今回は国内のダート戦において活躍している種牡馬をランキング形式でまとめてみました。
日本の中央競馬は芝レースが中心となっており、G1をはじめとしたビッグレースはほとんどが芝レースです。
一方、ダートのレースもG1レースこそあるものの、芝レースに比べてればインパクトには劣ってしまうことが多い傾向にあります。
そうは言っても、地方競馬はすべてダートですし、中央競馬もダート戦は比較的多く組まれていますので、ダートで活躍する競走馬の種牡馬にどういった傾向があるのかを知っておくことは馬券の予想をする上でも重要なのではないでしょうか。
そこで、今回はダート戦における種牡馬ランキングを紹介していきたいと思います。
※当ランキングは筆者の独断で順位付けされています。特定の競走馬や関係者、あるいは馬券に誘導するものではありませんのでご了承ください。
※出走数や勝利数などのデータは2016年度のデータを用いています。
1位 ゴールドアリュール
堂々の1位は現役時代にダート界でG1レース4勝を含む重賞5勝をマークしたゴールドアリュールです。
1年間にダートレースに出走した頭数は約370頭にのぼり、出走回数は約2,800回にもなるほど、ダートレースに多くの産駒を輩出しています。
自身の現役時代を彷彿とさせるように、産駒もダート戦で活躍する馬が多く、年間で325勝をマークしています。
ゴールドアリュール産駒の特徴は平場のダート戦はもちろん、重賞戦線でも活躍する馬が多く、代表産駒としては地方交流含めたG1レース9勝をマークしたエスポワールシチーや父と同じフェブラリーステークスを勝利したコパノリッキーなど、大舞台で活躍する産駒を輩出しています。
2位 キングカメハメハ
第2位はキングカメハメハです。
自身は現役時代にダートレースへの出走はありませんでしたが、父のキングマンボはダートが主流のアメリカで活躍した馬で、パワータイプの血統背景からか、キングカメハメハ産駒はダート戦でも活躍をしています。
産駒のダート戦における成績は年間で320勝をマークしており、代表産駒には地方を中心にG1レースを10勝もマークしたホッコータルマエや、ベルシャザール、ロワジャルダンといったダート戦線を盛り上げる強豪馬を輩出しています。
3位 サウスヴィグラス
第3位はサウスヴィグラスです。
自身は1998年のデビュー戦からダートを走り続け、その大半がダートの短距離レースでした。
現役生活の2~7歳までで重賞を含む16勝を挙げる活躍をした同馬はその成績に恥じぬ活躍を見せる産駒を続々と輩出しています。
日本競馬は比較的ダートの短距離レースは多く組まれていることもあることからか、年間勝利数は455勝をマークしており、勝利数に関しては年間トップの成績を残しています。
代表産駒はコーリンベリーやナムラタイタンなどが挙げられますが、サウスヴィグラス産駒の特徴は大舞台というよりも、平場のダート短距離戦でコンスタントに勝ち星を積み重ねている点ではないでしょうか。
また、ダートの短距離レースでG1レースをはじめとした大きなレースがないことも影響してか、他の種牡馬の代表産駒に比べるとインパクトは劣ってしまうかもしれませんが、勝利数においてはトップレベルであり、とにかくダートの短距離レースにサウスヴィグラス産駒が出走してきたら注意をしなくてはいけないかもしれませんね。
4位 クロフネ
第4位はクロフネです。
クロフネ自身は現役時代に芝のG1NHKマイルカップを制し、さらにダート路線に転向するとジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)を制し、芝ダートの両G1を制覇する才能を発揮しました。
そのような父の血統を受け継ぎ、クロフネ産駒は芝ダートどちらも活躍馬を輩出していますが、ダート戦においては年間320勝をマークしています。
代表産駒はJBCLクラシックを連覇したホワイトフーガなどを輩出しています。
ちなみにですが、ダート戦を年間で300勝以上マークしている産駒を輩出している種牡馬はここまでですので、ここまでの上位4頭はダート戦において目が離せない血統と言えますね。
5位 パイロ
第5位はパイロです。
競馬を始めたばかりの方には少し馴染みが薄いかもしれませんが、パイロ自身は現役時代をアメリカで活躍した競走馬です。
日本に輸入されて種牡馬生活をスタートさせると、ダート戦において年間200勝以上をマークしており、オープンクラスまで勝ち上がって行く産駒を次々に輩出しています。
現役時代が想像しにくい馬なのでイメージしづらいところがあるかもしれませんが、しっかりとダート戦線で活躍場を輩出していますので、人気薄でも注意しなければいけないかもしれませんね。
6位 ダイワメジャー
第6位はダイワメジャーです。
ダイワメジャー自身はキングカメハメハと同様、現役時代にダートレースへの出走経験はありません。
また、産駒も重賞レースで大活躍をおさめるような競走馬はまだ輩出できていませんが、それでも年間勝利数は241勝となっており、平場を中心にコンスタントに勝利を積み重ねていると考えられます。
7位 ネオユニヴァース
第7位はネオユニヴァースです。
ネオユニヴァースも現役時代にダートレースへの出走はありませんが、産駒の年間ダート勝利数は217勝となっており、平場を中心にコンスタントに活躍馬を輩出しているのではないでしょうか。
特に直近(2016-2017年)においてはグレンツェントが活躍し始めており、ダート戦においてもG1馬を輩出する日はそう遠くないかもしれません。
8位 エンパイアメーカー
第8位はエンパイアメーカーです。
エンパイアメーカーはアメリカで活躍した競走馬で、アメリカのクラシックレースであるベルモントステークスを制した馬でもあります。
日本での種牡馬入りをスタートさせると、芝レースの方がダートに比べて多く勝利している傾向にはありますが、ダート戦でも年間292勝をマークしており、ダート界においても決して侮れない存在といえます。
9位 カネヒキリ
第9位はカネヒキリです。
カネヒキリの現役時代は、まさに当時のダート界をけん引したと言っても過言ではないほどの活躍をしました。
G1レースは地方交流を含めて7勝をマークしており、世界最高峰のレースと言われるドバイワールドカップでは4着に入っている馬です。
そのダートでの活躍を遺伝子として受け継ぎ、産駒もダート戦を中心に活躍しています。
年間勝利数は197勝をマークしており、特に平場や新馬戦、未勝利戦のダートレースでは安定した成績を残しているのではないでしょうか。
10位 アグネスデジタル
第10位はアグネスデジタルです。
アグネスデジタル自身はクロフネと同じく、芝レースにおいては安田記念や天皇賞・秋、そしてダートレースではフェブラリーステークスや地方の南部杯を制覇するなど、芝ダートともにG1レースを制覇している芝ダート兼用のトップホースでした。
そのため、アグネスデジタル産駒も芝ダートどちらもコンスタントに活躍していますが、ダートにおける年間勝利数は171勝をマークしており、代表産駒としてアスカノロマンなどがいます。
まとめ
ダート戦における種牡馬ランキングをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
現役時代にダート戦において活躍した馬は非常にイメージが付きやすいと思いますが、そうではない馬やダートが主流のアメリカで活躍した馬など、意外な種牡馬も好成績を残していることが分かります。
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