現在、中央競馬・JRAのレース予想を見る方法・媒体には様々なものがあります。
しかし逆に様々なものがありすぎて、どの予想をどのように参考にしたら良いのか迷うことも多いと思います。
そこで、ここではそれぞれの媒体の特徴やメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。
中央競馬の予想ブログを見る
現在、こちらを読んでいる方はもちろんですが、多くの方はパソコン・スマートフォン・タブレットなどの情報電子機器のいずれかはお持ちだと思います。
グーグルやヤフーで「競馬 予想ブログ」と検索してみるとわかりますが、かなりの数の予想ブログを見つけることができます。
競馬予想配信会社のスタッフなど職業として競馬予想に関わっている方から、玄人はだしでデータ分析を行い予想する方、血統など独自で勉強して予想する方や完全に趣味の範囲内で予想を楽しみながらブログを作成する方まで様々です。
このように予想という名の情報が溢れかえっている上に、ほとんどの情報を無料で手にすることができるのがネット媒体の特徴です。
それだけに全くの初心者の方や自分の予想の参考にしたい方、予想が思いつかないのでそのまま同じ買い方をしてみようと考えている方などにとっては、予想ブログを閲覧するだけで様々な視点からの予想を見ることができ、非常に便利です。
ただし、ここまで情報が氾濫していると買い方が定まっていない場合にはかえって情報の取捨選択に迷ってしまうこともあるので注意が必要です。
また、G1をはじめとした重賞やメインレース・注目レースであれば予想ブログに掲載されていることも多くなりますが、特別レースや一般レースなどになるにつれ、徐々に掲載されている件数は少なくなっていきます。
1レースから12レースまで1日競馬を楽しみたくて、それぞれのレースの予想を参考にしようと考えていた方にとっては予想ブログは必ずしも適しているとは限りません。
さらには、次に触れる新聞媒体であれば、馬を管理する調教師、厩務員、騎手などのコメントが記載されていたり調教タイムが計測されていて予想の参考にすることができますが、予想ブログでは一部のブログを除いてそれらの情報を手にすることができません。
中央競馬予想を掲載している競馬新聞、スポーツ新聞の予想を見る
予想ブログのほとんどが無料で閲覧できるのと異なり、購入するところからはじまるのが新聞媒体の特徴です。
また、予想した記者・スタッフの具体的な予想方法などの文章は新聞にはほとんどなく、◎○▲といった印で表示されるのみであるのも特徴といえるかもしれません。(予想ブログではブログの特質上、文章で予想過程が細かく記載してあることが多くあります。)
そして予想ブログは大抵1人1ブログですので予想も1人分ですが、新聞では複数人(数名から20名程度)の予想印を見ることができ、本命予想の本紙予想、血統予想、タイム予想、大穴予想、コンピュータ予想などの印のバラツキをひと目で見ることが可能です。
それにより、予想の印がまとまっていて該当レースが馬券的には堅く収まってしまうのか、それぞれがバラバラな馬に印をつけていて荒れる可能性が高いレースなのかの傾向もつかみやすくなっています。
さらには、過去のデータの蓄積からなる新聞社の想定オッズを確認することができるのも新聞媒体の特徴でもありメリットです。(個人が運営する予想ブログでは独自に想定オッズを掲載することはほぼ不可能です。)
ただし、現在は単勝から3連単・WIN5まで様々な馬券の種類がある中で、すべての想定オッズの掲載を行うのは紙面スペース上難しく、通常は単勝と馬連の全通りと3連単もしくは3連複の上位人気に絞って掲載されていることがほとんどとなっています。
競馬新聞とスポーツ新聞(夕刊紙含む)の違いですが、紙面の都合などでメインレースや注目レースに、より多くの紙面を割いているのがスポーツ新聞、一般レースまで含めて全頭の関係者コメントなど細かく且つ有益な情報を載せているのが競馬新聞です。
また、芸能人などが予想を公開するスペースを持っているのはスポーツ新聞であることが多いです。
価格は競馬新聞のほうが専門性が高い分、値段もより高くなっていて現在はスポーツ紙が通常130円から140円であるのが一般的なのに対し、競馬新聞は500円がほとんどとなっています。
紙質についても競馬新聞には特徴があります。
インターネットが発達する前から新聞はもちろん存在していましたが、その当時からスポーツ新聞はじめ一般紙の紙質は保存には適していませんでした。
一方で競馬新聞には過去のレースを振り返る時に改めて見ることが競馬ファンの中で多々あり、保存状態を良くしておく必要があったことから、上質紙を使うようになり現在に至っています。
中央競馬予想を放送しているテレビ番組で予想を見る
競馬中継内の予想を除くと主に以下の番組で予想を見ることができます。
☆地上波キー局(無料)
・馬好王国〜UmazuKingdom〜(フジテレビ・東日本で放送)
・うまンchu♡〜競馬でアナタを口説きます!(関西テレビ・西日本で放送)
☆地上波UHF局(無料)
・競馬展望プラス(同じ番組名だが関東版と関西版では別内容を放送)
☆BS(BS11・無料)
・うまナビ!イレブン
☆CS(フジテレビONE・有料)
・競馬予想TV!
☆競馬専門チャンネル(グリーンチャンネル・有料)
・日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ
・トラックマンTV
・教えてVANdaくん!勝ち馬リサーチャー
・トレセンまるごと情報局
・先週の結果分析
このうち、地上波キー局はかなりバラエティ寄りで予想はメインレース程度、UHF局は地方競馬も含めた展望、それ以外は中央競馬のみで本格的な予想を見ることができる競馬番組となっています。
すなわち、競馬ファンでも競馬歴の浅いライトユーザー向けには地上波キー局、競馬歴が長くヘビーユーザーになるにしたがって有料チャンネルが適しているというふうにイメージしていただければわかりやすいかと思います。
もしくは、概ね地上波=予想ブログ、有料チャンネル=新聞各紙の映像版と考えればわかっていただけるのではないでしょうか。
字を読むのがあまり得意ではない方やテレビ番組で番組自体を楽しみながら競馬の予想も確認したい方、予想の印以上に専門家の詳しい見解を確認してみたい方にはこれらのテレビ番組を視聴するのが適していると言えます。
なお、競馬中継内の予想については、パドックや返し馬など直前の状態も含めた予想であり、買い目決定に至る経緯など参考になる部分も大いにありますが、投票締切までの時間が短く、購入が間に合わないと思われる時間に放送されることも多いです。
このような番組では、同じ買い目を推奨するというよりは、予想した人の買い目が実際に的中するかどうかを一緒にレースを見て楽しみましょうという意図がはっきりしていますので、テレビでの予想を参考に購入しようと考える方には注意が必要です。
まとめ
ここまで中央競馬予想を見る方法についてまとめてきました。
ブログ・新聞・テレビそれぞれの特徴を踏まえた上で、自分自身に最も適した媒体を見つけたらあまり目移りさせることなく、同じ媒体・番組を追い続けてみるといいと思います。
継続的に追い続けることで見えてくるものがあり、馬券上手にもつながっていきます。
いずれにせよ競馬を楽しむため、馬券の収支をプラスにするため、日常の仕事や家事のストレスを忘れるため、趣味・気分転換となるように活用していき、予想を見ることでかえってストレスがたまってしまうようなことだけは避けて楽しんでいきましょう。