レッドの冠名でお馴染みの東京サラブレッドクラブは、コンスタントに重賞で活躍する馬が所属しています。
レッドファルクスやレッドリヴェールなど、G1レースでも活躍した馬がおり魅力的です。
ノーザンファームや社台ファーム生産の良血馬が多数ラインナップされているため、期待馬も多数います。
今年の2歳はまだデビューしている馬が少ないですが、クラシックに向けてこれからの活躍が期待されます。
レッドクレオス
厩舎:(美浦)藤沢和雄
父:ハーツクライ
母:サセッティ
生産者:ノーザンファーム
サセッティの産駒には同クラブで活躍したレッドセシリアやレッドセインツなどがおり、クラブから大物が出る可能性も大きいのではないでしょうか。
特にレッドセシリアは勝ち鞍は少ないものの、大舞台でも活躍しています。
馬体も470kgを超えるなど、デビューする頃の馬体重もそれほど問題がなさそうです。
やや体質面で弱いところがありゆっくりと調整をすすめていますが、兄姉のように芝のレースで活躍を見られそうなイメージです。
ややデビューは遅いかもしれませんが、注目の1頭ですね。
レッドベルフィーユの2016
厩舎:(美浦)藤沢和雄
父:ロードカナロア
母:レッドベルフィーユ
生産者:ノーザンファーム
祖母マンダララからはフランスのG1レースを複数勝利したMandeshaが出ており、血統的なポテンシャルはかなり高そうです。その他の産駒はそれほど良い成績を残せていませんが、比較的安定して勝ち上がっています。
既に入厩済と言う点も魅力の一つです。早期デビューを意識でき、2歳戦からの活躍も十分視野に入れることができそうです。
現在は藤沢和雄厩舎で順調に調整されており、ゲート練習などもこなしています。ゲート試験がクリアできればデビューまでそう遠くはなさそうですし、芝のレースでスピード感ある走りを披露してくれるのではないでしょうか。
坂路でもしっかり走れており、デビューも楽しみな馬です。
レッドパラス
厩舎:(栗東)中川公成
父:クロフネ
母:レッドソンブレロ
生産者:ノーザンファーム
祖母スカーレットレディからはヴァーミリアン、サカラート、ソリタリーキングなど主にダート戦線で活躍した馬が多数出ています。
母はデビューにいたりませんでしたが、能力は高く評価されていました。産駒への期待も高まっています。
8月はじめには入厩しており、デビューに向けて調整されています。速い追いきりを消化したわけではありませんが、馬なりでしっかり走れておりスムーズです。
馬体も460kgとちょうど良いサイズで、大幅な減少がなければデビューも近いのではないでしょうか。
レッドベレーザ
厩舎:(栗東)石坂正
父:ディープインパクト
母:レッドメデューサ
厩舎:ノーザンファーム
7月下旬に函館競馬場に入厩しており、ゲート練習などを積んでいます。ゲート試験通過も近いのではないでしょうか。
涼しい函館で調整を進められていることも利点で、体調面も心配なさそうです。
石坂厩舎は姉のレッドランディーニも勝利に導いており、姉妹ともに活躍が期待されます。
気性的にも穏やかで、問題なく調整が進めていけそうなイメージがあります。
レッドアゲートの2016
厩舎:(栗東)高橋義忠
父:キングカメハメハ
母:レッドアゲート
生産者:社台ファーム
母の産駒にはノワールギャルソンやピンクアゲートなどJRAで勝ち上がった馬もおり、堅実な活躍が期待できそうです。
現状はまだ幼い面もあり、終い15秒台の調整をこなしているところです。馬体も成長しつつあり、順調に進めば移動も走遠くはないでしょう。
体調面で不安があった時期と比べると不安要素も減っており、今後の更なる成長や変わり身が期待されます。
フレンチノワールの2016
厩舎:(栗東)安田隆行
父:ロードカナロア
母:フレンチノワール
生産者:社台ファーム
母の産駒はフィルムフランセやレッドエトワールなどがおり、安定して勝ち上がっています。母自身も高い能力があり、JRAで複数の勝ち鞍をあげています。
8月の初めに安田隆行厩舎に入厩し、育成牧場では13-13もスムーズに進めています。
スピード感ある走りも魅力で、調教の動きからは十分に活躍が期待できます。
ゲート練習も積んでおり、これからスムーズにデビューに向けた調整が進められるのではないでしょうか。
短距離レースでも実績のある安田厩舎ということもあり、スピードを活かした競馬を見せてくれそうです。
レッドスプリンガー
厩舎:(栗東)平田修
父:ディープブリランテ
母:エポカブラヴァ
生産者:ノーザンファーム
母エポカブラヴァの産駒には同クラブで活躍するレッドゲルニカや堅実なレースぶりが特徴のスワーヴカイザーがおり、高い能力が期待できます。
母からは配合相手を問わず活躍馬が出ていることも魅力です。
大柄な馬体でもあり脚元への負担が気がかりですが、560kgの馬体が絞れてくれば活躍も期待できるのではないでしょうか。
見栄えのする好馬体でもあり、今後体の成長に伴い脚元の不安が解消されればデビューに向けて進められそうです。
まとめ
東京サラブレッドクラブはノーザンファーム、社台ファーム生産の良血馬が揃っていることでも有名です。
ディープインパクト産駒をはじめ、新種牡馬も魅力的なラインナップで活躍馬も多数輩出しています。これから2歳重賞、3歳クラシックへ向けて進む馬も出てくるのではないでしょうか。
毎年重賞戦線などに進む活躍馬が出ていることからも、2018-2019デビュー予定馬にも注目馬が多数います。
早期デビューを目標とするクラブに比べると既デビュー馬は少ないですが、入厩までこぎつけている馬は複数おり早いデビューも期待できそうです。
2歳戦から活躍した馬も多いため、要注目と言えるでしょう。