「競馬本」と言えば様々なジャンルの書籍が多く販売されていますが、皆さんも一度は馬券攻略の本であったり、雑誌などを読まれたりしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな競馬本の中から、ジャンル別でオススメしたい本をランキング形式でご紹介します。
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馬券攻略
競馬本と言えば真っ先に思い浮かぶのはこの「馬券」を的中するための攻略系の本ではないでしょうか。
馬券攻略に役立つオススメの本を紹介します。
1位:2万円を競馬で1千万円にできる人・できない人
著者:双馬毅&「競馬最強の法則」万馬券取材班
競馬本の中でも馬券を的中させるためのアドバイスや方法が書かれている書籍は数多くありますが、タイトルはどうしても派手なものになってしまいがちですよね。
この本も割と派手めではありますが、昨今のビジネス書などで流行っている「できる人・できない人」系のタイトルを使っており、書籍としてのセンスを感じます。
この本の良いところは馬券でお金を稼ぐことに対してかなりリアリティーがあり、「必ずしも上手くいくわけではない」といった現実味のあるマインドを持つことが重要だと説いています。
どうしても、競馬の馬券攻略系の本はすぐに結果を求めている読者が多く、実際に実践して上手くいかないとすぐ他の方法に変えてしまう人も多いと思いますが、この本の場合は馬券をきちんとした計画に基づいた「投資」をするようなつもりで訴求しているのがポイントです。
株式投資やFXと同様、資金管理や1度の馬券で一喜一憂したりしない強いマインドなど、長期的な視点で競馬に取り組むべきと書かれています。
2位:勝ち馬がわかる競馬の教科書
著者:鈴木和幸
これから競馬を始めたい人や、馬券の成績で悩んでいて原点に戻りたいという人にオススメの一冊です。
タイトルの通り、競馬の基本的なルールや仕組みといった部分から、各競馬場のコース解説やパドックでの馬体の見方など、様々な視点で書かれているのが特徴的です。
初心者の方はもちろんですが、今まで漠然としていた知識や知らなかった豆知識などを知りたい人にもオススメです。
3位:競馬で稼ぎ続ける「馬券の王道」
著者:里中 李生
この本も馬券で勝つためには長期的な視点での予算配分やレース選びの方法が書いてあります。
馬券の買い方としては単複馬券を推奨しており、複勝で保険をかけながら単勝で大きく勝つという方法がメインであることが書かれています。
また、この本の特徴的なところは、競馬に対する取り組み方を通じて人生観にも触れており、例えば「競馬場でお腹一杯ご飯を食べると頭の判断が鈍り、予想の精度が落ちてしまう」といったことも書かれており、ただの馬券攻略本とは違ってどのように行動すべきかを書かれているところが参考になると思います。
血統関連
競馬の醍醐味と言えば血統の奥深さを挙げられる人も多いのではないでしょうか。
血統は馬券を買ううえでも非常に重要なファクターです。
そんな血統のことがデータでまとめられている本を紹介します。
1位:田端到・加藤栄の種牡馬事典
著者:田端到、加藤栄
ファンの間では「血統の定番書」とも言われている人気の血統本。
毎年最新のデータを集めて出版されています。
現役種牡馬のデータを細かく掲載しており、どの競馬場でどの種牡馬が良いのか、成長スピードはどのくらいか、といった予想をする上で重要な要素がしっかり書かれており、1冊は持っておきたい血統本と言えるでしょう。
2位:種牡馬最強データ
著者:関口 隆哉、宮崎 聡史
種牡馬辞典と同様に各種牡馬の特徴やコースごとのデータなどが細かく掲載されていますが、この「種牡馬最強データ」の特徴はローカルコースまでしっかりとデータが掲載されている点です。
ほかの血統本は主要な競馬場は情報量が豊富なものの、ローカルになると情報が減ってしまう本も数多くありますが、この本はそうではなく、しっかりローカルコースまで網羅されている点が嬉しいところです。
競馬関係者執筆
このジャンルはいわゆる現役の騎手であったり、引退した騎手や調教師の方が執筆されている本をご紹介します。
1位:勝負師の極意
著者:武豊
競馬界のスーパースターである武豊騎手が執筆されている本です。
もともと週刊誌で連載されていた記事を集めたコラム集とも言えます。
武豊騎手自身のこれまでの人生であったり、仕事に対しての取り組み方や印象に残っているレースなどを紹介していきながら、「一人のプロフェッショナル」として仕事にどう向き合っているのかを考えさせてくれる一冊です。
競馬ファンのみならず、仕事で悩んでいるビジネスマンや新たな価値観を得たい方にもオススメです。
2位:開成調教師の仕事
著者:矢作 芳人
2012年の日本ダービーを勝利したディープブリランテを育て上げた現役調教師の矢作芳人氏。
競馬界の関係者としては珍しい、開成高校出身という高学歴な矢作調教師がどのようにして調教師になり、どんな仕事をしているのかが分かる一冊。
調教師という華やかな仕事の裏側を知ることができる貴重な本です。
3位:騎手の一分――競馬界の真実
著者:藤田 伸二
2015年に現役を引退した藤田伸二元騎手が現役時代に執筆した一冊。
自分自身のことをはじめ、競馬界の裏側や、なかなかメディアが書けないような話までかなり突っ込んだ内容が書かれており、競馬ファンなら読んでおきたい一冊と言えるでしょう。
データ関連
競馬予想において欠かせない要素と言えば過去のデータでしょう。
競馬新聞にも掲載はされていますが、紙面の関係上、あまり深く掲載できていない新聞も多いはず。
そんな時に持っていると便利なデータ関連の本をご紹介します。
1位:2016年版 重賞競走データBOOK
出版:にちぶんMOOK
中央競馬の重賞レースにおける勝ち馬の傾向や馬券に絡むローテーション、血統など様々な角度からデータを集め、そのレースにおいてどういった傾向の馬が好走する可能性が高いか(あるいは低いか)を知ることのできる本です。
中央競馬の重賞レースはすべて掲載されているので、この一冊で一年間使い続けることができます。
2位:海外競馬・勝つためのプレミアム・データ&テクニック
著者:秋山 響
今年からいよいよ海外レースでも馬券が買えるようになり、ますます注目を集めるようになった海外のG1レース。
これまでは日本馬の応援で映像を見ることはあっても、いざ馬券の検討をするとなると、海外の競馬場の特徴や血統など、知らない要素がたくさんありますよね。
そんな時に役立つ一冊となっています。
この本は各国バラバラになっているレース結果を統一表記してくれています。
そのため、過去10年の結果表があるので、それだけでも情報として厚みが出ます。
また、対象レースのコース、馬場、騎手、調教師、種牡馬など細かい部分も解説されていますので、レースの勝負となるポイントがすぐに分かります。
海外レースの馬券もしっかり検討して的中させたいという人にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口に競馬本と言っても様々なジャンルがありますし、ご自身の競馬に対する知識度によっても変わってくるとは思いますが、現状のご自身の状況とこれから得たい情報や知りたいことを明確にして読み進めることで、また新たな競馬の楽しさや魅力に気付くことができるかもしれませんよ。
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