ハピネスダンサー
父メイショウサムソン 母クロノロジスト
母父クロフネ 母母インディスユニゾン
牝馬 5歳 鹿毛 2011年1月26日生まれ
これまでの出走レースと結果(近5走)
2016.04.23 福島 福島牝馬SG3 芝1800 良 16頭 6着 2人気
2016.03.13 中山 中山牝馬SG3 芝1800 良 16頭 5着 3人気
2016.02.21 小倉 小倉大賞典G3 芝1800 良 16頭 5着 4人気
2016.01.16 中京 愛知杯G3 芝2000 良 18頭 13着 3人気
2015.11.23 京都 修学院S 芝2000 良 10頭 1着 3人気
父メイショウサムソンは2006年のクラシック2冠馬。
古馬になってからも天皇賞春・秋を制し、生涯成績は9.7.2.9(1着.2着.3着.着外の回数)の実力馬でした。
勝ち鞭からも見て取れるように、スタミナが豊富で主に長距離が得意な馬でした。
種馬リーディングも年々順位を上げてきており、2016年現在で18位をマークしています。
産駒の成績は重賞ではデンコウアンジュの1勝のみで、まだG1馬は出ていませんが、この調子でいけばG1馬誕生も夢ではなさそうです。
母父のクロフネはいまだ健在の種馬。
今年のリーディングも7位と衰えを見せません。
その仔を母にもつハピネスダンサーは血統面をみても、今後かなり重宝されていく牝馬となりそうです。
今の中央競馬の上位グループの血統を見るとディープインパクト、キングカメハメハは良く見ます。
そうなると次の世代ではインブリード(近親配合)の傾向が強くなり、危険な配合を回避するための配合をすることになります。
そうなった時に血統に上記二頭の血(祖父、祖母などまで含めて)が混じっていないローカル血統の強い馬が重宝されるわけです。
ですから、かなり長い目で見ても今後期待したい一頭ですね。
過去のレースの結果から見る特徴
脚質は中団から少し前に位置取りをする先行馬。
何回か逃げをうっているレースもあるようです。
距離は牝馬にしては長めの1800~2000mのみのレースしか出走していません。
父メイショウサムソンがスタミナ自慢の馬だったことと、レースの映像を見る限り適正な距離だと判断できます。
右回り、左回りどちらも不得意はないようですし、コースもそれぞれの競馬場の特徴も器用にこなしています。
今のところ特に京都競馬場と小倉競馬場では安定した走りを見せています。
1600万下までは順調に勝ち進んできましたが、やはり重賞の壁は高く、上位に食い込むことはできるものの、勝ち切るにはまだ少し力不足なのは否めません。
1600万下のレースまでは楽に先行集団、または逃げに位置取ることができましたが、やはり重賞のメンバーとなるとスタートから道中の位置取りの奪い合いまでレベルが高くなり、末脚が武器とまでは言えないハピネスダンサーにとってはどうしても前につけたいところ。
もしくは最終コーナーで早めスパートの捲りを決めたいところです。
今後の活躍と出走レースの予想
今後は牝馬限定の重賞を勝つことが目標になるでしょう。
1600万下を一発で決める強さもありますし、OPクラスならば末脚も上位クラスになると思います。
でも、やはり重賞を勝つとなれば今の状態では力が足りないと思うのが正直なところ。
ファン達が自由に書き込みできるハピネスダンサーの掲示板を見てもやはり『ワンパンチ足りない』『決め手に欠ける』といったフレーズが良く見られます。
その理由としてはやはり、末脚が抜群というほどではない、道中の位置取りが一定でない、ことなどがあります。
しかし、スタートも上手でスピードに乗るのも早いため、逃げ、先行はハピネスダンサーの脚質に合っていると思うのですが…
今後は直線が短く、コースの相性も良い京都競馬場や小倉競馬場での出走レースは注目です。