社台サラブレッドクラブはサンデーレーシングと共同募集を行っており、内容や規約やサンデーレーシングと差がありません。
40口クラブですが活躍馬は安価な価格帯から出ており、イスラボニータやハーツクライなど種牡馬としての活躍も見込めます。
どちらかと言えば古馬になってからの活躍が多く、長く楽しみたい方に向いているクラブでしょう。
今年の2歳馬も多数おり、その中でも注目できそうな馬を紹介します。
イニティウム 牡
厩舎:(栗東)須貝尚介
父:ハーツクライ
母:ゴールデンドックエー
生産者:社台コーポレーション
ランブリングアレー 牝
厩舎:(栗東)友道康夫
父:ディープインパクト
母:ブルーミングアレー
生産者:社台ファーム
エフェクトオン 牡
厩舎:(美浦)久保田貴
父:ディープインパクト
母:オヴァンボクイーン
生産者:社台ファーム
全兄ウォルビスベイも勝ちあがっており、更に期待が持たれます。
牝系にはドイツの血を持ち、大きなところでも活躍できそうなスケールの大きさを感じられる馬です。
それほど大柄ではありませんが脚さばきも良く、中距離の芝でもゆったりとしたフォームで走れそうです。
瞬発力も高そうで、兄以上の活躍が十分想像できるのではないでしょうか。
マジックリアリズム 牝
厩舎:(美浦)尾関知人
父:ディープインパクト
母:ソーマジック
生産者:社台ファーム
母のソーマジックはアネモネステークスなどを勝利し、桜花賞でも好走した経歴を持ちます。
ディープインパクトの配合で芝向きの軽さと加速力を備えた馬体に育ちました。気性も前向きで、レースでも高い資質を示してくれるのではないでしょうか。
母のように桜花賞など、牝馬クラシックで能力を発揮してくれるイメージです。
ヘッドオブステート 牡
厩舎:(美浦)大竹正博
父:キングカメハメハ
母:ザグレース
生産者:白老ファーム
母の半兄はドリームパスポートで、ステイゴールドに繋がる血統です。
父のキングカメハメハはパワー型の産駒も輩出していますが、芝でのキレも見せてくれる馬が多い印象です。
牝系との相性も良く、芝での活躍も見込めます。馬体の成長も進んでおり、気も強いことから早めのデビューも期待できそうではないでしょうか。
ポートロイヤル 牡
厩舎:(美浦)高柳瑞樹
父:キングカメハメハ
母:グレナディーン
生産者:社台ファーム
母は中央で3勝をあげ、ファンタジーステークスでも3着と好走しています。
すっきりとした馬体でスピードを備えていそうな雰囲気があり、父や母の適正からはマイル前後でも活躍が期待できそうです。
短距離と言うよりはマイル~中距離までこなせそうなイメージが強く、クラシックでの活躍も見られるのではないでしょうか。
気性も穏やかで人の言うことを良く聞くなど、素直さも好印象です。
セントレオナード 牡
厩舎:(美浦)堀宣行
父:ディープインパクト
母:リリーオブザヴァレー
生産者:社台ファーム
社台サラブレッドクラブの2016年産最高価格募集で、期待の高さが窺えます。
全兄にヴァンキッシュランがおり、重賞勝ちの実績もあります。ディープインパクトらしい綺麗なシルエットで、幼い頃から賢い馬のようです。
馬体も美しく、芝で活躍してくれそうな脚さばきを見せています。
クラシックなどの大きな舞台へも駒を進められそうで、期待の1頭なのではないでしょうか。
ダンスディライト 牡
厩舎:(栗東)松永幹夫
父:キングカメハメハ
母:ダンスインザムード
生産者:社台ファーム
500kgを超える雄大な馬体が特徴で、仕上がりまでにはやや時間を要しそうです。現在はソエなどの関係でゆっくりと進められていますが、ダンスインザムードは自身も高い能力を持ち繁殖としても安定しています。
馬体が絞れてくれば能力の高さで勝ち上がってくれそうです。芝レースでクラシック戦線に乗れる活躍が見られるのではないでしょうか。
ペルクナス 牡
厩舎:(栗東)池江泰寿
父:Majesticperfection
母:Thundercup
生産者:社台ファーム
大型の外国馬で、ダート適性が優れていそうです。調教でも前進気鋭があり、鋭い脚を見せています。父は米国のG1を勝利しており、外国では産駒も活躍しています。
日本では頭数が少ないですが、ペルクナスが代表的な産駒になっても不思議はありません。厩舎もG1レース常連の池江厩舎と申し分ないですね。
ラストドラフト 牡
厩舎:(美浦)戸田博文
父:ノヴェリスト
母:マルセリーナ
生産者:社台ファーム
母は桜花賞馬のマルセリーナで、まだ結果を出していないノヴェリストの代表産駒になる可能性もあります。馬体も480kgほどとちょうど良く、秋頃のデビューを視野に調整されているようです。
2歳戦から動けそうな体付きで、母の血が勝っていれば芝のマイルから中距離で走ってくれそうです。
まとめ
社台サラブレッドクラブは募集頭数も多いもののコンスタントに活躍馬が出ており、G1戦線での活躍を期待できる馬もたくさんいます。
クラシックももちろんですが、古馬になってからも楽しめる馬が多いことが特徴です。
2018-2019デビューの馬たちにも注目が集まりますね。