競馬は基本的には雨でも決行されます。
雨の場合の馬場状態は稍重馬場、重馬場、不良馬場で表現され、コースにおける含水量を測定し競馬主催者がレース毎の馬場状態を発表します。
レースが中止になる場合ですが、雨というより風が強くて競馬のレースに著しい影響をもたらす場合や、競馬場来場者の交通手段や安全が確保できない場合が中止になるケースです。
本題ですが、競馬はよく雨の日は荒れると言われています。
本記事では、実際に雨の日の競馬は荒れるのか、雨の日の競馬はどのような視点で予想をしていけば良いのかを見ていきましょう。
雨の日の競馬は荒れる?
結論から言いますと雨の日は競馬が荒れる傾向が強くなります。
それはなぜでしょうか?
それは、芝コースでは、重馬場以上になると走破タイムが良馬場に比べて、数秒~10数秒程遅くなり、芝の脚抜けが悪くなるからです。
逆にダートコースの場合は、脚抜けが良くなり、重馬場の方がタイムが速くなる傾向にあります。
つまり、芝のレースの場合、良馬場で走った場合には走破タイムに及ばない力しかない馬でも、レースの走破タイムが落ちるので、上位争いに食い込める可能性があります。
また、ダートレースの場合は、逃げ・先行の馬が良馬場のレースだとバテる展開であっても、脚抜けが良くなる分、そのままレースを押し切ってしまいます。
参考記事
【芝とダート別】雨の日に強い血統と脚質は?
上述をしたように、雨の日の芝は走破タイムが落ち、ダートは逆に走破タイムが速くなります。
まずはこの傾向を抑えましょう。
その上で特に芝のレースの場合は、重馬場以上を得意としている競走馬(全体の成績は悪いのに、重馬場の時の成績は良い)を狙いましょう。
血統的に言うとオペラハウス・サドラーズウェルズ産駒が雨の日のレースに強い傾向があります。
なぜこのようなことが起こるかというと爪の形質によります。
爪がコンパクトで立っている馬は足抜きがよく、雨の馬場でも強いのです。
馬券としては脚質的には逃げ・先行馬、枠は内枠の馬が圧倒的に優位です。
芝レースでは差し・追い込み馬のいわゆるキレる脚(スパート)が使いづらくなります。
さらに芝レース、ダートレース共通して、内枠の方がロスなく回れるため、最後バテづらくなります。
まとめ
雨の日は荒れることが非常に多い競馬、普段本命党の人も、雨の日は上述した傾向を参考に予想も少し冒険をしてみても面白いかもしれません。
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