G前アップトゥデイトとエイコーンパスの2頭に交わされ初黒星を喫しました。
しかし4着とは2秒以上離れており、前走の阪神スプリングJではアップトゥデイトに雪辱、そして今回中山大障害で先着された2頭が不出走となれば、ここでは負けられないでしょう。
☆ ワンダフルワールド
前哨戦のペガサスジャンプSでは、道中ペースが落ち着いたところで徐々に進出し、先に抜け出していたブライトボーイをG前キッチリ捉えました。
ただ、人気薄で思い切った騎乗がハマった感もあり、本番も人気薄ならヒモ穴として注目といったところでしょうか。
☆ ブライトボーイ
ペガサスジャンプSでは終始2番手を追走し、直線一旦は完全に抜け出すも、G前ワンダフルワールドに交わされての2着でした。
安定した先行力に加えて、中山の障害では3戦して全て3着以内と相性も良く、サナシオン以外強敵が見当たらないこのメンバーなら上位十分だと思います。
☆ ティリアンパープル
昨年の新潟ジャンプS(J・GⅢ)の勝ち馬で、中山大障害でもサナシオンには大きく離されながらも5着と健闘しました。
しかし負けるときは掲示板にも載らない大敗でムラっ気が強く、安定して能力が発揮できない気性はネックです。人気で疑い、人気薄で狙うといったスタンスでしょう。
☆ ウォンテッド
昨年はJ・GⅢで2回3着するなど実力は確かも、近3走は大敗が続いています。
しかし前走は馬体が重め残りで敗因はハッキリしており、今回は人気も一気に落ちそうで、馬体が絞れているという条件付きにはなりますが、見限れないのではないでしょうか。
注目レース紹介
★阪神スプリングJ(J・GⅡ)阪神芝3900m
スタートから楽にハナに立ったサナシオンが、道中後続を離し気味の単騎逃げに持ち込み、道中一旦は後続を引き付けるも、2週目3コーナーから早めにスパートし直線アップトゥデイトを突き放して完勝しました。
1キロの斤量差はあったものの、直線もしっかり伸びており、現状単騎逃げに持ち込めば大崩れすることはないでしょう。
★ペガサスジャンプS(OP)中山芝3350m
終始2番手で、前に人気馬を見ながら進めたブライトボーイが、最後の直線で前を交わし抜け出したところを、道中徐々にポジションを上げていったワンダフルワールドがG前捉えて勝ちました。
どちらかと言えば、勝ち馬よりは先行馬に厳しい流れの中を2番手から最後まで粘ったブライトボーイの方が強いレース内容だったと思います。
サムネイル画像:By The colonel of the lamb (talk) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6574589