馬券を買う上で予想は大切です。
むやみやたらに馬券を買っても当たる確率が低いからです。
しかし、予想した馬券をいざ買い、その馬券が当たったものの、配当が購入金額より少ない場合があります。
馬券を買って当たったにもかかわらず、損をしてしまったのです。
そのことを競馬では「トリガミ」になってしまった、と言います。
馬券が当たらないよりは「トリガミ」になったほうが、お金が少しでも戻ってくるので良いと思われるかもしれませんが、なるべくならトリガミにならないようにお金をかけておきたいものです。
その時に必要になってくるのが「オッズ」です。
オッズは一般に馬券が当たった時の倍率で、オッズが低いほどその馬券が買われており、オッズが高いほどその馬券が買われていないことを表しています。
予想した馬券が「トリガミ」にならないようにするには、購入馬券に対する配当金を計算する必要があります。
これは簡単なことで、購入するレースのオッズを確認し、最低の配当が当たった場合にいくら払い戻しになるか確認して、「トリガミ」になるようならば、購入金額を増やすことで「トリガミ」を回避することができます。
しかし、馬券が当たらなかった場合は、購入金額を増やしたため「トリガミ」を回避した分の馬券購入金額は損したことになるので、覚悟は必要です。
ここでは、単勝・複勝、馬連・ワイドのオッズを例に、オッズの見方や配当金の計算方法を紹介していきたいと思います。
単勝・複勝のオッズ例
単勝 |
枠 |
馬 |
馬名 |
単勝 |
複勝 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
4 |
7 |
ノンコノユメ |
2.4 |
1.1-1.3 |
2 |
7 |
14 |
モーニン |
5.1 |
1.7-2.6 |
3 |
3 |
5 |
ベストウォーリア |
7.2 |
1.7-2.5 |
4 |
2 |
3 |
コパノリッキー |
7.9 |
2.4-3.8 |
5 |
1 |
2 |
ホワイトフーガ |
9.0 |
2.3-3.7 |
上記の表は第33回フェブラリーSの単勝と複勝のオッズです。
頭数は16頭立てでしたが5番人気までの表示とさせていただきます。
1番人気のノンコノユメは単勝が2.4倍ですので、100円かけると240円になります。
一方、複勝は1.1倍~1.3倍というように幅を持たせています。
ではなぜこのように1.1倍~1.3倍と幅を持たせているのでしょうか。
例えば、上記のフェブラリーSが1番人気、2番人気、3番人気で決着した場合、ノンコノユメの複勝オッズは1.1倍になります(ノンコノユメの着順は関係ありません)。
1番人気、15番人気、16番人気で決着した場合、ノンコノユメの複勝オッズは1.3倍です。
実際の着順は、3番人気、1番人気、7番人気で決着したため、ノンコノユメの複勝オッズは1.2倍でした。
一番複勝が売れている、1番人気、2番人気、3番人気の組み合わせで決まった場合、払い戻しをする口数も多いですから、その一口に対する払い戻しの金額も少なくなります。
ですのでオッズは低くなります。
一方、1番人気、15番人気、16番人気で決まった場合、15番人気、16番人気は売れていないのですから、その分、一口に対する払い戻しの金額が多くなります。
ですからノンコノユメの配当も多くなり1.3倍になります。
実際の結果は、3番人気、1番人気、7番人気で決着したため、7番人気は2番人気より複勝の馬券が買われていませんから、その分、一口に対する払い戻しが大きくなり、1.2倍の配当になりました。
このように1番人気のノンコノユメの複勝オッズは、1着~3着になった他の馬の人気に影響されます。
一方、複勝と似た馬券では「ワイド」という馬券もあります。
馬連・ワイドのオッズ例
人 |
組み合わせ |
馬連 |
ワイド |
---|---|---|---|
1 |
7-14 |
6.8 |
3.0-3.3 |
2 |
5-7 |
8.0 |
2.8-3.2 |
3 |
2-7 |
10.9 |
4.2-4.7 |
4 |
3-7 |
12.5 |
5.5-6.1 |
5 |
6-7 |
12.7 |
4.7-5.2 |
6 |
5-14 |
17.9 |
6.4-7.7 |
7 |
2-14 |
25.9 |
9.5-11.1 |
8 |
4-7 |
27.1 |
10.7-11.9 |
9 |
3-14 |
27.6 |
10.2-11.7 |
10 |
2-5 |
28.7 |
8.3-9.8 |
上記の表の馬連の1番人気の組み合わせは7-14でオッズは6.8倍なので、100円かけると680円の払い戻しになります。
ワイドの場合のオッズは複勝と同じような考え方で大丈夫です。
まとめ
このようにオッズのことを考えながら馬券を買っていると、馬券が的中したのに儲からないという「トリガミ」という現象を防ぐことができます。
しかし、だからと言ってオッズばかりを気にして、オッズが馬券予想の柱になっては、取れる馬券を逃すこともありますので、自分なりの予想をした後に、オッズは目安程度に見るのが大事ではないかと思います。
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