1 ビワハイジ
父:Caerleon
母:アグサン (Lord Gayle)
代表産駒:ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、アドマイヤオーラなど
今や日本を代表する繁殖牝馬と言ってもいいでしょう。
JRAでデビューした産駒の10頭の内9頭が勝ち上がっており、重賞勝ち馬は6頭にもなります。
今年度は不受胎の為、産駒はいませんが、現1歳にオルフェーヴルの牝馬がおり、デビューが待ち遠しい1頭です。
2 トゥザヴィクトリー
出典:wikipedia
父:サンデーサイレンス
母:フェアリードール (Nureyev)
代表産駒:トゥザグローリー、トゥザワールド、トーセンビクトリーなど
キングカメハメハと交配された産駒は全て勝ち上がっており、高確率でオープンクラスまで出世しています。
また、完成度が高い産駒が多く、重賞でも格負けせずにいきなり好走する傾向があり、今年2歳のトゥザクラウンも早めに勝ち上がれば、高確率でクラシック戦線に乗ってくるでしょう。
3 オリエンタルアート
出典:wikipedia
父:メジロマックイーン
母:エレクトロアート (ノーザンテースト)
代表産駒:オルフェーヴル、ドリームジャーニー、アッシュゴールドなど
ステイゴールド×メジロマックイーンの『黄金配合』を確立した繁殖牝馬と言っても過言ではないでしょう。
姉妹は2歳の早い時期から活躍しており、現2歳のオルファンも期待できそうです。
ただ、産駒に共通する激しい気性と、牝馬に活躍馬がいない点に関しては懸念材料と言えそうです。
4 シーザリオ
父:スペシャルウィーク
母:キロフプリミエール (Sadler’s Wells)
代表産駒:エピファネイア、リオンディーズなど
JRAデビューした産駒は全て勝ち上がっており、兄2頭(エピファネイア、リオンディーズ)は牡馬クラシックの有力馬として活躍しています。
産駒は非常にパワーに溢れた馬が多く、牡馬に出た2歳のグローブシアターも早い時期から走ってきそうです。
産駒に共通する勝ち気な気性のコントロールが活躍のカギとなりそうです。
5 ヘヴンリーロマンス
出典:wikipedia
父:サンデーサイレンス
母:ファーストアクト (Sadler’s Wells)
代表産駒:アウォーディー、アムールブリエ、ラニなど
今一番の旬とも言っていい繁殖牝馬でしょう。
アメリカで生んだ産駒は、全て違う父親ながらダート重賞を勝っており、芝でも一定の成績を残しています。
産駒の勝ち上がり率の高さも魅力で、現2歳のDistorted Humor産駒もデビューはしばらく先になりそうですが、間違いなく走ってきそうな1頭です。
6 ラヴズオンリーミー
父:Storm Cat
母:Monevassia (Mr.Prospector)
代表産駒:リアルスティール、ラングレー、プロディガルサンなど
ディープインパクトとの間に生まれた3頭の産駒は、全てオープンクラスまで出世しており、その全てがデビュー勝ちで仕上がりの早さは大きな魅力です。
ディープインパクト×Storm Catはキズナ、アユサン、ラキシスなどGⅠ馬も多数輩出しており、牝馬のカデナダムールも順調なら牝馬クラシックを賑わす存在になりそうです、
7 トキオリアリティー
父:Meadow Lake
母:What a Reality (In Reality)
代表産駒:リアルインパクト、アイルラヴァゲイン、ネオリアリズムなど
デビューした馬は総じて勝ち上がり率が高く、さらにリアルインパクト、アイルラヴァゲインの2頭が、NHKマイルC3着しながら晩年にも重賞を勝っているように、仕上がりの速さに加えて成長力もある血統です。
今年2歳のダノンシャンティ産駒の牝馬ヴェリタブルも、早めに勝ち上がれば息の長い活躍が期待できそうです。
8 バルドウィナ
父:Pistolet Blue
母:Balioka (Tourangeau)
代表産駒:ジュエラー、ワンカラット、サンシャインなど
牝馬の産駒4頭は全て勝ち上がっており、その内3頭が重賞で連対しているように、牝馬特有の一瞬の切れを武器にする産駒が多い傾向です。
その反面、牡馬産駒に活躍馬がおらず、今年2歳のジュエラーの全弟ハリーレガシーがどういった活躍をするかが見ものです。
どちらかと言えば半姉サンシャインに近い中距離型でしょうか。
9 ブラックエンブレム
出典:wikipedia
父:ウォーエンブレム
母:ヴァンドノワール (ヘクタープロテクター)
代表産駒:ブライトエンブレム、アストラエンブレムなど
産駒はまだ5頭と少ないですが、デビューした3頭は全て勝ち上がっており、全ての産駒が早い時期から活躍しています。
ダイワメジャーとネオユニヴァースといった、やや重めのサンデーサイレンス系種牡馬から重賞好走馬を輩出しており、どちらかと言えば軽い馬場が得意のディープインパクト産駒である、2歳のオーロラエンブレムの活躍次第で、今後の傾向がはっきりしてきそうです。
10 マルバイユ
父:Marju
母:Hambye (Distant Relative)
代表産駒:マルセリーナ、グランデッツァなど
ディープインパクト、アグネスタキオン産駒で重賞を勝っているように、軽い馬場を得意とするサンデーサイレンス系種牡馬との相性がいい傾向があります。
早くから重賞でも好走できる仕上がりの速さに加えて、上記2頭が古馬になっても重賞を勝っているように、長く能力を維持できるのも魅力です。
昨年大ブレイクしたスクリーンヒーロー産駒の2歳牝馬がどういった活躍をするか、注目です。
追記 2016年11月12日
現時点での牡馬の2歳馬ランキングトップ10を作りました!参考までにご覧ください。
追記 2016年11月14日
2016年2歳馬ランキングの牝馬編も公開しました。
ぜひご覧ください。
来年のクラシックで活躍を期待できる馬をまとめましたので、気になる方は上のリンクからチェックしてみてください!