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最大の敵は故障だった。サクラローレルの血統、レース成績、ナリタブライアンとの天皇賞春

2000年9月、静内スタリオンステーション

出典:wikipedia

 

サクラローレルというと同期のライバルでもあるナリタブライアンとの天皇賞・春での勝負が印象的ですが、4歳時(現3歳)のサクラローレルはいったいどのような成績だったのでしょうか?

 

晩成型のイメージが強いサクラローレルの現役時代やナリタブライアンとの関係を説明していきます。

 

 

血統について

サクラローレルの血統は、父が1985年の凱旋門賞1着馬のRainbow Questで母がローラローラです。

 

種牡馬として日本で活躍をした馬はサクラローレルだけですが、海外では数々の重賞を制覇する産駒を多く残している血統です。

 

サクラローレルの血統はブラッシングルーム系で強豪馬の多い事でも知られているナスルーラ系の支流としても有名なことから、多くの名馬を産駒として残している血筋になります。

 

 

現役時代の成績

晩成型としての認識が高いサクラローレルの現役時代の最大の敵は故障との戦いといっても過言ではありません。

 

もともと良血馬であったことから陣営は、当然4歳時(現3歳)はクラシック路線をすすませる予定もありました。

 

しかし、皐月賞は同馬主のサクラスーパーオーが出走する事やサクラローレルの距離適性なども考慮して、日本ダービーの出走権を得るために青葉賞からダービーという路線をとることになりました。

 

青葉賞では、エアダブリンに先着されるも3着に入着し日本ダービーの出走権はかろうじてとることができましたが、レース直前で後脚に故障が発生してしまい、ダービー出走を断念するしかありませんでした。

 

怪我明けのセントライト記念で、菊花賞出走を目指すも8着という大敗を喫してしまい結果的に目標としていた、クラシックには全く出走をすることができませんでした。

 

サクラローレルは、年内の条件戦を勝ちながら力をつけて、古馬としての初戦を、新年最初の重賞である中山金杯に定めて初重賞勝利を勝ち取ると、年内の目標である天皇賞・春に向けて目黒記念に出走をしました。

 

目黒記念では断然1番人気に支持されましたが、2着に敗れてしまい重賞2連勝とはなりませんでした。

 

その後の予定は、脚質的にも向いていると判断をして、目標は変えずに天皇賞・春に向けてトレーニングをしていると、今度は前脚を骨折してしまい、またしても悲願のGI出走は夢と終わりました。

 

翌年になって長期休養明けの初戦に選択をしたのは、中山記念GIIでした。

 

中山記念ではさすがに人気薄となりましたが、新相棒の横山典騎手を背に1番人気のジェニュインをおさえて堂々の復活勝利となりました。

 

6歳になって天皇賞・春でようやく念願のGI初挑戦になり、3番人気のサクラローレルは、最後の直線でナリタブライアンを交わして1着になり、初のGI制覇に成功をしました。

 

その年の秋のGIは、天皇賞・秋こそ3着に終わりましたが、年末の有馬記念では、マーベラスサンデーを抑えて堂々の1番人気に応えての勝利となり古馬になってからのサクラローレルの実力を競馬ファンにも充分に伝えられたレースになりました。

 

7歳になると軽い故障が理由で春は天皇賞・春に直接挑むことになり、連覇を狙うには少々厳しい状況になり、結果的にレコード勝ちをおさめたマヤノトップガンに敗れてしまい2着となっています。

 

サクラローレルの古馬になってからの安定した実力を評価して、海外遠征で凱旋門賞を目指し、フォア賞から凱旋門賞という目標を設定しました。

 

サクラローレルは予定通りフランスのフォア賞に出走をしましたが、予想以上に固い馬場に不安のあるサクラローレルの脚はとても耐える事ができませんでした。

 

結局、レース中に故障をしてしまい、そのまま凱旋門賞には出走することなく引退を余儀なくされました。

 

サクラローレルの戦績は、22戦9勝 重賞5勝

 

主なGI勝利

1996年 天皇賞・春

1996年 有馬記念

 

 

ナリタブライアンとの天皇賞

サクラローレルの代表的なレースと言えば、同期の三冠馬ナリタブライアンとの直接対決となった天皇賞・春だと思います。

 

サクラローレルにとっては、6歳となって初のGI挑戦ですが、怪我の多かった同馬にとっては、最も充実した時期でもありました。

 

一方のナリタブライアンは、怪我をしてからなかなか本来の走りができずにいましたが、前走の阪神大賞典でマヤノトップガンに勝った事で完全復活と言われていました。

 

レース自体もサクラローレルの存在よりも、ナリタブライアンとマヤノトップガンの一騎打ちと予想する人も多く、レース中もお互いの位置取りを気にしながらのレースとなりました。

 

適正距離から考えてもナリタブライアンにひけをとらないサクラローレルにとっては有利な長距離ですし、古馬になってからの両馬を比べるとやはりサクラローレルに分があったのかもしれません。

 

最後の直線では、マヤノトップガンが失速をしてしまい、ナリタブライアンがそのまま抜け出すと思われたところをサクラローレルが見事に差し切って、最後は2馬身以上の差をつけて圧勝となっています。

 

 

まとめ

同期ということもあってサクラローレルといえば、ナリタブライアンとの天皇賞・春が印象的になっていますが、古馬になってから力を発揮した晩成型のサクラローレルと後半は怪我からの復調が今一つだったナリタブライアンとの比較はとても難しいと感じます。

 

お互いに怪我に苦しんだ現役生活になりましたが、4歳で三冠馬となったナリタブライアンから6歳になってサクラローレルがバトンを受け取ったかのように強い世代の証明をみせたような強さを感じました。

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