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マイル路線を席巻した帝王ニッポーテイオーの血統、親友だったダイユウサク

ニッポーテイオーの血統

リィフォー

Lyphard 

Northern Dancer 

Goofed 

Klaizia 

Sing Sing 

Klainia 

チヨダマサコ 

ラバージョン 

Damascus 

Evening Primrose 

ミスオーハヤブサ 

パーソロン

ワールドハヤブサ 

 父:リィフォー イギリス産。フランスの芝1600mのGⅢを勝つ。 

 母:チヨダマサコ 北海道静内町産。5戦1勝。生産牧場である千代田牧場では中心的な繁殖牝馬。1983年にニッポーテイオーを産み、1984年にタレンティドガール(エリザベス女王杯勝ち)を産む。

 

 祖父Lyphardはダンシングブレーヴなどを送り出し種牡馬として大成功を収めました。

 

父のリィフォーは、そのLyphardの直子であるということで、GⅢ勝ちしか実績はありませんが日本に輸入されました。

 

4年間、日本で種牡馬生活を送ったのちイギリスに戻りました。

 

母の父ラバージョンはアメリカのダート6ハロンGⅠの勝ち馬であり、父の距離実績を踏まえるとニッポーテイオーは短距離志向の血統ということになります。

 

この様な血統背景があったため、ニッポーテイオー陣営は、早々にクラシック路線に見切りをつけることができたのではないかと思われます。

 

勝利GⅠレース(騎乗騎手)

 1987年 天皇賞秋(郷原 洋行)、1987年 マイルチャンピオンシップ(郷原 洋行)、1988年 安田記念(郷原 洋行)。

 

クラシック路線に見切りをつけて大正解

 ニッポーテイオーは、豊かなスピードを生かして前々でレースを運ぶ、先行脚質の馬でした。

 

当時の年齢の数え方で4歳に春シーズン当初はクラシック路線を歩み、弥生賞3着となったため、クラッシック戦線での好走が期待されました。

 

しかし、芝2000mの皐月賞と当時ダービートライアルであったNHK杯で8着に終わったため、ニッポーテイオー陣営は更に距離が延びる2400mのダービーでの好走は無理と判断し、短距離路線へ矛先を向けることとなりました。

 

その選択が功を奏し、ニッポーテイオーは自身にあった距離を走ることで徐々に競馬を覚え、結果的には2000mの天皇賞秋制覇や宝塚記念の連対など、中距離もこなすようになりました。

 

丁度、日本中央競馬会では1984年に天皇賞秋が3200mから2000mに短縮になるなどの大幅な番組改訂と距離体系の整備が行われ、クラッシック偏重の考え方が改められたばかりのころです。

 

ニッポーテイオーのような卓越したスピードを有する馬が、結果的には活躍できるようになり、番組改訂と距離体系の整備は大成功だったといえると思います。

 

天皇賞秋の圧勝劇

 ニッポーテイオーの1987年の春シーズンは、安田記念、宝塚記念でともに2着に入るものの、GⅠレースで勝ち切れない状況が続きました。

 

秋シーズンは、中距離路線の一線級が集まる毎日王冠からスタートしました。

 

レースでは、道中3番手につけ最後の直線追い出し、先頭に立つものの、ダイナアクトレスとウインドストースに交わされて3着という結果でした。

 

休養明けのレースということで本調子ではなかったための結果でしたが、ニッポーテイオー陣営は、少し消極的なレースだったのではと考えていました。

 

この年の天皇賞秋は皇太子ご夫妻(今上天皇、皇后両陛下)が観戦される天皇賞50周年のメモリアルレースとして開催されました。

 

レース当日のニッポーテイオーの人気は単勝2.8倍の1番人気

 

毎日王冠では3着となったものの、実力では出走馬中1番という競馬ファンの考えが反映されたオッズでした。

馬場は重馬場で、追い込みは効きにくいですが、パワーが必要な状況でした。

 

レースでは、ニッポーテイオーはスタートを決めて、逃げ馬レジェンドテイオーの鼻を叩き、逃げの手に出ました。

 

道中も軽快に逃げ、直線に入っても足色は衰えず、2番手との差を広げる一方でそのままゴール。

 

2着に5馬身差の圧勝でした。

 

