本日は日本競馬と海外競馬の主な違いについて、説明します。
海外競馬と言っても、いろいろな国で競馬が行われているので、今回は競馬先進国のアメリカ、フランス、オーストラリアの競馬を紹介します。
アメリカの競馬
アメリカの競馬と日本の競馬が大きく違う点は
アメリカ競馬はダートがメイン
だということです。
アメリカの競馬場は日本の競馬場とは違い、ダートが外側にあり、芝コースが内側にある場合がほとんどです。
したがって、アメリカのクラシック3冠は全てダートコースで行われます。
また、1か月半で3冠レース全てが行われるために日本のクラシックとは違い、ハードな日程になっています。
最近では、去年アメリカンファラオが3冠を達成し、今年は日本馬のラニが3冠レース全てに出走しました。
そして、もう一つアメリカの大レースと言えば、
ブリーダーズカップ
です。
これは2日間で13個のG1レースが行われる競馬の祭典です。
その中でも、ブリーダーズカップクラシックはダート世界一を決めるレースとなっています。
フランスの競馬
フランスの競馬で人気があるのは芝やダートや障害レースではありません。
何かというと
速歩競争
です。
この速歩競争は2種類あって、繁駕速歩競争と騎乗速歩競争です。
繁駕速歩は騎手が馬の後ろについているそりに乗って、速さを競うものです。
この速歩競争はフランス競馬の売り上げの60%を占めるほどの人気だそうです。
フランスで有名なレースと言えば
凱旋門賞
が挙げられます。
凱旋門賞は欧州調教馬以外が勝利したことがないレースであり、日本馬の悲願とされています。
その凱旋門賞が行われる(今年と来年はシャンティイ)ロンシャン競馬場のコースレイアウトがこちらです。
日本の競馬場とは違い、土地が十分に取れるために全体的にゆったりとしたコースです。
特に、3角から4角にあるフォルスストレートはゆっくり上がってゆっくり下りないと、スタミナを消費する原因になるため、注意しなければいけません。
オーストラリアの競馬
オーストラリア最大のレースと言えば
メルボルンカップ
です。
日本馬の参戦も多く、デルタブルースが日本馬として初めて勝利しました。
このメルボルンカップが行われる日は祝日となっており、一大イベントとして定着しています。
オーストラリアの競馬場にはダートコースはなく、芝コース1つしかありません。
しかし、コースレイアウトは広大なものであり、ほとんどが日本の競馬場よりも大きいです。
写真はメルボルンカップが行われるフレミントン競馬場です。
出典:jairs.jp
一周は2312mあり、東京競馬場よりも大きくなっています。
まとめ
アメリカ競馬はダート!
フランス競馬は速歩競争!
オーストラリア競馬は芝!
と覚えてもらえれば、十分だと思います。
以上、日本競馬と海外競馬の主な違いでした!