By 馬面長伊奈 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=30605354
モーリスが引退して、ちょっと存在を忘れかけてる人がいるかもしれませんが、モーリスの前の短距離王といえばロードカナロアです。
ついにロードカナロアの産駒がデビューします。
スプリントでは圧倒的なパフォーマンスをして、さらに安田記念も制覇。
引退レースとなった香港スプリントの圧勝劇は忘れられません。
得意な距離が短距離のため、芝・ダート共に短距離のレースが多く組まれる2歳戦での活躍も期待されています
馬体が完成してからの爆発力で長い距離でも活躍できそうなので注目です。
ロードカナロア産駒の評判
穏やかな性格の馬が多く、こつこつ真面目に調教をこなす優等生揃いのようです。
こういうタイプは堅実に走る馬が多いので、2歳の早い時期から活躍する馬も出そうです。
ロードカナロア産駒の特徴・傾向
やはり1200〜1600メートルが適距離との見方です。
ロードカナロア自身がパワー型の競走馬だったので、パワフルな馬が多いでしょう。
キングカメハメハのように、芝やダートを問わずに短距離で活躍する子供がたくさん出そうです。
まさしくPOG向けの種牡馬だと思います。
ロードカナロアの種付け料
500万
ロードカナロアの種付け頭数
2014年度 250頭
2015年度 267頭
2016年度 267頭
ロードカナロアの種牡馬としての価値
キングカメハメハの後継種牡馬としての期待されているのが、ロードカナロアです。
サンデー系の血統が入っていないので、配合相手に困ることがないのがポイントです。
ディープインパクトの牝馬に、ロードカナロアをつけたらどんな馬が生まれるのでしょうか?
体の小さかったディープインパクトにロードカナロアのパワーがプラスされたら、世界に通用するマイラーや中距離馬が出る期待ができます。
2017-2018年 ロードカナロア産駒注目の10頭
2017デビュー注目のロードカナロア産駒を10頭紹介したいと思います。
1. トゥザフロンティア 牡馬 497kg
父 ロードカナロア
母 トゥザビクトリー
母父 サンデーサイレンス
主な兄弟 トゥザワールド JRA4勝(うち重賞1勝)
馬主 キャロットファーム
厩舎 池江泰寿(栗東)
注目の配合なのですが、キングカメハメハでも補えなかったトゥザビクトリー産駒の詰めの甘さがどうなるのかが、非常に気になるところです。
芝向きの見方もありますが、ダートも走りそうだと言われているようです。
今は、ダートのレースも豊富なので、ダートから芝へ挑戦というのも面白そうな感じがします。
フェブラリーステークスやNHKマイルカップあたりに出てくると面白そうです。
2. サラドリーム 牝馬 456kg
父 ロードカナロア
母 サイレントソニック
母父 ディープインパクト
主な兄弟 初子のため無し
馬主 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
厩舎 手塚貴久(美浦)
母は現役時代に短距離で5勝をあげたサイレントソニックです。
体はディープに似ているので、早い時期から活躍できる可能性があります。
真面目で小気味良いスピードの持ち主で、折り合いがつきやすいようです。
この馬は、上手くいけば阪神JFや桜花賞で注目される1頭になるかもしれません。
POG的にも、かなりオススメの1頭になります。
3. 馬名未定 牡馬 476kg
父 ロードカナロア
母 コイウタ
母父 フジキセキ
主な兄弟 ミッキーラブソング JRA6勝
馬主 谷掛龍夫氏
厩舎 未定
ヴィクトリアマイルの勝ち馬コイウタの子供です。
ミッキーラブソングが活躍してるように、かなりの注目の1頭だと思います。
普段は余計なことをせず、手がかからないそうです。
人間の指示にも従順ですが、馬に活気がありとてもいい雰囲気の馬のようです。
父・母・子供!
マイルG1制覇!
