京都新聞杯(GⅡ)京都2200m 外
ダービートライアルではありませんが、賞金加算によるダービー最終便として、この5年で3頭の3着以内馬を輩出している注目のレースです。
個人的には、ほぼ最後方から直線だけで差し切ったキズナの末脚が強く印象に残っています。
今年の戦国ダービーに、また1頭レベルの高い挑戦者が現れるのか、注目ですね。
それでは予想したいと思います。
最終予想
◎ スマートオーディン
直線の一瞬の切れ味だけなら、同世代でも1、2を争うでしょう。
また、同世代では皐月賞を勝ったディーマジェスティと並ぶ重賞2勝馬で、そのどちらも上がり32秒台の脚で差し切っています。
前走はただ1頭他馬より1キロ重い57キロで完勝しており、スローが濃厚な今回も、折り合いさえつけば驚異の末脚で差し切ってくれるでしょう。
○ ゼンノタヂカラオ
未勝利を勝つのに6戦かかるなど、勝ち身に遅い面がありましたが、勝利後はトントン拍子で勝ち上がってきました。
何より全く崩れない安定性は大きな魅力で、この2年連続で連対馬を輩出しているはなみずき賞勝ち馬であることも好評価でしょう。
スマートオーディンとは差がありそうですが、普通にレースができれば好走は間違いないでしょう。
▲ エルリストン
未勝利を勝ったばかりで、常識的には厳しいでしょうが、穴馬候補としてこの馬をピックアップします。
スロー濃厚な今回、楽に先手が奪えそうな展開は明らかに有利で、このレースと相性の良いマンハッタンカフェ産駒であるのも魅力です。
落馬負傷からの復帰後、重賞において非常に好走率が高い福永騎手騎乗というのも勝負気配と言えそうです。
△ ロイカバード
きさらぎ賞のレース振りからは、まだ心身ともに成長途上のイメージを強く受けましたが、昨年を含め、過去5年のこのレースで2回3着以内を独占したディープインパクト産駒であるというのは何よりの強みでしょう。
また今までのレース振りから、末脚のしっかりしている馬が強いこのレースの傾向にもマッチしているでしょう。
気性面の不安がないのも有利です。
△ ブラックスピネル
これまで重賞も含めて全く大崩れなく走っている安定感は大きな魅力ですが、その反面詰めの甘さも否定できません。
また今回はルメール騎手騎乗ということで、かなり人気することを考えると、オッズほどの信頼感はおけないと思います。
イメージ的には3着とクビ差の4着、といったところでしょうか(笑)。
△ アグネスフォルテ
500万円条件でなかなか勝ち切れないことから、今回は人気薄と思われますが、2走前は青葉賞2着のレッドエルディストと、3走前はスプリングS勝ち馬のマウントロブソンと好勝負しており、能力の裏付けはあります。
ハービンジャー産駒だけに、流れの緩い条件戦より厳しいレースになりやすい重賞レースの流れの方が意外と向くかもしれません。
穴として注目です。
スマートオーディンはここで圧勝しても、適性が全く異なるダービーでは買わないと宣言しておきます(笑)。
しかし、末脚に関しては父ダノンシャンティを彷彿とさせる素晴らしいものがありますので、ここは少額のみ馬券を買って、レース自身を楽しみたいと思います
《買い目》
馬単 ◎ → ○、▲、△、△、△ 各200円
3連単 ◎ → ○ → ▲、△、△、△ 各200円
単勝 ▲ 200円 計2,000円
画像:http://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=793430