9月18日(日) 中山芝(牝)1600m
マイティーキュート
(牝、父ダイワメジャー、母マイティースルー、美浦・田村康仁厩舎)
母マイティースルーは4勝しており、チューリップ賞・桜花賞などクラシック戦線で走った馬。
叔母にフラワーCGⅢ2着のスルーレート、その仔に札幌2歳SGⅢ3着で現在ダートで活躍中のハイアーレートがいる血統。
牧場での評価も高いそうで、調教もウッドで66.6-12.8を計時し古馬に先着と体勢も整っているようです。
ジョッキーは戸崎圭太騎手です。
ヒストリア
(牝、父ハーツクライ、母アルヴィス、美浦・栗田徹厩舎)
母アルヴィスは関東オークスGⅡ3着の成績があります。
叔父に京王杯3歳SGⅡ3着のマチカネイサリビ、また祖母の兄弟には種牡馬ジャッジアンジェルーチやその近親に海外GⅠ2勝のTeofiloがいるのですが、この牝系は数少ない子孫から活躍馬が出ているのが特徴のようです。
セレクトセールで4860万の値がついた本馬には多いに期待がかかります。
ジョッキーは蛯名正義騎手です。
ベストティアーズ
(牝、父ハーツクライ、母ベストブート、美浦・小島太厩舎)
兄妹に札幌2歳SGⅢ2着のモズ、京王杯2歳SGⅡ2着のクインズハリジャンがいる血統。
叔母に盛岡のマイルチャンピオンシップGⅠ勝ちなど重賞5勝のゴールドティアラ、その孫に富士SGⅢ勝ちのステファノスもいて、活気のある血統です。
ジョッキーは田中勝春騎手です。
ウインブリアン
(牝、父アイルハヴアナザー、母コスモプラチナ、美浦・大和田成厩舎)
母はマーメードSGⅢ勝ちのコスモプラチナ。
叔父に北九州記念GⅢ勝ちのコスモフォーチュン、牝系を遡るとNHK杯GⅡ勝ちのナリタタイセイ・桜花賞馬ファイトガリバーなどもいて、底力のありそうな血統です。
ジョッキーは石橋脩騎手です。
ヴィアグローリアス
(牝、父スクリーンヒーロー、母クランベリー、美浦・黒岩陽一厩舎)
サンデーサイレンスの3×3のインブリードがあります。
祖母ラビットボールは中山牝馬SGⅢなど9勝を挙げた馬で、その兄が宝塚記念などGⅠ2勝のカツラギエースです。
叔父叔母に重賞ウイナーはいませんが、5勝を挙げたスペシャルハートや、3勝で地方転厩後に11勝したセトノヒットなど、そこそこ走った馬もいますので、この馬にも期待です。
ジョッキーは木幡巧也騎手です。
グラスセレーネ
(牝、父グラスワンダー、母グラスオードリー、美浦・佐藤吉勝厩舎)
兄妹で目立つのは地方で18勝を挙げたグラスシューターくらいでしょうか。
近親にはフェアリーSGⅢ勝ちのフェリシア、現役で阪急杯GⅢ3着のブラヴィッシモあたりですが、2011年のイギリスダービー馬Pour Moiも近親にいます。
ジョッキーは柴山雄一騎手です。
9月18日(日) 阪神芝1800m
ザウォルドルフ
(牡、父ディープインパクト、母ウィーミスフランキー、栗東・庄野靖志厩舎)
当歳セレクトセールで1億5120万円超高値が付いた、POGでも評判の馬。
母はアメリカのGⅠを2勝してブリーダーズCジュヴェナイルFでも3着した馬で、これに父ディープインパクトとなればまず重賞級の能力はあるでしょう。
調教も栗東Pで6F77秒台で上がりを11.7と仕上がりも万全です。
ジョッキーはCルメール騎手です。
スティッフェリオ
(牡、父ステイゴールド、母シリアスアティテュード、栗東・音無秀孝厩舎)
半兄のサプルマインドは昨年の新潟の新馬戦を上がり32.5で差し切って完勝した馬、母シリアスアティテュードはアイルランド産のGⅠ2勝馬で、本馬が3頭目の仔なので兄同様の能力があっても不思議ないです。
調教も2週前にダノンリバティと併せて同入、一週前は新馬勝ちしたアメリカズカップに大きく先着と、態勢も整っているようです。
ジョッキーは松若風馬騎手です。
アグネスウイン
((牡、父ホワイトマズル、母アグネスパサー、栗東・長浜博之厩舎)
祖祖母が無敗の桜花賞馬アグネスフローラで、祖母の兄弟にダービー馬アグネスフライト・皐月賞馬で種牡馬としても2008年リーディングサイアーになったアグネスタキオンがいる血統。
調教の時計が良く、一週前はCWで6ハロン80秒台とかなり仕上がっている様子。
近年の一族の不振を一掃する走りが見られそうです。
ジョッキーは松山騎手です。
アドラメレク
(牡、父ディープインパクト、母スウィートハース、栗東・石坂正厩舎)
母スウィートハウスはアメリカ産でフォレ賞GⅠ2着の成績があります。
本馬が3番仔で、上2頭は未勝利ですが、母の姉サンタテレジータはGⅠ馬ですし、その初仔が先日のレパードSGⅢで3着のレガーロですので、血統的背景は悪くないと思います。
ジョッキーは浜中俊騎手です。