つい、期待してしまいます。
4. ボアヴィスタ 牡馬 498kg
父 ロードカナロア
母 アビ
母父 チーフズクラウン
主な兄弟 ディープスカイ JRA5勝(うち重賞4勝)
馬主 シルクレーシング
厩舎 石坂正(栗東)
ダービー馬ディープスカイの弟が登場しました。
ディープスカイはアグネスタキオンの子供でした。
アグネスタキオンもスピードとパワーを備えた素晴らしい馬でしたが、父がロードカナロアに変わることで短距離で相当期待ができる馬が現れました。
筋肉質な感じはロードカナロアに似ています。
ぜひ、NHKマイルカップに挑戦してもらいたい1頭です。
5. エヴァイエ 牝馬 440kg
父 ロードカナロア
母 セレブラール
母父 ボストンハーバー
主な兄弟 ベルカント JRA6勝(うち重賞5勝)
馬主 ノースヒルズ
厩舎 角田晃一(栗東)
ベルカントの妹になります。
サクラバクシンオーの後釜として期待されているロードカナロアの、種牡馬としての力が試される配合にも見えます。
エヴァイエが活躍すれば、恐らくサクラバクシンオーの記録に追いつく成績を残すかもしれません。
回転の早いピッチ走法で走る馬なので、短距離がベストとの見方です。
調教が進んでいて、夏からの活躍が期待されている1頭です。
6. ソルファ 牝馬 516kg
父 ロードカナロア
母 レディバラード
母父 アンブライドルド
主な兄弟 ダノンバラード JRA5勝(うち重賞2勝)
馬主 ロードホースクラブ
厩舎 高柳瑞樹(美浦)
ダノンバラードの妹になります。
母のレディバラードに似た雄大な馬体の持ち主です。
距離は短距離に限らず、もう少し長くても大丈夫との見方です。
馬体がいいので、ぜひダートを走らせてほしい1頭です。
距離の融通が利きそうなので、古馬牝馬のダート路線で見たい1頭です。
7. エトワールブリエ 牝馬 446kg
父 ロードカナロア
母 スターコレクション
母父 アグネスタキオン
主な兄弟 ロードメテオール
馬主 ロードホースクラブ
厩舎 中内田充正(栗東)
体は母親に似て小さいようです。
しかし、仕上がりが早く、早めに移動して夏からのデビューを考えているそうです。
POG的にはオススメの馬です。
早めの活躍で頑張ってくれるかもしれません。
芝もダートも行けるようなので、重賞では馬体がちょっと力不足かもしれませんが、勝ち上がりに早いタイプかもしれません。
8. ロードクオーレ 牡馬 510kg
父 ロードカナロア
母 ウッドランドドリーム
母父 チャームウッドフォレスト
主な兄弟 スノーフェアリーJRA2勝(うち重賞2勝)
馬主 ロードホースクラブ
厩舎 安田隆行(栗東)
エリザベス女王杯を圧倒的な強さで2連覇した外国馬のスノーフェアリーの弟になります。
安田調教師も力の入る1頭になるのではないでしょうか。
遅生まれだったので、早い時期からのデビューは考えずに、じっくり調教を積んでいるようです。
スノーフェアリーのように、中距離で活躍が期待できるとの見方です。
ロードカナロアが挑戦しようとしていた天皇賞・秋ですが、もしかしたらロードクオーレが挑戦権を獲得する可能性も夢ではありません。
9. グリエルマ 牝馬 478kg
父 ロードカナロア
母 アズマサンダース
母父 サンデーサイレンス
主な兄弟 ダノンビーナス JRA1勝
馬主 小川眞査雄氏
厩舎 矢作芳人(栗東)
京都牝馬特別の勝ち馬、アズマサンダースの子供になります。
サンデーサイレンス肌の牝馬に、キングカメハメハの配合はかなり成功している配合です。
ドゥラメンテ・ローズキングダムが代表例です。
新たに、ロードカナロア×サンデーサイレンスの配合の成功が見れるのしょうか?
注目の配合でもあります。
入りが遅かったため、早めのデビューは考えていないようです。
距離は短めに狙いを定めている様子です。
10. ブリオレット 牝馬 486kg
父 ロードカナロア
母 シナノネージュ
母父 フレンチデピュティ
主な兄弟 ブランネージュ JRA3勝
馬主 G1レーシング
厩舎 角居勝彦(栗東)
ブランネージュの妹になります。
母のシナノネージュは未勝利でしたが、2台母のコードネームはハットトリックの母親になります。
短距離だけでなくマイルでの活躍も期待される1頭です。
前向きで無駄なことをしない頭のいいタイプのようです。
早い時期に勝ち上がって、桜花賞に駒を進めてほしい1頭でもあります。
フレンチデピュティの影響もあってか、パワー溢れる血統なのでダートで化ける可能性も秘めた1頭です。
新種牡馬ロードカナロアの注目の産駒について
ロードカナロアの産駒について調べていると、気性も問題なく、真面目で堅実に走りそうな子供たちがたくさんいます。
短距離思考で育てるか、初めから中距離も意識して育てるか、調教師さんたちの腕が試されますね。
ロードカナロアは活躍時期が遅くなりましたが、子供達は比較的早い時期からの力を発揮できそうです。
パワーのあったロードカナロアですので、芝・ダート問わずに1400メートルまでなら、掲示板を独占するシーンもたくさん見れる可能性があります。
POG的には、必ず押さえておきたい種牡馬の1頭です。