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【2016〜2017年】ノーザンファーム期待の2歳馬を10頭紹介

 

ノーザンファーム2016期待の新馬

 

アルアイン(牡)

   父:ディープインパクト

   母:ドバイマジェスティ (Essence of Dubai)

  厩舎:池江(栗東)

  生産:ノーザンファーム

 

 今年も血統馬が多く入厩している池江厩舎の中でも、調教師の期待がかなり大きい1頭です。

 

非常に馬格があり、全身筋肉と言った感じの馬体はまだまだ未完成で、気性面でもかなり激しい面があるそうですが、非常にスピード感を感じさせる動きからマイル~中距離辺りでの活躍が期待できそうです。

 

10月半ばくらいのデビューを目標にしているとの事です。

 

 

オルトロス(牡)

 父:ワークフォース

 母:ライラプス (フレンチデピュティ)

厩舎:大久保龍(栗東)

生産:ノーザンファーム

 

 母ライラプスはクイーンC(GⅢ)の勝ち馬で、春先まではひ弱な面が見られた同馬ですが、調整を進めていく中で夏を越えて見違えるほど馬体がしっかりしてきて、首回りが太くなって牡馬らしい体付きに成長してきたとの事です。

 

スタミナ面が強く出る傾向のあるワークフォース産駒の中でもスピード感溢れる動きが目立ち、中距離前後での活躍が期待できそうです。

 

 

アルミレーナ(牝)

 父:ディープインパクト

 母:ナイトマジック (Sholokhow)

厩舎:国枝(美浦)

生産: ノーザンファーム

 

 昨年のデビュー前に競馬関係者が挙って馬体をべた褒めしたフォイヤーヴェルクの全妹に当たります。

 

まだ体力面で足りない部分があり、気性面でも幼い部分は残しますが、とにかく乗り味が良く身のこなしも軽いのは兄と比べても好印象との事です。

 

ガツンと行くようなタイプではないので、道中ゆったり走れる中距離戦でのデビューを目標に調整が進められています。

 

 

サンラファエル(牡)

 父:ディープブリランテ

 母:ポトリザリス (Potrillazo)

厩舎:武井(美浦)

生産:ノーザンファーム

 

 半姉ディアデラノビアは牝馬重賞3勝馬で、順調に調整が進められていましたが、6月に右前脚を剥離骨折し現在は牧場で療養中です。

 

馬体も順調に増えていただけに残念な面もありますが血統的な期待も大きく、また骨折自体も軽度だったので回復が順調なら年明けくらいにデビューする可能性もあるとの事です。

 

 

ダノンクライム(牡)

 父:ヴィクトワールピサ

 母:シェルズレイ (クロフネ)

厩舎:矢作(栗東)

生産:ノーザンファーム

 

 半兄シャイニングレイはデビュー2戦目でホープフルS(GⅡ)を勝ったように、母の産駒は全体的に仕上がりが早く、この馬自身も調整は順調で9月中にはデビューできるくらい仕上がっているとの事です。

 

兄弟や血統から芝適性は間違いないでしょうが、調教ではダートでもかなりの動きを見せており、デビュー戦の結果次第では芝・ダート兼用もあるかもしれません。

 

 

バルデス(牡)

 父:ハービンジャー

 母:ディアデラノビア (サンデーサイレンス)

厩舎:木村(美浦)

生産:ノーザンファーム

 

 半姉ディアデラマドレは牝馬重賞3勝馬で、夏を越えて体重がかなり増え、迫力のある素晴らしい馬体になってきました。

 

血統的にカッとなりやすい面はありますが、兄弟の活躍馬もみんな同じような面があるので問題ないでしょう。

 

ゲート試験にもすでに合格しており、順調なら10月最終週あたりでのデビューを目標にしているとの事です。

 

 

スプレンダークラン(牝)

 父:ルーラーシップ

 母:スカーレットレディ (サンデーサイレンス)

厩舎:池添(栗東)

生産:ノーザンファーム

 

 半兄に地方JpnⅠ10勝馬のヴァ―ミリアンがいる他に、兄弟にダート重賞馬が数多く顔を並べる『スカーレット一族』の血統で、この馬自身の動きは非常にバランスが良く、馬体の使い方が柔らかいので、綺麗なフットワークからは芝向きの印象を受けます。

 

ゲート試験に合格すれば秋の京都開催辺りでデビューできそうとの事です。

 

 

インヘリットデール(牝)

 父:ルーラーシップ

 母:フサイチエアデール (サンデーサイレンス)

厩舎:高野(栗東)

生産:ノーザンファーム

 

 半兄フサイチリシャールは朝日杯FS(GⅠ)勝ち馬で、入厩後の調教中に右トモ飛節部分の不安が出たそうですが、調教が進められているところを見ると大きな問題はなさそうです。

 

ゲート試験もあっさりクリアしたように学習能力が高く、鞍上の指示にも素直な気性面は大きな武器となりそうです。

 

現在はNFしがらきに放牧中で、順調なら年内にデビューできるでしょう。

 

 

オーロラエンブレム(牝)

 父:ディープインパクト

 母:ブラックエンブレム (ウォーエンブレム)

厩舎:小島茂(美浦)

生産:ノーザンファーム

 

 半兄ブライトエンブレムは札幌2歳S(GⅢ)勝ち馬で、他の産駒も全て1000万条件以上で勝ち鞍があるように、非常にレベルと完成度の高い血統です。

 

兄弟と比べてこの馬自身のデビューは遅い方ですが、調教自体はしっかりと進められており、馬体も順調に大きくなっています。

 

9月中には入厩するとの事なので、年内デビューが目標となりそうです。

 

 

クロンヌ(牝)

 父:ダイワメジャー

 母:ゴールドティアラ (Seeking the Gold)

厩舎:菊沢(美浦)

生産:ノーザンファーム

 

 母ゴールドティアラは地方JpnⅠ南部杯の他にダート重賞4勝馬ですが、産駒は短距離ダート型から芝の長距離型まで、様々な傾向の産駒を輩出しています。

 

父がダイワメジャーになったことで芝でのフットワークの良さが目を引き、パワーもありそうなので重馬場でも走れそうです。

 

ゲート試験に合格すれば年内にはデビューできるのではないかとの事です。

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