今回は地方競馬で売られている馬券の種類や買い方、購入方法ついてご紹介します。
地方競馬・中央競馬共通の馬券の種類
地方競馬・中央競馬それぞれ競馬であることには間違いありませんので馬券の種類についても共通のものがたくさんあります。
単勝
1着馬を予想し馬番号で指定します。
複勝
3着(出走頭数が7頭以下の場合は2着)以内に入る馬を予想し馬番号で指定します。単勝より的中確率は上がりますが、配当は少なくなります。
枠連(中央競馬)、枠複(地方競馬)
地方競馬には後程ご紹介する「枠単」があるため「枠複」と呼ばれていますが、「枠連」「枠単」どちらも同じ馬券です。
1枠から8枠までの枠番から2つの枠番を指定し、その枠の馬が着順問わず1着2着になれば的中します。
※【馬番】と【枠番】について
【馬番】は馬ごとにつけられた番号で、ゼッケン番号と同じです。
【枠番】は枠ごとにつけられた番号で、枠ごとに騎手がかぶる騎手帽の色が決まって
います。
1枠=[白] 2枠=[黒] 3枠=[赤] 4枠=[青]
5枠=[黄] 6枠=[緑] 7枠=[橙] 8枠=[桃]
なお、8頭立て以下では【馬番】=【枠番】となってしまうため、「枠連」「枠複」の
発売はありません。
馬連(中央競馬)、馬複(地方競馬)
地方競馬では「枠複」に合わせて「馬複」と呼ばれていますが、「馬連」「馬複」どちらも同じ馬券です。
馬番から1着と2着に入ると予想した2つの馬番を指定し、その馬が着順問わず1着2着になれば的中します。
馬単
馬番から1着と2着に入ると予想した2つの馬番を指定するまでは「馬連」「馬複」と同じですが、「馬単」は1着2着の着順まで的中させなくてはいけません。
「馬連」「馬複」より的中が難しくなるかわりに高配当となります。
ワイド
馬番から1着2着3着のいずれかに入ると予想した2つの馬番を選び、2頭ともに3着以内入れば的中となります。
同着の場合を除いて「1着2着」「1着3着」「2着3着」の3通りが的中です。
三連複
馬番から1着2着3着のいずれかに入ると予想した3つの馬番を選び、3頭ともに3着以内入れば的中となります。
「馬連」「馬複」同様に3頭の着順は問いません。
三連単
馬番から1着2着3着のいずれかに入ると予想した3つの馬番を指定するまでは「三連複」と同じですが、「三連単」は1着2着3着の着順まで的中させなくてはいけません。
地方競馬のみの馬券の種類
枠単
1枠から8枠までの枠番から2つの枠番を指定するまでは「枠連」「枠複」と同じですが、「枠単」は1着2着の着順まで的中させなくてはいけません。
五重勝単式
中央競馬でいう『WIN5』の地方競馬版で同日の5つの競走の1着馬の馬番号をすべて的中させる馬券です。
同一主催者では1日1回のみの発売で的中者がいない場合はキャリーオーバーが適用されます。
発売されている競馬場は限定されており、現在は、ばんえい帯広競馬場、盛岡競馬場、水沢競馬場、笠松競馬場、園田競馬場、佐賀競馬場でのレースのみで購入可能です。
七重勝単式
同日の7つの競走の1着馬の馬番号をすべて的中させる馬券です。
「五重勝単式」同様に同一主催者では1日1回のみの発売で的中者がいない場合はキャリーオーバーが適用されます。
発売されている競馬場は限定されており、現在は、ばんえい帯広競馬場、佐賀競馬場でのレースのみで購入可能です。
また、ばんえい帯広競馬場では「五重勝単式」同様に自分で馬番を選ぶことができますが、佐賀競馬場ではコンピューターがランダムに馬番を選ぶ方式が採用されています。
トリプル馬単
同日の3つの競走の「馬単」を的中させる馬券です。
発売されている競馬場は限定されており、現在は門別競馬場、浦和競馬場、船橋競馬場、大井競馬場、川崎競馬場でのレースのみ購入可能です。
自分で馬番を選ぶこともできますし、コンピューターにランダムで一部または全部の馬番を選ばせることも可能です。
地方競馬の馬券購入方法、発売場所
競馬場
レースが開催される競馬場中心に購入可能です。
場外馬券場
中央競馬でいうウインズに相当する施設のことで、例えばオフト後楽園などがあります。
電話投票、ネット投票
プッシュホン電話を利用するARS方式とパソコン・携帯電話・スマートフォン・タブレットなどを利用するインターネット方式があります。
「SPAT4」と「楽天競馬」ではすべての地方競馬場を、「オッズパーク」では南関東4場以外の地方競馬場に関して利用することができます。
また、上記の馬券の種類のうち、「五重勝単式」「七重勝単式」は「オッズパーク」のみで発売、「トリプル馬単」は「SPAT4」のみでの発売となっています。
さらに中央競馬のPAT会員の方はPAT経由で地方競馬の馬券を購入することが可能です。
ただし、以下の点にはご注意ください。
・購入できる馬券の種類は、中央競馬と同じ種類のみ
・曜日によっては発売しない(原則月曜日・金曜日)
・PATの種類によって購入できるレースとできないレースがある
まとめ
馬券の種類や買い方、購入方法については中央競馬になじんでいる方であれば、地方競馬についても比較的問題なく入っていくことができるでしょう。
PAT口座を持っている方は、ぜひ中央競馬を購入する感覚で地方競馬も一度試してみてください。
特に銀行口座やインターネット投票サイトへの登録をする必要なく、すぐに地方競馬をはじめることができます。
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