今回は地方競馬での一番人気馬の勝率と複勝率についてスポットを当ててご紹介します。
地方競馬場ごとの一番人気勝率、複勝率
2016年の地方競馬場ごとの一番人気勝率、複勝率については以下の通りです。
なお、勝率は文字通り1着になった割合、複勝率は1着から3着までに入った割合をさします。
競馬場名 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
名古屋競馬場 | 52.7% | 85.7% |
笠松競馬場 | 50.0% | 82.2% |
佐賀競馬場 | 48.5% | 79.3% |
高知競馬場 | 48.0% | 79.2% |
門別競馬場 | 47.2% | 79.5% |
金沢競馬場 | 45.7% | 77.8% |
水沢競馬場 | 45.0% | 78.6% |
盛岡競馬場 | 42.9% | 75.7% |
園田競馬場 | 40.6% | 72.8% |
船橋競馬場 | 37.8% | 69.0% |
川崎競馬場 | 36.4% | 68.0% |
大井競馬場 | 36.2% | 66.6% |
ばんえい帯広競馬場 | 35.3% | 72.9% |
浦和競馬場 | 35.1% | 67.0% |
(参考)
中央競馬 勝率約31.7% 複勝率63.0% ※2013年から2015年の3年間
地方競馬場のすべての競馬場が中央競馬全体よりも高い勝率、高い複勝率になっているのがお分かりいただけるかと思います。
傾向として直線の短い競馬場ほど勝率が上がっています。
本来、直線の長いほうが紛れも少なく、実力差がよりレース結果にも反映され一番人気の勝率も上がるのではないかと考えがちですが、実際の結果は少々異なります。
実はフルゲートの頭数が少ない競馬場のほうが要因としてより強く勝率・複勝率に反映されています。
つまり、直線が短い→コースが狭い・小回り→フルゲート頭数が少ない→一番人気の勝率・複勝率が高い、という構図が成り立つというわけです。
地方競馬場のフルゲート頭数と直線距離
そこで、各地方競馬場のフルゲート頭数と直線距離についてまとめてみます。(ばんえい帯広競馬場は除きます。)
なお、掲載は上記の勝率順のままにしてあります。
競馬場 | 直線距離 | フルゲート | 内回り・外回り |
---|---|---|---|
名古屋競馬場 | 194メートル | 12頭 | |
笠松競馬場 | 201メートル | 10頭 | |
佐賀競馬場 | 200メートル | 12頭 | |
高知競馬場 | 200メートル | 12頭 | |
門別競馬場 | 218メートル | 16頭 | 内回り |
門別競馬場 | 330メートル | 16頭 | 外回り |
金沢競馬場 | 236メートル | 12頭 | |
水沢競馬場 | 245メートル | 12頭 | |
盛岡競馬場 | 300メートル | 15頭(芝コースは14頭) | |
園田競馬場 | 213メートル | 12頭 | |
船橋競馬場 | 308メートル | 14頭 | |
川崎競馬場 | 300メートル | 14頭 | |
大井競馬場 | 286メートル | 16頭 | 内回り |
大井競馬場 | 386メートル | 16頭 | 外回り |
浦和競馬場 | 220メートル | 12頭 |
ご覧の通り、完全に一致しないまでも傾向としては、直線の距離が長いほど、もしくはフルゲート頭数が多いほど一番人気の勝率や複勝率が低くなっていることがわかります。
ちなみに、園田競馬場は騎手のレベルが非常に高く、騎手の腕により接戦になることが多いことが理由と思われます。
また、浦和競馬場は南関東4場(浦和・船橋・大井・川崎)で人馬共に交流が盛んなこともあり、他の競馬場と比べ同じメンバーになりにくいことが直線距離が短くフルゲートが12頭と少なくても一番人気の勝率や複勝率が低い原因だと考えられます。
まとめ
一番人気の勝率や複勝率についてまとめてきましたが、結論として一番人気については中央競馬以上に軽視は禁物ということがわかりました。
もちろんローテーションや距離、騎手、パドックでの様子など様々な予想ファクターはあります。
しかし、予想する際には余程の根拠がない限り3着以内には入ってくるものだと思って、馬券の組み立てをするほうが的中率アップすることは間違いありません。
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