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合成オッズとは?計算方法と活用

 

合成オッズとは、簡単に言えば1つのレースで複数の馬券を購入するときに『トリガミ(賭け金よりも払戻金の方が少なくなること)』を避けるために考えられたオッズの期待値のことです。

 

合成オッズの計算方法

 

例えば1レースで複数の馬券を3点購入するとします。

 

1点目は単勝馬券でオッズは2.5倍

2点目は馬連馬券でオッズは5.0倍

3点目は馬単馬券でオッズは10.0倍

 

としましょう。

 

1点100円の購入で合計300円購入します。

 

もし1点目の単勝馬券だけが的中した場合、払い戻しは250円で収支は50円のマイナスとなるので、この馬券は買ってはいけない馬券ということになるのがわかります。

 

もちろん2点目、3点目の馬券が当たる場合、もしくは複数の馬券が的中した場合は『トリガミ』になることはありませんが、常に複数の馬券が当たるとは限りませんし、当てて損は当然避けたいはずです。

 

この当たったのに損をするのを回避するために考案されたのが合成オッズなのです。

 

では、具体的に先程の複数馬券購入をモデルに合成オッズがどんなものか考えていきましょう。

 

あなたの馬券の的中率がどんな馬券を買ったにせよ40%だとします。

 

するとあなたが買っても良い馬券を算出するには以下の計算式を使って出すことができます。

 

まずそれぞれの馬券のオッズの逆数(ある数に掛け算した結果が 1 となる数であるのこと)を計算して出します。

 

3通りの馬券オッズの逆数はそれぞれ

 

1 ÷ 2.5 = 0.4

1 ÷ 5.0 = 0.2

1 ÷ 10.0 = 0.1

 

となります。

 

この3つの逆数を合計すると0.7となり、この数字0.7の逆数1 ÷ 0.7 = 1.4285が合成オッズになります。

 

すなわちこの3点に100円ずつ投資すると300×1.4285=430円の払い戻しが期待できるという計算になります。

 

もちろんあなたの的中率が40%の場合は、この合成オッズの2.5倍である3.57倍のオッズ以下の馬券は買ってはいけない馬券ということになります。

 

この合成オッズは高校1年生程度の数学の知識があれば理解と算出は出来るのですが、数学嫌いの方には頭の痛いだけの話になりそうですね。

 

この合成オッズは有料,無料を問わずに計算してくれるソフトがありますし、エクセルを使える人であれば簡単に合成オッズ算出式をプログラムする事ができます。

 

 

合成オッズの活用

この合成オッズを使うと何が出来るのかというと、例にあげた先程の3点買いのオッズならば

 

予算3,000円の時

単勝馬券は1,680円≒1,700円

馬連馬券は860円≒900円

馬単馬券は400円

 

と計算して分配投資します。

 

的中すればそれぞれ4,250円,4,500円,4,000円と合成オッズで算出した3,000×1.43=4,300円とオッズの近似値の払い戻しを受けることかできます。

 

 

まとめ

このように資金の配分を簡単に計算したり、『トリガミ』にならないように資金を配分するのに必要なのが合成オッズなのです。

 

普通に馬券が当たった,外れただけを楽しむ競馬ファンの方にはあまり関係のない数学ですが、競馬を投資と考えている競馬ファンにとっては重要な資金配分のシステムとして重宝されています。

 

今まで使ったことのない人は、試しに合成オッズのソフトを使ってみてはいかがですか?

 

合成オッズを使えば馬券が的中していれば必ず儲けが出るようになりますから。

 

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