日本で最もメジャーなギャンブルは、と問われたとき、競馬とパチンコが真っ先に頭に浮かぶ方はおそらく多いでしょう。
両方を楽しむ方もいれば、競馬派、パチンコ派に分かれ、それぞれ片方のみを楽しむ愛好家の方も数多くいると思います。
ここでは、どちらのギャンブルが効率いいのか、どっちが儲かるのかを考えてみたいと思います。
競馬とパチンコの共通している点
競馬もパチンコも共通している点は、ゼロサムゲーム、もしくはマイナスサムゲームであるということです。
ゼロサムゲームとは利益配分の総量が増えないゲームのことです。
例えば100万円を5人で奪い合うゲームがあったとします。
このゲームをやったとき、5人が得られた利得は100万円であり、これ以上増えることはありません。
ちなみにマイナスサムゲームとは、このゲームを行う際、胴元がいた場合、胴元がテラ銭(場所代)を20万円を抜くとします。
すると、80万円を奪い合うゲームが成立します。
つまり、当初の総量より下がった状態でゲームがスタートすることになります。
これをマイナスサムゲームといいます。
双方とも、お金をかける人がいて、その集めあったお金を同元であるJRA、パチンコ屋が抜いてゲームが行われる点からゼロサムゲーム、マイナスサムゲームであるといえます。
競馬とパチンコの違い
それでは競馬とパチンコの大きな違いは何でしょう。
大きく以下の2点です。
・控除率(テラ銭)
・チャレンジ数
まず、競馬とパチンコでは控除率(テラ銭)が違います。
競馬の場合だと、20%~30%です。
単勝、複勝だと20%、馬連、枠連、ワイドだと22.5%、馬単、3連複だと25%、3連単だと27.5%、WIN5だと30%となります。
パチンコは7~10%
控除率(テラ銭)だけだと、パチンコが有利です。
ただ、一方で、本当にパチンコが有利なのでしょうか。
競馬はJRAだと1週間に最大36レースあります。
対して、パチンコは休みなく朝10時から夜10時(店によります)が稼働しています。
チャレンジ数は圧倒的にパチンコのほうが多いです。
つまり、一見控除率は競馬のほうが高く、不利ですが、パチンコはそのチャレンジ数が多いためどちらが良い、悪いは一概に言えません。
期待値・還元率について
先ほどは「控除率」という言葉を使いましたが、100%から控除率を引いた数が還元率、すなわち掛けたお金に対し、自身に戻ってくるお金の理論値という形になり、これを「期待値」という言い方をします。
つまり、競馬は10000円かけたら7000円~8000円、パチンコは9000円~9300円が戻ってくるということになります。
ただし、これは10000円の話で、パチンコ屋にいって10000円は30分あれば消えていきます。
一方、競馬は10000円あれば、その気になれば1日遊ぶことのできる金額です。
つまり、一見率の話をすれば圧倒的にパチンコが儲かる・負けないギャンブルです。
しかし、これを金額に換算したとき、1万円使って3000円負けるくらいならまだ健全です。
1万円を30分で使い切ることを考えた場合、競馬と同じように6時間遊ぶと12万円使う計算になり、2万5千円程度負ける計算になります。
所得にもよりますが、25000円負けるのは結構痛い金額ではないかと思います。
まとめ
同じ金額を使うなら、パチンコのほうが負けないギャンブルです。
一方、パチンコはチャレンジ数が圧倒的に多いため、使う金額が増え、必然的に負け金が増えていく計算になります。
つまり、多くの金額を使うのなら、パチンコをお勧めします。
一方、少額で一発を狙う、また決めた金額であそぶという観点なら競馬をお勧めします。
好きなものを、ほどよくやる、これが一番ですね。
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