競馬サイトのコメントを見ていると「ブシロード配合」、「ブシ配合」という言葉がたまに出てきます。
しかし、あらゆる血統本や競馬サイトを見ても「ブシロード配合」という言葉は一切出てきません。
つまり、正式な用語ではないということが想定されます。
また、ネットスラングとしても、まだ十分に市民権を得られていない言葉であるものととらえます。
ここでは、ブシロード配合について、どんな馬がブシロード配合と呼ばれているか、また語源などを探っていきたいと思います。
ブシロード配合から生まれたと言われる馬
上記のように、ブシロード配合とは正式な競馬用語ではなく、競馬関係者はおそらくそのような言葉を使って、競走馬を配合はしていないものと想定します。
では、どのような馬がブシロード配合と呼ばれているのでしょうか。
いくつか例をあげたいと思います。
ヴァナヘイム (父:キングカメハメハ 母:グルヴェイグ 母父:ディープインパクト)
アウォーディー(父:ジャングルポケット 母:ヘヴンリーロマンス 母父:サンデーサイレンス)
ヤマカツエース(父:キングカメハメハ 母:ヤマカツマリリン 母父:グラスワンダー)
ゴールドドリーム(父:ゴールドアリュール 母:モンヴェール 母父:フレンチデピュティ)
ブシロード配合について
今回、調査する中でブシロード配合という言葉をインターネットで検索するにあたり、1つのキーワードが出てきました。
それは「ニックス」です。
「ニックス」とは、優秀な競走馬が生まれる可能性の高い組み合わせのことを言います。
最近話題の例として、父ステイゴールドと母父メジロマックイーンの組み合わせがこれに該当します。
この組み合わせの活躍馬がドリームジャーニー、オルフェーブル、ゴールドシップとそうそうたるメンバーが顔をそろえています。
さて、先ほどブシロード配合と呼ばれた馬についても同様です。
ヴァナヘイム (父:キングカメハメハ 母:グルヴェイグ 母父:ディープインパクト)については、母父サンデー系、父キングカメハメハはベタ中のベタで、ドゥラメンテはその代表格に当たります。
アウォーディー(父:ジャングルポケット 母:ヘヴンリーロマンス 母父:サンデーサイレンス)については、オウケンブルースリなどの名馬が輩出されているなど「ニックス」となっており、テーマとなっている「ブシロード配合」もおそらくこれに該当するのではないかということが想定されます。
「ブシロード」とは一体何?
ブシロード配合がニックスだという仮説についてはご理解いただけたと思いますが、その語源となった「ブシロード」とは何でしょうか。
ブシロードというワードを検索すると、以下の言葉が出てきます。
「株式会社ブシロード」。
東京都中野区に本社を置く、主にカードゲーム、トレーディングカード、ゲームソフト、キャラクターグッズの開発、製作、販売、各種コンテンツのプロデュースを手がける会社です。
(参考:wikipedia)
ブシロードのゲームは、カードの組み合わせによって対戦するカードゲーム(スマートフォンのアプリ含)で、勝ちパターンのカードの組み合わせがあるようです。
おそらくこの勝ちパターンとニックスの意味合いが合致しているところから生まれたネットスラングではないかと思われます。
ちなみに、似たようなワードで「ヴァンガード配合」という言葉もありますが、これも「カードファイト!!ヴァンガード」から語源がきたものではないかと想像されます。
まとめ
今回については、色々調べたのですが、確たる結論が出なかったため、ブシロード配合と呼ばれている競争馬を調べ、あらゆる分析をしてみました。
このロジックの正当性、追加で認識しなければならない事項もおそらくありそうです。
血統については書籍・ネットあらゆるものを駆使してさらなる知見が求められると我ながら感じます。