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大波乱!競馬で大穴によって荒れた過去レース10選

競馬ファンなら誰しも大穴の馬券を的中させたい!と思っていることでしょう。

 

大穴とは、競馬以外の公営ギャンブルにも使用される専門用語で、ほとんどの人が予想できない番狂わせが起き、配当金が一気に跳ね上がることを意味しています。

 

大穴が絡めば絡むほど配当は跳ね上がり、100円が10万円にも100万円、更には1000万馬券になることだってあります。

 

100円玉が1000万円以上になるため誰もが大穴馬券を手にしたいと思うのは必然的でしょう。

 

競馬では人気薄の馬が3着以内に入った時を「大穴」といいます。

 

競馬新聞やスポーツ新聞にもよりますが「▲」や「☆」「注」といった印がついた馬が大穴として推奨されています。

 

しかし、穴党の予想家は本命を意味する「◎」で大穴の馬を推奨していることもありますし、各競馬新聞、スポーツ新聞によって印の打ち方は微妙に違ってきます。

 

それぞれの予想家の印のスタイルを事前にチェックしておいてくださいね。

 

大穴とは

最初に大穴について説明しましょう。

 

大穴の定義は人によって様々ですが一般的には単勝人気が10番人気以下だった馬がレースで3着以内に入った場合が大穴となります。

 

野球で例えるならヒットではなくホームランを狙ってバッターボックスに立つようなもので、それも特大のホームランばかりを狙う考え方です。

 

野球の場合はどんなに遠くに飛ばしてもホームランはホームランですが競馬の場合は荒れれば荒れるほど配当も大きくなるのです。

 

しかしながらホームランを狙うバッターがピッチャーの配球や心理を読み取るように競馬で大穴を狙うにしてもしっかりとした予想を練らなくてはいけません。

 

適当に購入した馬券が穴馬券になることはありますが長期的に考えるのであればしっかりとした予想を立てないといけないのです。

 

2007年 有馬記念(G1)

1着 マツリダゴッホ(9番人気)

2着 ダイワスカーレット(5番人気)

3着 ダイワメジャー(6番人気)

 

単勝  5,230円

三連単 800,880円

 

中山競馬場の重賞を2勝していた9番人気・マツリダゴッホがコース巧者っぷりを発揮して優勝したレースです。

 

中山競馬場はトリッキーなコース形態のため馬によって得手不得手があります。

 

この有馬記念で上位人気だったメイショウサムソンポップロックウオッカはトリッキーな中山コースを上手く立ち回れず惨敗したことで結果的に大穴馬券が飛び出したのです。

 

コース相性の良し悪しが勝敗を左右したレースでした。

 

2009年 エリザベス女王杯(G1)

1着 クィーンスプマンテ(11番人気)

2着 テイエムプリキュア(12番人気)

3着 ブエナビスタ(1番人気)

 

単勝  7,710円

三連単 1,545,760円

 

競馬は何が起こるか分からない。それを証明しているのがこのレースでしょう。

 

この年のエリザベス女王杯は秋華賞で激戦を繰り広げたブエナビスタブロードストリート、海外馬のシャラナヤなど、3歳馬が人気を集めたレースでした。

 

しかし、ノーマークだった逃げ馬のクィーンスプマンテ(田中博康騎手)が最後の最後まで粘り切り、11番人気でG1初勝利を決めました。

 

また、2着にクイーンスプマンテの番手で競馬をしたテイエムプリキュア(12番人気)が入選したことで三連単は

1,545,760円

の高額配当が生まれました。

 

いま振り返ると逃げたクイーンスプマンテは1000m通過タイムが60.5秒とそこまでスローでもないにもかかわらず大逃げとなってしまったのは有力馬に騎乗した騎手がライバルの出方を伺いすぎ、それらを後目にクイーンスプマンテとテイエムプリキュアが逃げ切ってしまったのでした。

 

2012年 天皇賞・春(G1)

1着 ビートブラック(14番人気)

2着 トーセンジョーダン(3番人気)

