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節目となった2000年の競馬は年間G1を5勝して全勝するテイエムオペラオー一色となった一年でした。
その翌年も国内で競走を続けるということが決まり、テイエムオペラオーの存在を超える馬が出てくるかに注目が集まりました。
そんな中ダービー馬のジャングルポケットがジャパンカップを勝ち、菊花賞を勝利したマンハッタンカフェが有馬記念と天皇賞・春を制し、NHKマイルカップを勝利したクロフネがジャパンカップダートを圧勝するなど、3歳馬が古馬を倒す新時代が到来しました。
この3頭と無敗で皐月賞を制したアグネスタキオンは同期ながら、それぞれ種牡馬になっても活躍しています。
ここではマンハッタンカフェ産駒についてご紹介していきます。
マンハッタンカフェの代表産駒の特徴、適性、成績
マンハッタンカフェは2歳馬における種牡馬リーディングで2015年は9位、2014年は6位にランクインしています。
マンハッタンカフェの代表産駒には、天皇賞・春を親子制覇したヒルノダムール、ブエナビスタと激戦を繰り広げて秋華賞を制し、牝馬ながら海外に4度遠征したレッドディザイア、重賞1勝馬ながら安田記念でクビ差2着となったショウナンマイティ、重賞4勝馬のガルボ、現役の牝馬で秋に期待のかかる大器ルージュバックがいます。
コース別
マンハッタンカフェは自身が年明け3歳からの遅咲きデビューでしたが、産駒は2歳戦から強く、2歳戦の芝コースでは勝率11%、複勝率29%と好成績を残しています。
ダートは勝率8%、複勝率28%とまずまずの実績です。
馬場
馬場適正はどれも問題なく走っているものの、若干良馬場のほうが良績といえます。
競馬場別
競馬場では洋芝の函館と札幌で共に勝率10%前後、複勝率は25%以上を誇り、2歳戦の北海道シリーズでは期待が持てます。
主要競馬場では勝率は各8~10%、複勝率は23~25%という水準を誇っています。
距離別
距離別でみると、意外にも長距離適正がなく、芝3000m以上では勝率5%、複勝率13%と低迷しています。
逆に芝1400mでは勝率10%、複勝率27%と好調をキープしています。
他には1800mから2000mの芝で好成績を残し、ダート2100m戦では勝率が15%、複勝率が33%と抜群の安定感を誇っています。
このことからも、マンハッタンカフェ産駒は2歳戦の芝が狙い目で、なおかつ北海道に遠征している馬は信頼性が高いといえます。
また、菊花賞や天皇賞・春などの長距離戦では割引が必要でしょう。
マンハッタンカフェ産駒のタイセイスターリーは兄に続けるか
2015年の1歳馬セレクトセールにおいて、スターアイルとの間に生まれた牡馬が「タイセイ」の冠名でおなじみの田中成奉氏によって9500万円で落札されています。
馬名は「タイセイスターリー」の予定です。
この馬の半兄にはNHKマイルカップの勝ち馬で、今年の高松宮記念の2着馬「ミッキーアイル」がいます。
兄に続けるか注目したいですね。