天皇賞秋が2000mになって、逃げて勝った馬はニッポーテイオー以外にはいません。

ニッポーテイオーの実力がまさに円熟期に入ってきたことがうかがえる好走劇でした。

 

また、毎日王冠の結果を活かし、思い切った騎乗した「剛腕」郷原騎手にとっても会心の騎乗となりました。

 

マイル路線で圧倒的な走りを見せる

 ニッポーテイオーは自身のスピードを最大限に生かした戦法による天皇賞秋の圧勝を境に、実力的に一皮むけた感じとなり、マイル路線で圧倒的な実力を見せることとなります。

 

 天皇賞秋の次は、マイルチャンピオンシップに出走しました。

レース当日の人気は、ニッポーテイオーが単勝1.2倍と一頭だけ飛び抜けたものでした。

 

 レースでは、スタートは良くありませんでしたが、向こう正面の直線でジワリと馬群の先頭に取りつき、第3コーナーでは2番手。

そのまま第4コーナーを回り、最後の直線で先頭を走るアイランドゴッデスを交わした後は、後続との差を広げる一方。

 

2着には5馬身差をつける圧勝でした。

 

 翌年、京王杯スプリングカップを2着と休養明けを一叩きした後、安田記念に出走しました。

ここでもニッポーテイオーの人気は、単勝1.5倍と抜けたものでした。

 

 レースでは、スタートは一息でしたがスピードの違いで先手を取り、そのまま逃げの手に出ました。

 

道中、郷原騎手は手綱をがっちりと持ったままでニッポーテイオーは軽快に先頭を走り、そのまま最後の直線に入っても脚色衰えず、ゴール前はダイナアクトレスが追い込んできましたが、1馬身差をつけ余裕の勝利となりました。

 

 東京コースでのGⅠの逃げ切り勝ち、マイルGⅠで1倍台に支持された上での圧倒的なスピードによる走りは、当時、日本の競馬史上でも中距離路線最強馬との声が上がるほどのものでした。

 

タマモクロスとの対決

 安田記念で圧倒的な勝ちを誇示した次走は宝塚記念でした。

 

前年の宝塚記念にも出走していましたが、スズパレードの2着に敗れていました。

 

そのため、ニッポーテイオーにとって宝塚記念勝ちは何としても欲しい勲章でした。

 

ただ、その年の宝塚記念には、前年末から勝ち続け、連勝で天皇賞春を制覇したタマモクロスも出走を予定していました。

 

路線の異なるチャンピオンホースの対戦ということで、競馬ファンの興味を大変引くこととなりました。

 

人気は、タマモクロスを抑えて、ニッポーテイオーが1番人気でした。

 

ニッポーテイオーの圧倒的なスピードの方が、タマモクロスの追い込みより上と判断した競馬ファンが多かったということです。

 

それほど、ニッポーテイオーのスピードは評価が高いものでした。

 

 レースでは、ニッポーテイオーはスタートを決めて、道中は2番手を進みました。

 

4コーナーで先頭に立ち、そのまま逃げ込みを図ろうとしますが、タマモクロスの末脚に屈し、2馬身半の差を付けられ2着となりました

 

これで宝塚記念は2年連続2着となり、結局は、ニッポーテイオーにとって2200mの距離は長かったということかもしれません。

 

ニッポーテイオーは、結局このレースが引退レースとなり種牡馬入りすることとなりました。

 

長寿を全うする

 2000年の種付けシーズンまで種牡馬として活躍し、産駒にはインターマイウェイ(大阪杯勝ち)、ダイタクテイオー(毎日杯勝ち)などがいます。

 

また、連敗記録で有名になったハウルララもニッポーテイオーの産駒です。

 

種牡馬を引退した後は、北海道浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUで余生を送ることとなりました。

 

 繋養先では、有馬記念を勝ったダイユウサクと大変仲良しでした。

 

ダイユウサクが亡くなったときは、食欲が一時落ちてしまったほどだったと言います。

 

ニッポーテイオーは、2016年8月16に老衰で死亡。

33歳でした。

 

競走馬の長寿記録は35歳であることを考えますと、ニッポーテイオー自身、長寿を全うしたと言えるのではないでしょうか。

 

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