最近、キタサンブラックの北島三郎さん(名義は大野商事)やヴィブロスの佐々木主浩さん、ディーマジェスティの嶋田賢さんなど、個人馬主の健闘が目立っていますよね。
先日、プロ野球を引退した三浦大輔投手も個人馬主として活躍していますが、ここでは、2016年の桜花賞で悲願のG1制覇を果たした個人馬主・青山洋一さんをピックアップ!
本業や主な所有馬の一覧をご紹介します!
青山洋一とは、本業
青山洋一さんの本業は実業家です。
20代前半までに20以上の転職を経験していて、出身地の島根県に「ビー・アイ・ジー・グループ」という株式会社を1990年に設立させます。
フランスの大手美容サロン「モッズ・ヘア」を傘下に置くなど、企業の買収や売却を繰り返すことで会社を大きくしていった青山洋一さん。
2009年に「ビー・アイ・ジー・グループ」から「エム・エイチ・グループ」へと社名を変更し、会社の会長に就任しました。
いつから馬主に?
「ビー・アイ・ジー・グループ」を設立されてから22年後の2002年からJRAの馬主として活動しています。
所有馬の大半は社台ファームや下河辺牧場、追分ファームといった大手の牧場で生産された馬です。
主な所有馬一覧
青山洋一さんがこれまでに所有していた馬の一覧をご覧いただきましょう。
ジュエラー(2013年生まれ)
馬名の由来:宝石職人
主な勝ち鞍:2016年・桜花賞(G1)
青山洋一さんをG1オーナーへと導いた馬です。
桜花賞制覇後に骨折が判明しましたが、秋華賞で4着に入るなど、地力の高さを示しています。
シーキングザダイヤ(2001年生まれ)
馬名の由来:母名(シーキングザパールの一部)+ダイヤモンド
主な勝ち鞍:2004年・ニュージーランドトロフィー(G2)
2006年・日本テレビ盃(G2)など
青山洋一さんにJRA重賞初勝利をもたらした馬です。
G1で2着9回という成績でありながら、あと一歩のところでG1制覇はなりませんでした。
ワンカラット(2006年生まれ)
馬名の由来:一番に輝け
主な勝ち鞍:2009年・フィリーズレビュー(G2)
2012年・オーシャンステークス(G3)
ジュエラーの半姉で、1200m・1400mといった芝の短距離レースで活躍。
2010年にはサマースプリントシリーズを優勝しました。
フォーエバーマーク(2008年生まれ)
馬名の由来:永遠の証
主な勝ち鞍:2013年・キーンランドカップ(G3)
桜花賞やNHKマイルカップといった3歳のマイルG1に出走したことがありますが、古馬になってからは芝の1000mや1200mの重賞の常連として活躍しました。
ブルーチッパー(2010年生まれ)
馬名の由来:賢い人
主な勝ち鞍:2015年&2016年・スパーキングサマーカップ(S3)
JRAだけではなく、大井競馬に移籍してからは南関東のオープン級で活躍。
2016年のJBCレディスクラシック6着を最後に引退しました。
トロフィーディール(2003年生まれ)
馬名の由来:大仕事
主な勝ち鞍:2008年・琵琶湖特別(1000万下)
2001年の宝塚記念を制したメイショウドトウの半弟という良血馬ですが、平地では1000万下のレースを勝つのがやっとでした。
ドリームライナー(2006年生まれ)
馬名の由来:夢のG1定期便
主な勝ち鞍:2010年・京都クラウンプレミアム(1600万下)
2000年のケンタッキーダービーを優勝したフサイチペガサスを父に持っていて、2006年の当歳セレクトセールで1億円という高額で落札された馬です。
ドットコム(2005年生まれ)
馬名の由来:インターネット関係のベンチャー企業の総称
主な勝ち鞍:2008年・美浦ステークス(1600万下)
父がステイヤー型のブライアンズタイムだったこともあって、2008年の菊花賞(10着)に出走するなど、長距離レースを中心に活躍しました。
サンシャイン(2009年生まれ)
馬名の由来:太陽のように輝け
主な勝ち鞍:2012年・エルフィンステークス(OP)
ワンカラットと同様、こちらの馬もジュエラーの半姉になります。
重賞勝利こそありませんでしたが、2012年の愛知杯では10番人気ながら2着に健闘しています。
マストハブ(2007年生まれ)
馬名の由来:必需品
主な勝ち鞍:2011年・雅ステークス(1600万下)
神戸新聞杯(7着)に出走していましたが、父が馬力型のアフリートだったこともあり、3歳の秋からはダートレースを中心に活躍しました。
まとめ
G1を制したジュエラーだけではなく、G1の2着が9回もあるシーキングザダイヤやサマースプリントシリーズ優勝のワンカラットも所有していた青山洋一さん。
近年は所有馬の数を絞っている状況ですけど、質の高い馬ばかりを所有していますから、今後も重賞戦戦で大活躍してくれそうですね。