3着 ウインバリアシオン(2番人気)

 

単勝  15,960円

三連単 1,452,520円

 

前年に牡馬クラシック三冠を達成したオルフェーヴルが圧倒的1番人気に支持されたものの、前走阪神大賞典での激走の反動からか、全く走る気を見せずに、11着に惨敗しました。

 

このレースを制したのは道中2番手追走から押し切った14番人気・ビートブラックでした。

 

先行馬が止まらない馬場状態を見越して、果敢な先行策に出た石橋脩騎手の好騎乗も光りました。

 

このビートブラックで石橋騎手は自身初のG1タイトルを制することとなりました。

 

しかしながらここから5年ほどはG1タイトルを手にすることはできませんでした。

 

石橋騎手の2つ目のG1タイトルはこの天皇賞(春)から5年後の阪神JFにて騎乗したラッキーライラックとなるのです。

 

2007年 ヴィクトリアマイル(G1)

1着 コイウタ(12番人気)

2着 アサヒライジング(9番人気)

3着 デアリングハート(8番人気)

 

単勝  6,030円

三連単 2,283,960円

 

オークスと秋華賞を制したカワカミプリンセス、G1で3勝を上げたスイープトウショウが支持を集める中、このレースを制したのは12番人気のコイウタでした。

 

コイウタに騎乗した松岡騎手は一か月前の皐月賞でサンツェッペリンに騎乗したしたが最後の最後でヴィクトリーに差し返されて悔しい2着を味わいました。

 

ヴィクトリアマイル本番では好位を走っていたコイウタは直線で荒れた内馬場を選択。

 

松岡騎手曰く一か八かの騎乗でしたが内荒れを回避して外を選択した各馬が思うように伸びあえぐ中、内から力強い競馬で見事G1タイトルを手にしたのです。

 

2018年 日本ダービー(G1)

1着 ワグネリアン(5番人気)

2着 エポカドーロ(4番人気)

3着 コズミックフォース(16番人気)

 

単勝  1,250円

三連単 2,856,300円

 

平成最後の日本ダービー福永騎手の悲願のダービー制覇として幕を閉じました。

 

2着には皐月賞馬エポカドーロが入選し、連対圏はそこまで荒れた印象はありません。

 

ところが3着に16番人気のコズミックフォースが入選したことで大荒れの日本ダービーとなりました。

 

有力馬のダノンプレミアムブラストワンピースが揃って敗退したことで全く支持を集めなかったコズミックフォースが大穴として化けたのでした。

 

2019年 高松宮記念

1着 ミスターメロディ(3番人気)

2着 セイウンコウセイ(12番人気)

3着 ショウナンアンセム(17番人気)

 

単勝  780円

三連単 4,497,470円

 

春のスプリント王決定戦で大波乱となったのがこのレースです。

 

1番人気のミスターメロディこそ3番人気に支持されていましたが一昨年のスプリント王であるセイウンコウセイはG1馬にも関わらず近走が不振で12番人気にまで支持を落としていましたが汚名返上と言わんばかりの激走で2位に入選しました。

 

3着には前年全く結果がでなかったオープン馬のショウナンアンセムが入選したことで三連単配当449万円がとびだしたのです。

 

2008年 桜花賞(G1)

1着 レジネッタ(12番人気)

2着 エフティマイア(15番人気)

3着 ソーマジック(5番人気)

 

単勝  4,340円

三連単 7,002,920円

 

レジネッタが「若い女王」という名の通り、桜の女王に君臨したのがこの桜花賞でした。

 

エルフィンステークスで3着フィリーズレビューで3着と決して悪い成績ではなかったのですがここでは12番人気にまで支持を落としていました。

 

しかし、レースが始まると、桜吹雪の中を一頭、後ろから差し切り勝ちで見事一冠目を手にしたのがこのレジネッタだったのです。

 

小牧太騎手にとっても中央移籍後初となるG1タイトルでゴール後には高々とガッツポーズを上げられました。

 

