2016年種牡馬種付け料ランキングトップ10
順位 種牡馬名 種付料 種付頭数(2016)・・・説明
1位 ディープインパクト 3000万 230頭
ジェンティルドンナ、ショウナンパンドラ、ディープブリランテ、キズナ、リアルインパクト、ほか多数。
サンデーサイレンスの最高後継者ともいうべき、種牡馬です。
芝の1600~2400mの大レースで無類の強さを誇ります。
ギアを隠し持っている産駒も多く、GI初挑戦でも要注意です。
牝馬の上級馬は混合戦でも見劣りしません。ダートはボレアスがGIIIを勝ってはいますが、巧者は少ない印象です。
2位 キングカメハメハ 1000万 151頭
ロードカナロア、ドゥラメンテ、アパパネ、ローズキングダム、ホッコータルマエなど。
産駒それぞれに得意距離があり、特に芝の高速決着に強いのが特徴です。
極限の時計勝負になると、ディープインパクト産駒より上です。
ミスプロ系らしく、ホッコータルマエのようなダート巧者も輩出します。
3位 ハーツクライ 800万 135頭
ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーなど。
ドバイデューティーフリーを圧勝した大物ジャスタウェイを輩出しました。
ジャスタウェイはマイルもこなせますが、本来は中長距離向きの産駒が多いです。
天皇賞春や、ダイヤモンドステークスなど、3200mを超えるレースなら人気薄でも特注です。
4位 オルフェーヴル 600万 244頭
今年の新種牡馬なので、デビュー産駒はいません。
亡き父ステイゴールドの後継となるべく、頑張ってほしいと思います。
5位 ダイワメジャー 500万 156頭
メジャーエンブレム、カレンブラックヒル、コパノリチャードなど。
軽快な先行力とスピードに優れ、スプリントからマイルで本領を発揮します。
ただ、ここ一番の底力はディープインパクト産駒や、キングカメハメハ産駒、ハーツクライ産駒に譲る印象です。
牝馬は平坦1200、牡馬は1800までが主戦場となります。母系の血統によりますが、牡馬なら長距離馬も時々出てきます。
5位 ロードカナロア 500万 263頭
今年の新種牡馬なので、デビュー産駒はいません。
自身はスプリントからマイルまでをこなしたが、Kingmanboの系統なので、距離をこなす産駒は必ず出てくると思われます。
父の得意距離にこだわらないように注意が必要です。
5位 スクリーンヒーロー 500万 168頭
初年度産駒からモーリス、ゴールドアクターを輩出し、大躍進。比較的仕上がりも早く、札幌2歳S勝ち馬のトラストも出したように、2歳戦からも戦えます。
モーリス、ゴールドアクターともに、上級馬は勢いがつくと止まらないので、格上挑戦でも軽視しないことがポイントです。
8位 ジャスタウェイ 350万 151頭
今年の新種牡馬なので、デビュー産駒はいません。
母父Wild Againがダート向きの馬力を与える印象があり、ダート戦でも活躍する産駒が出る可能性があります。
9位 ノヴェリスト 350万 122頭
今年の新種牡馬なので、デビュー産駒はいません。
深く力のいる芝を得意とするBlanfordを祖とするドイツ血統です。
日本の速い芝に適性があるかどうかやや疑問です。
父Monsunの産駒でピュアブリーゼがいますが、湿った芝など、時計のかかる馬場を得意としているように、同馬の産駒も勝ち上がるには馬場の助けが必要だと思われます。
10位 アイルハヴアナザー 320万 152頭
ビッグレッドファームがアメリカで購入した種牡馬です。
今年産駒がJRAデビューしました。アンノートルが今のところの賞金1位。
フォーティナイナーの系統なので、芝・ダートともに短いところが主戦場と考えられます。