出典:wikipedia
ミスプロ系とは
Mr.Prospectorを祖にもつ種牡馬を父に持つ競走馬をミスプロ系と言います。
ミスプロ系種牡馬一覧
アドマイヤムーン
キングカメハメハ
スウェプトオーバーボード
サウスヴィグラス
アグネスデジタル
ストーミングホーム
ウォーエンブレム
スマートストライク
など
ミスプロ系母父一覧
フォーティナイナー
Machiavellian
アフリート
Lycius
Woodman
など
ミスプロ系の特徴
ダート戦がメーンの米国産馬なので、ミスプロ系に例外なく共通するのはダート戦が得意ということです。
芝も走れますが、どちらかといえば短いところが得意です。
Mr.Prospectorの祖父はNative Dancerで、あのオグリキャップの祖父もNative Dancerです。
大多数はダートの短中距離で幅を利かせていますが、稀に超大物がでるのがNative Dancerの系統です。
ただ、最近は代を経て種牡馬の淘汰が進み、それぞれに個性があるので、ミスプロ系でひとくくりにしないほうが良いと思われます。
大まかには、いま日本で特にミスプロ系で活力があるのは
フォーティナイナー系
Kingmanbo系
の2系統です。
フォーティナイナー系
スウェプトオーバーボード、アドマイヤムーン、サウスヴィグラス、トワイニングなどが代表種牡馬です。
大多数がダートや芝の短距離が主戦場となります。
サウスヴィグラスはほぼダート短距離専門です。
スウェプトオーバーボードは、ダートも得意ですが、特に芝のスプリント戦(1200・1400)が得意で人気薄でも要注意です。
アドマイヤムーンがそうであるように、ごく稀にチャンピオンディスタンス(2400m)で走れる産駒が出る父系なので、例外産駒には注意が必要です。
ビッグレッドファームの岡田総帥がアメリカから購入したアイルハヴアナザーもこの父系になります。
Kingmanbo系
キングカメハメハ、King’s Best、エルコンドルパサー、Lemon Drop Kid、アルカセットなど。
芝ダートともによく走り、上級馬は芝の大レース、特に高速決着に強いです。
King’s Bestは、少ない輸入産駒の中から、ダービー、天皇賞秋を凄まじい瞬発力で制覇したエイシンフラッシュを輩出しています。
もう一つの種牡馬を紹介します。
馬券的にも面白いアグネスデジタルは、父Crafty Prospectorで同じくダート巧者が多いですが、父がそうであったようにヤマニンキングリーのような芝・ダート兼用型も出すことに注意が必要です。
母の父にミスプロ系が入ると、ダート適性を発揮する馬も居ますが、父系の特徴を殺さず、ミスプロ系特有の先行力を全面に出すタイプが多い印象があります。
まとめ
父系では基本はダートの中距離、重賞クラスだと芝も走るので個々の産駒の特性を見極めることが重要です。
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