2007年 NHKマイルカップ(G1)

1着 ピンクカメオ(17番人気)

2着 ローレルゲレイロ(1番人気)

3着 ムラマサノヨートー(18番人気)

 

単勝  7,600円

三連単 9,739.870円

 

1番人気のローレルゲレイロが2着を確保したにも関わらず、1着にブービー人気、3着に最低人気の馬が入り、大波乱になったのがこのNHKマイルです。

 

新設された超高速馬場の東京競馬場にて鮮やかに末脚を伸ばして制したのが17番人気のピンクカメオだったのです。

 

1番人気に支持されたローレルゲレイロこそ2着に入選しましたが雨の影響で馬場が緩み、上位人気馬のほとんどが実力を発揮できなかったことが大きく荒れた要因となりました。

 

また、18番人気のムラマサノヨートー、勝ったピンクカメオも後方競馬で馬券内に入選した馬で、今なお続く新設された東京競馬場の超高速馬場の片鱗がこのころから見えていたのです。

 

2008年 秋華賞(G1)

1着 ブラックエンブレム(11番人気)

2着 ムードインディゴ(8番人気)

3着 プロヴェナージュ(16番人気)

 

単勝  2,990円

三連単 10,9820,20円

 

オークスで4番人気に支持されたにもかかわらず11番人気で敗れたブラックエンブレムが最後の一冠を手にしたレースです。

 

前走ローズステークスでも15着に敗れたことで誰もが見放したのですがブラックエンブレムはまだ終わりませんでした。そこから奇跡の復活劇を成し遂げたのでした。

 

先ほど紹介した桜花賞馬レジネッタも参戦しましたがここでは8着に敗れてしまいました。

 

かわって入選したのはブラックエンブレムに末脚勝負で届いたムードインディゴ、そして最後の最後まで粘り切ったプロヴェナージュが入選したことで、当時としては最高配当となる三連単10,9820,20円を叩き出したのでした。

 

2015年 ヴィクトリアマイル(G1)

1着 ストレイトガール(5番人気)

2着 ケイアイエレガント(12番人気)

3着 ミナレット(18番人気)

 

単勝  1,410円

三連単 20,705,810円

 

JRAのG1で史上最高配当が飛び出したレースは2015年のヴィクトリアマイルです。

 

18頭立てで18番人気で8枠18番と一番大外に入ったミナレットは当時OPだったターコイズステークスこそ制していたもののオークス馬ヌーヴォレコルトや阪神JFを制したレッドリヴェールの人気の影に隠れてしんがり人気でした。

 

しかし、レース当日の東京競馬場は高速馬場で先行馬が止まらない、という傾向が出ていて、思い切って逃げに打った江田照男騎手の手綱のもと、最低人気で逃げたミナレットが3着に粘り切り、まさかの大波乱が起きました。

 

1番人気だったレッドリヴェールやオークス馬ヌーヴォレコルトも必死に追い出しますが届かず、三連単は驚異の20,705,810円という超高額配当を叩き出しました。

 

ちなみにミナレットはデビュー戦でも14番人気を背負いながら1着でゴールしました。

 

ミナレットの新馬戦は2,3着の馬が同着だったため三連単は二通りありますがいずれも

29,8329,50円

14,9165,20円

という誰もが目を見る高配当を叩き出しています。

 

まとめ

斤量の差がないG1レースであっても、今回ご紹介したレースのように大波乱になるケースがあります。

 

荒れるレースの多くは1600m以下で短距離戦ほど荒れる傾向が強そうですね。

 

また、マツリダゴッホの有馬記念やオルフェーヴルが飛んだ天皇賞(春)のように馬場適正や人気馬の状態も荒れる要因であることが分かります。

 

大穴狙いをしていると、的中率は全然上がりませんが、1つのレースを的中させただけで一気にプラス収支に持ち込むことができます。

 

いつも大穴狙いをするのは危険ですけど、いつまで考えても結論が出ないレースでは思い切って大穴狙いしてみるのも良いかもしれませんね。

 

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