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武豊騎手の成績は低迷中?全盛期と今を比較(勝ち鞍数、騎乗馬、周囲の環境)

競馬界のレジェンドとして知られる武豊騎手ですが、2017年にはロンジンが主催するロンジンIFHA国際功労賞を受賞したことでも話題になりました。

 

日本人初の快挙であるだけでなく、現役騎手でも同賞の受賞は世界初です。競馬の国際発展に貢献したことが評価され、いかにこれまでの貢献度が高いかが分かりますね。

 

しかし最近ではリーディングトップを守り続けていた全盛期と比べると、勝鞍自体は減少しています。現在の成績は全盛期と比べて低迷しているのでしょうか。

 

さまざまな面から検証したいと思います。

 

勝鞍はどのように推移している?

まずは武豊騎手の主な年度別成績を見てみましょう。デビュー年は69勝とデビュー1年目の成績としてはかなり優秀です。全盛期の2005年には212勝をあげています。

 

また2005年には年間の重賞勝利数も23勝と、記録を樹立しています。

 

2010年は落馬事故の影響もありデビュー年と同じ69勝、2011年はは64勝、2012年は56勝と勝利数はかなり激減しています。

 

その後2013年にキズナで日本ダービーを勝利した後はやや復調気味で2015年には106勝をあげています。2017年の成績は82勝ですが、2015年と比べると乗鞍自体が減少しているため勝率自体は2015年と変化はほぼありません。

 

2017年にはキタサンブラックの主戦として活躍した他、エアスピネルやスマートレイアー、グレイルなどで重賞勝利数は年間13勝と低迷期に比べて増えています。

 

2017年の成績を見る限り、絶好調とまでは行かないものの悪くもありません。複勝率3割を切ったのは落馬事故翌年の2012年だけで、後は安定して3割を超えています。

 

2018年も年の初めにブラックムーンで京都金杯を制し、順調なすべり出しと言えるのではないでしょうか。

 

騎乗馬の質はどのように変わっている?

武豊騎手の全盛期と言えば、ディープインパクトを始めとする名馬を思い出す方も多いのではないでしょうか。ディープインパクトだけでなくエアグルーヴ、ダンスインザダーク、ゴールドアリュールなど競走馬の引退後も種牡馬や繁殖馬として素晴らしい結果を残した馬が多いことが特徴です。

 

武豊騎手の全盛期に目立つのは、社台ファームやノーザンファームと言った大手生産牧場出身の馬が多いことです。もちろんそれ以外にもオグリキャップやメジロマックイーン、スペシャルウィークなど個人馬主や社台系列以外の名馬も数多く存在しますが、比較的デビュー前半に偏っています。

 

ここで、JRAの生産者ランキングに目を向けてみましょう。1990~2010年頃までは社台ファーム生産馬の勝利数が群を抜いています。2012年を境にノーザンファーム生産馬の勢いが増していますが、どちらにせよ社台ファームとノーザンファームは同系列の生産牧場です。

 

ここ数年武豊騎手が騎乗してG1レースを勝利した馬の生産牧場を見てみると、ヤナガワ牧場生産のキタサンブラックやコパノリッキー、ノースヒルズ生産のキズナ、木田牧場生産のエイシンヒカリなど現在勝ち星の多くを得ている大手生産牧場とはやや傾向が異なっています。

 

2010年に大きな落馬事故があり、復帰後数年間はJRAの大レースで成績が落ち込んでいるように見えますが現状それほど大きな低迷は見られません。

 

周囲の環境はどのように変化した?

武豊騎手の全盛期には騎乗馬の依頼を待つスタンスであったように、特に自分から動くことがなくても大レースで活躍する有力馬の依頼が多く舞い込んできていました。しかし現状はそうもいかないようです。

 

数年前に外国人ジョッキーにも門戸が開かれ、M.デムーロ騎手やC.ルメール騎手が通年免許を取得しました。それに伴い、ノーザンファームや社台ファーム生産の馬は外国人ジョッキーが主戦を務める流れが出来上がっています。

 

元々2010年以降は短期免許で訪れる外国人ジョッキーがG1レースで活躍を見せていましたが、短期免許は最大1年間のうち3ヶ月間と決まっています。通年免許を取得し、現状生産者ランキングトップの社台系列牧場の馬に外国人ジョッキーが騎乗している機会が多いことを考えると、現在の状況でG1レースでも存在感を見せている武豊騎手の成績が悪いとは一概に言えないでしょう。

 

ただし全盛期には200勝以上を挙げていたことを考えると、勝鞍の面では低迷していると言えるのかもしれません。

 

まとめ

現在の武豊騎手は、全盛期と比べると勝鞍は半分以下に落ち込んでいます。とは言え騎乗馬の質を考えると、それほど低迷しているとは言えないでしょう。

 

外国人騎手の通年免許取得やエージェント制度などで騎乗馬が集まりにくい状況ではありますが、有力馬に騎乗した際は結果を残しています。

 

乗鞍自体は減少していますが、安定した騎乗でキタサンブラックやコパノリッキーなどをG1勝利に導いています。2018年は京都金杯も勝利し、比較的順調なスタートを切っていることも特徴です。

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