レース日程
レース名 | キーンランドカップ(G3) |
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日程 |
2016年8月28日(日) |
競馬場 | 札幌競馬場/芝右/1200m |
条件 | サラ系3歳以上オープン |
出走馬紹介
シュウジ
前走の函館スプリントSでは久々の1200mながら、やや掛かり気味に先行するくらいのスピードを見せ、直線内から一旦は完全に抜け出すも最後は斤量差の分かソルヴェイグに差し返されての2着惜敗でした。
1200mでの純粋なスピード能力だけで言えば現役屈指のモノがありそうで、今回も53キロで走れることから十分に好勝負が期待できそうです。
モレイラ騎手騎乗なのも心強いと言えそうです。
ソルヴェイグ
桜花賞の大敗で大きく人気を落としてましたが、前走の函館スプリントSでは大外枠も絶好のスタートで楽に2番手につけ、4コーナーで早めに先頭に並びかけると、最後は一旦前に出られた同じ3歳馬のシュウジを差し返しての勝利でした。
50キロの軽斤量や開幕週の絶好の馬場状態といった要素があったのは確かですが、1200mの適性が高いのも事実でしょう。
後はやや荒れ気味の札幌の芝がどうかといったところでしょうか。
レッツゴードンキ
函館スプリントSでは最内枠を活かして終始インコースから直線もインを突いて伸びてきましたが、上位2頭からはやや離された3着で評価も微妙といった感じでした。
1200mではやや追走に苦労する感じが見受けられ、好走には道中のペースがそれほど速くならないことが条件となりそうです。
ただ、先週の雨で馬場が荒れてきたのはプラスになりそうで、北海道の洋芝も得意なのでオッズ次第では十分狙う価値はあるでしょう。
アクティブミノル
昨年秋以降先行して粘れず大敗する競馬が続いてましたが、高松宮記念で控える競馬で好走すると、前走の函館スプリントSでも3番手から最後までしっかり伸びての4着と、スランプからは完全に復調した印象です。
実績だけ見れば今回のメンバーでもトップクラスで、スムーズなら勝ち負けの可能性は高そうですが、58キロの斤量は3歳馬との斤量を考えると厳しい印象があります。
叩き2戦目に好走実績がないのも割引材料でしょう。
サトノルパン
昨年秋の京阪杯ではビッグアーサーに競り勝つなど能力が高いのは確かですが、今年の春2戦でらしくないレースが続いているように、ややムラっ気があるタイプです。
また凡走した2戦は前半のペースが速く、追走に脚を使わされると直線伸びを欠く面があるのかもしれません。
コーナーが比較的緩い札幌コースで、前半しっかり脚が溜められたら巻き返しも十分あり得るのではないでしょうか。
注目レース紹介
★函館スプリントS(GⅢ)函館芝1200m
好スタートを切ったソルヴェイグとアクティブミノルに対して、シュウジは内でやや掛かりながらの追走で、その一列後ろのインをレッツゴードンキが追走する形となり、直線早め先頭に立ったソルヴェイグと内をすくったシュウジの2頭の叩き合いで、最後はソルヴェイグが差し返しての勝利でした。
最後はよく伸びたレッツゴードンキと、斤量差がありながら最後まで失速しなかったアクティブミノルもほとんど能力差はないと見ていいでしょう。
★UHB賞(OP)札幌芝1200m
淀みない流れを2番手で追走し、直線早めに前を捕まえに行ったセカンドテーブルが粘る中、それを楽に捉えた勝ち馬を終始マークしていたエポワスが最後2番手にあがってのゴールでした。
このメンバーの中では終始後方の外を回り、直線もかなり外を通らされながらもG前際どく差を詰めてきたオメガヴェンデッタの巻き返しが期待できそうです。
★NHKマイルC(GⅠ)東京芝1600m
淀みない流れで逃げるメジャーエンブレムのペースを共に3番手で追走したシュウジとブランボヌールでしたが、残り100mで脚が上がったシュウジに対して、一旦は2番手に上がるくらいまで粘っていたブランボヌールの走りは非常にレベルの高いものでした。
枠と通ったコースを比較しても、今回人気がなくても狙って旨みがあるのはブランボヌールの方だと思います。