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イギリス競馬の歴史や日本との関わり、競馬場一覧、馬券種類、ドレスコード

 

2016年10月から海外のビッグレースの馬券発売が解禁!

 

インターネット投票を利用しないと馬券購入できない状況だったにも関わらず、海外馬券発売の解禁第1弾だったフランス・凱旋門賞では約41億円という驚異的な売り上げをマークし、話題を集めました。

 

海外競馬への関心が高まっていることは日本の競馬界にとっても好ましい状況ですので、今の勢いをこのまま持続させていってもらいたいですよね。

 

ここでは、海外競馬の中でもビッグレースが数多く開催されるイギリス競馬をピックアップ!

歴史や日本競馬との関わりはもちろん、イギリス競馬独特のドレスコードについてもご紹介します。

 

イギリス競馬の歴史

イギリス競馬が誕生したのは12世紀頃。

 

1540年に地球上初の競馬場となるチェスター競馬場の建設以降、500年以上に渡り、世界の競馬シーンをリードし続けています。

 

18世紀に入ると、競走馬の代表的な品種であるサラブレッドが誕生したほか、レースでの着順に応じて賞金を分配する「ステークス方式」が確立されました。

 

1791年には「エスケープ事件」という八百長の疑惑がかかった事件が発生。

エスケープ事件がきっかけとなり、八百長行為防止のための厳しいルールが定められています。

 

世界で初めて競馬場が建設され、サラブレッドの品種改良に成功するなど、現代競馬では当たり前となっているものの多くはイギリスで誕生していて、「競馬発祥の地」と呼ばれているのです。

 

 

日本競馬との関わり

日本競馬は競馬の基礎を築いたイギリス競馬を見本にすることで世界各国に胸を張れる競馬文化を作っています。

 

イギリス競馬は地位の高い人たち向けのもの、という印象がありますけど、華族制度が根付いていた頃の日本も今のイギリス競馬と同じように地位の高い人たちが楽しむ道楽、という一面がありました。

 

また、「ダービー=最強馬決定戦」という流れを作ったのもイギリス競馬といわれていて、日本で最も価値の高いG1レースである「日本ダービー」の由来となっています。

 

 

競馬場一覧

イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、という4つの国で構成されていて、それぞれの国に競馬場が建設されています。

 

イングランド

・アスコット競馬場

・エプソム競馬場

・ドンカスター競馬場

・ニューマーケット競馬場

・ヨーク競馬場

・ニューベリー競馬場

・ヘイドックパーク競馬場

・エイントリー競馬場

・チェルトナム競馬場

・サンダウン競馬場

・グッドウッド競馬場

・ウインザー競馬場

・ケンプトンパーク競馬場

・リングフィールド競馬場

 

 

ウェールズ

・フォアラス競馬場

 

 

スコットランド

・エア競馬場

 

 

北アイルランド

・ダウンパトリック競馬場

・ダウンロイヤル

 

 

主要なレース(G1など)

イギリス競馬の主要レースをご紹介しましょう。

 

グランドナショナル(障害約7242m・エイントリー競馬場)

賞金総額は約1億4,000万円。

G3の障害レースですが、日本の有馬記念に匹敵するくらいの馬券売上額を誇ります。

 

 

2000ギニー(芝1600m・ニューマーケット競馬場)

賞金総額は約6,500万円。

イギリス競馬のクラシック三冠レース1戦目になります。

 

 

ダービー(芝2410m・エプソム競馬場)

賞金総額は約1億9,000万円。

イギリス競馬のクラシック三冠レース2戦目になります。

 

 

プリンスオブウェールズステークス(芝2000m・アスコット競馬場)

賞金総額は約1億円。

 

イギリスの王室が主催する「ロイヤルアスコット」のうちの1レース。

2016年にはエイシンヒカリが参戦しましたが、6頭立ての6着に敗れています。

 

 

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝2400m・アスコット競馬場)

賞金総額は約1億6,000万円。

フランス・凱旋門賞と並ぶ、欧州最高峰のレースとして親しまれています。

 

 

インターナショナルステークス(芝2080m・ヨーク競馬場)

賞金総額は約1億1,000万円。

ミスエルテやソウルスターリングの父・フランケルが現役時代に勝利したレース。

 

2005年にはゼンノロブロイが参戦したものの、2着に敗れました。

 

 

セントレジャーステークス(芝約2937m・ドンカスター競馬場)

賞金総額は約9,400万円。

イギリス競馬のクラシック三冠レース3戦目で、日本の菊花賞にあたるレースです。

 

 

チャンピオンステークス(芝2000m・アスコット競馬場)

賞金総額は約1億9,000万円。

 

欧州の芝・中距離の最強馬決定戦。

近年は凱旋門賞ではなく、チャンピオンステークスを目標にする欧州馬が多くなっています。

 

 

馬券の種類

単勝、複勝、馬連、馬単、三連単、という日本でおなじみの馬券がイギリス競馬でも発売されています。

 

しかし、複勝については日本と違う特徴が存在していて、イギリス競馬では16頭以上のハンデ戦だと4着までが馬券的中の対象となります。

 

続いては、日本には存在しないイギリス競馬ならではの馬券を1つずつご紹介します。

 

プレイスポット(PLACEPOT)

指定の6レースすべてで複勝を的中させる馬券。

日本流でいえば、複勝ころがしを6レース続けて成功させれば当たり、という馬券ですね。

 

 

クァドポット(QUADPOT)

指定の4レースすべてで複勝を的中させる馬券。

プレイスポットよりも指定のレース数が少なく、的中させやすい馬券です。

 

 

ジャックポット(JACK POT)

指定の6レースすべてで単勝を的中させる馬券。

5つのレースの単勝を的中させるWIN5よりも難易度が高い馬券です。

 

 

ドレスコード

日本競馬では、馬主以外の競馬ファンはとてもラフな服装で競馬場に出かける、というケースがほとんどですが、イギリス競馬はそれ相応のドレスコードが求められます。

 

エリザベス女王が来場するロイヤルアスコットのような格の高いレースはもちろん、ビッグレースが開催されない時でもしっかりとした服装で競馬場に出かけるのが一般的です。

 

男性の場合はスーツ、女性の場合はジャケットを羽織る、というのがイギリス競馬のドレスコードです。

 

絶対にスーツやジャケットを着用しなければいけないわけではありません。

でも、VIP席で観戦する場合は決められたドレスコードで来場しないと入場を拒否されてしまいます。

 

 

まとめ

「競馬発祥の地」として知られているイギリス競馬は12世紀頃からスタートし、日本競馬にも大きな影響を与えました。

 

日本の競馬に馴染んでいると、正装で競馬を観戦するということに違和感を覚えますが、日本競馬とイギリス競馬の文化の違いをこの機会に覚えておいてくださいね。

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