ユニオンオーナーズクラブは、日高の生産牧場から馬を提供し成り立っているクラブです。
サンビスタなど牝馬でありながらダートの混合G1レースを勝利した馬も所属しており、2018年度募集馬にはサンビスタの産駒もいます。
2017年は皐月賞を制覇しダービーでも2着となったエポカドーロが活躍しました。
2018-2019デビュー予定の馬たちもエポカドーロに続く活躍を見せて欲しいですね。
では、注目の2歳馬たちを見ていきましょう。
アドレ
厩舎:(栗東)昆貢
父:ヒルノダムール
母:ダッチェスドライ
生産者:橋本牧場
橋本牧場の繁殖牝馬から産まれたヒルノダムールは、牧場期待の新種牡馬です。血統なども考え抜かれており、母は怪我で引退を余儀なくされたものの素質をたかく評価されていた馬です。
募集時から牧場での評価は高く、周囲からも注目を集めるなど期待を持たれていました。
アドレは札幌の新馬戦を快勝しており、芝の短距離レースに高い適性を示しました。今後は短距離重賞からマイル路線まで、幅広く活躍してくれるのではないでしょうか。
初戦からスムーズにレースを進め、センスの高さも光ります。
アンジュミニョン 牝
厩舎:(栗東)佐々木晶
父:ルーラーシップ
母:チェリーエンジェル
生産者:高村牧場
ルーラーシップ産駒は期待されている馬も多いですが、アンジュミニョンの場合は兄も勝ちあがっており更に期待が高まります。芝マイルから中距離路線に進んてくれそうな血血統背景も魅力です。
牧場でも桜花賞に出走できるのではないかと募集時から期待をかけられているようで、デビューが待ち遠しい1頭ですね。
マルキーズ 牝
厩舎:(栗東)角居勝彦
父:ヴィクトワールピサ
母:フレンチリヴィエラ
生産者:グランド牧場
重賞戦線でも活躍を見せたカデナの妹で、半兄のスズカコーズウェイも高いへレベルで活躍しました。
芝のマイル〜中距離で活躍する産駒が多いですが、マルキーズの父も芝中距離で結果を残しています。足さばきも柔らかく芝向きの馬体に出ており、重賞戦線でも兄のように鋭い脚を見せてくれるのではないでしょうか。
ルフランエトワール 牝
厩舎:(栗東)今野貞一
父:オルフェーヴル
母:スターズインハーアイズ
生産者:矢野牧場
クラブで兄弟馬も募集されており、勝ち上がりを果たしています。またユニオンオーナーズクラブのオルフェーヴル産駒ではエポカドーロが活躍しており、期待が持てます。
全姉のクロンヌデトワールも未勝利を勝ち上がり、ルフランデトワールもそれに続けるのではないでしょうか。母はディープインパクトの半姉に当たり、血統的にも魅力を持っています。3冠馬のオルフェーヴルを父に迎えて、クラシックでの活躍も夢見られる配合です。
ウェイクール 牡
厩舎:(栗東)松下武士
父:ジャスタウェイ
母:タイキシャイン
生産者:山際辰夫
ユニオンでは毎年先行募集馬として数頭がラインナップされますが、ジャスタウェイ産駒であるこの馬も先行募集馬の1頭です。
今年からデビューを果たしたジャスタウェイ産駒は順調に勝ちあがっており、期待も持てます。
セールでの高評価からも芝レースでの活躍が見込めそうで、兄のサウンドアプローズや姉のアンノートルもコンスタントに勝ちあがっており注目できそうです。
グランヴィクトリア 牝
厩舎:(栗東)杉山晴紀
父:スウェプトオーヴァーボード
母:バイオレントハート
生産者:上水牧場
父がスウェプトオーヴァーボードと言うこともあり距離適性は短距離と思われますが、安定して走ってくれるのではないでしょうか。スプリント路線で活躍する馬に育ってくれそうです。
スノーベリー 牝
厩舎:(栗東)寺島良
父:クロフネ
母:キングスベリー
生産者:日進牧場
兄にキングズガードがおり、ダート適正の高さが窺えます。クロフネとの配合で芦毛の牝馬と言うこともあり、なかなか期待できるのではないでしょうか。
ダート短距離からマイルまでで好走を見せてくれそうな馬です。
ラヴィッスマン 牡
厩舎:(栗東)中内田充
父:ロードカナロア
母:ティックルピンク
生産者:辻牧場
兄にはアキトクレッセントがいます。ロードカナロアと交配したことで筋肉もがっしりしており更に力強い走りが見られそうです。
短距離ダートに特化した血統ですが、ロードカナロアの血が入ったことで様々な路線での活躍も期待できます。
レイザーズエッジ 牝
厩舎:(栗東)松田国英
父:ジャスタウェイ
母:ファニーモーク
生産者:辻牧場 0.0
父ジャスタウェイと言うこともあり、中距離程度まで距離適正がありそうです。
気性が前向きで、早くからデビューが見られるのではないでしょうか。
まとめ
ユニオンでは当歳馬の先行募集もあり、長く一口馬主を楽しみたい方に最適です。
クラブゆかりの血統馬も多く、毎年様々なラインナップから出資馬を選ぶことができます。
ゆったり長く楽しむことを考える方に向いていますが、サンビスタやエポカドーロなどG1戦線で活躍する馬もおり注目です。
今年の2歳馬にも楽しめそうな馬が多数揃っています。