広尾サラブレッド倶楽部は募集頭数が少ないものの、比較的特徴のあるサービスを提供しています。
馬代金0円や通常の400口クラブよりも出資しやすい小口出資など、会員目線で楽しめるサービスです。2000口に分かれているので、少しずつ色々な馬に出資も可能です。
色々な企画も行われているので、趣味として一口馬主を始めるならおすすめのクラブです。
目立った活躍馬は少ないですが、コンスタントに走る馬を持ちたい場合はコスト的にもちょうど良いのではないでしょうか。では、広尾サラブレッド倶楽部の注目馬を見ていきましょう。
Miss Fear Factorの2016 牝
厩舎:(栗東)野中賢二
父:Uncaptured
母:Miss Fear Factor
兄にエイシンブルズアイがおり、2歳戦からの早い活躍も期待できそうな血統です。
筋肉量は牝馬としてはかなり優秀で、成長具合によっては更にパワーとスピードを兼ね備えたタイプに育ってくれそうです。
血統的に見ても日本ではマイナーな血が入っており、繁殖としても期待できるのではないでしょうか。
2歳まではアメリカで育成されていることもあり、ゆったりとした環境で育っていることも気性などに良い影響を与えてくれそうです。
カナロアガール 牝
厩舎:(美浦)田村康仁
父:ロードカナロア
母:サンデーローザ
生産者:清水牧場
注目を集めている種牡馬、ロードカナロアと配合されたこともあり期待を集めています。入厩までは順調でゲート試験も合格し、デビュー予定でしたが現在は怪我により様子を見ているところです。
幸い大きな怪我ではなくこれからデビューに向けて再度進めていけそうな雰囲気でデビュー戦が楽しみですね。
カナロア産駒らしく、芝の短距離を予定しているようです。
グランソヴァール 牡
厩舎:(美浦)尾関知人
父:ダンカーク
母:スイートマカロン
生産者:木村秀則
デビュー直前まで調整が進められていましたが、歩様の問題などで一旦デビュー予定は白紙となっています。しかし大きな頓挫ではなく、短期間で戻ってこられるレベルのもので、早期デビューは変わりないでしょう。
ダートの短距離路線で活躍が期待できそうです。
スパーブアゲイン 牡
厩舎:(栗東)矢作芳人
父:ジャスタウェイ
母:ウェルシュステラ
生産者:木村秀則
クラブゆかりの血統と言うこともあり、期待も高い馬です。馬体のバランスも良く、母の能力をうまく引き継いでくれていそうです。
また走りも柔らかく、ジャスタウェイの良さも出ています。芝のレースで早くから活躍してくれそうなイメージです。
矢作厩舎所属でもあり、出走回数の多さや出世も期待できるのではないでしょうか。
現在は育成段階ですが、しばらく調教を積めば入厩もできそうで早めの始動もありそうです。兄姉もかなりコンスタントに走っており、ある程度活躍できる素質は持っているのではないでしょうか。
ステラリードやゴッドフロアー、レトロクラシックなどと同様に、安定した走りを期待します。父ジャスタウェイの産駒も初年度から活躍を見せていますし、それに続けるのではないでしょうか。
ナグラーダ 牡
父:ダンカーク
母:レフィナーダ
生産者:木村秀則
初めて母の産駒として牡馬が生まれたこともあり、期待感が高まります。
ダンカークはアメリカの2歳チャンピオンでもあり、早くから高い能力を発揮してくれそうです。ダンカークは母の能力からも期待が高く、血統的に貴重な種牡馬でもあります。
ダンカーク地震もセールで4億円近い高値で取引された経歴を持ち、かなり能力を期待されていました。レースでも実際に活躍し、種牡馬として日本でも開花してくれるのではないでしょうか。
父の初年度産駒ですが、半兄のエンパイアブルーは同じアメリカで活躍したエンパイアメーカーの産駒です。
エンパイアメーカーはダンカークとも同系統の種牡馬で、母との相性も良いのではないでしょうか。
馬体も大きく出ており、パワーも十分ありそうです。ダートでの活躍も楽しみです。
仕上がりまでは時間がかかりそうですが、調整もうまくいっており速いペースの調教も進んでいます。
まとめ
今年の広尾サラブレッド倶楽部は募集頭数が全部で7頭と少なめですが、外国馬や新種牡馬のダンカーク、ジャスタウェイ産駒など幅広いラインナップです。ロードカナロア産駒もおり、様々な種牡馬に興味がある方も選びやすいのではないでしょうか。少し変わった路線の馬に出資したい方にもおすすめです。
クラブに所属していた繁殖牝馬や、継続してクラブで産駒が走っている繁殖の子どもなど長年会員をしている方にも楽しめる募集馬です。
馬代金0円が多いため、会費と維持費だけで一口馬主が楽しめる点は大きな魅力ではないでしょうか。
募集馬の解説も細かく、血統診断など初心者でも判断をつけやすくする工夫がされているので、出資馬選びで悩んでしまう方にもぴったりです。