ディープインパクトやナリタブライアンなど、カッコイイ馬名で活躍している馬がたくさんいますが、中には「なんでこんな馬名つけたの?」と思ってしまうような珍名馬もいますよね。
ここでは、面白い馬名をつけさせたら右に出る者はいない個人馬主・小田切有一さんをピックアップ!
小田切有一さんの主な所有馬をご紹介するのはもちろん、本業についても調べましたので、どうぞお楽しみに!
小田切有一とは、本業
東京都出身で中央大学を卒業している小田切有一さんの本業は実業家です。
福岡県青果生産組合の組合長、経営学研究所の代表、エール株式会社の代表を歴任しています。
医師だった祖父が馬に乗って往診していたことや、東京競馬場の近くにある高校に通っていたことが影響して競馬に興味を持ったという小田切有一さん。
馬主になる事を夢見ていた祖父の遺志を継ぐため、JRAの馬主資格を取得しました。
主な所有馬一覧
小田切有一さんがこれまでに所有した珍名馬の数々をご覧いただきましょう。
オレハマッテルゼ(2000年生まれ)
馬名の由来:俺は待ってるぜ
主な勝ち鞍:2006年・高松宮記念(G1)
関東のいぶし銀ジョッキー・柴田善臣騎手とのコンビで高松宮記念を優勝。
種牡馬としても重賞2勝馬のハナズゴールを輩出しています。
ノアノハコブネ(1982年生まれ)
馬名の由来:旧約聖書に登場するノアの方舟から
主な勝ち鞍:1985年・オークス(G1)
小田切有一さんが初G1制覇を果たした馬です。
ミッキーアイルなどを管理している音無秀孝調教師が騎手時代にG1優勝した馬でもあります。
エガオヲミセテ(1995年生まれ)
馬名の由来:笑顔を見せて
主な勝ち鞍:1998年・阪神牝馬ステークス(G2)
1999年・マイラーズカップ(G2)
オレハマッテルゼの全姉にあたる馬です。
G2を2勝した実力馬なのですが、放牧先の厩舎で発生した火事により死亡しました。
ラグビーボール(1983年生まれ)
馬名の由来:ラグビーボールのように不規則な動きを見せていたことから
主な勝ち鞍:1986年・NHK杯(G2)
1986年・高松宮杯(G2)
ダイナガリバーが優勝した1986年の日本ダービーで1番人気に支持された馬です。
脚部不安により多くのレースに出走できませんでしたが、8戦4勝という素晴らしい戦績を残しました。
パンフレット(1985年生まれ)
馬名の由来:パンフレット
主な勝ち鞍:1990年・中山大障害(春)、1990年・阪神障害ステークス(春)
平地では6戦全敗という成績に終わりましたが、障害に転向してから実力を発揮するようになり、1990年に中山大障害(春)を優勝しました。
ヒコーキグモ(1994年生まれ)
馬名の由来:飛行機雲
主な勝ち鞍:1997年・きさらぎ賞(G3)
デビュー3戦目となったきさらぎ賞で重賞初制覇を挙げ、NHKマイルカップへ駒を進めています。
得意な戦法は豊富なスピードを活かした逃げ切り。
ワナ(2000年生まれ)
馬名の由来:罠
主な勝ち鞍:2002年・新潟2歳ステークス(G3)
キャリア1戦で参戦した新潟2歳ステークスで重賞初優勝。
2003年の桜花賞にも出走しましたが、新潟2歳ステークス以降は未勝利に終わりました。
カゼニフカレテ(1999年生まれ)
馬名の由来:風に吹かれて
主な勝ち鞍:2003年・愛知杯(G3)
母父に小田切有一さんが所有したラグビーボールがいる、というゆかりの血筋を持つ馬。
2003年の愛知杯優勝以外にも、2001年のきさらぎ賞で3着に入っています。
デンシャミチ(2003年生まれ)
馬名の由来:相撲用語で一直線を意味する「電車路」
主な勝ち鞍:2005年・京王杯2歳ステークス(G2)
父・サクラバクシンオー譲りのスピードを武器にして、デビュー5戦目となった京王杯2歳ステークスで重賞制覇を決めました。
ドモナラズ(2005年生まれ)
馬名の由来:どうにもならない、腕白者(丹後弁)
主な勝ち鞍:2010年・七夕賞(G3)
ダート馬を多く輩出しているアフリートを父に持つ血統なのですが、芝2000mの七夕賞を11番人気という低評価で快勝しています。
まとめ
2006年の高松宮記念優勝馬・オレハマッテルゼなど、重賞ホースを多数輩出している小田切有一さん。
現2歳世代にも「オイカケマショウ」や「スグスキシッパイ」という小田切有一さんの所有馬ならではの珍名馬がいますので、今後のレースっぷりに注目してくださいね。