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競馬学校ってなに?その教育内容、特徴、条件などを紹介

JRAの競馬学校に入学し、騎手試験に合格し、卒業しなければ、今日ではJRAの騎手になることはできません。

騎手試験に合格し卒業すれば、晴れて騎手としてデビューすることができます。

 

ところで競馬学校とはいったいどのような学校なのでしょうか?

 

競馬学校は千葉県白井市にある、騎手、厩務員を養成する学校です。

 

中学校を卒業してすぐにこの競馬学校に入学する人が多いですが、一般の方が通学する高校などとは異なり「職業訓練校」のような形態をとっています。

 

騎手になるには3年間、騎手としての基礎、応用、実践を学び、国家試験に合格して、卒業する必要があります。

 

一方、厩務員は6か月間の教育を受けて卒業し、日本調教師会採用試験を受けて、中央競馬の厩務員になることができます。

 

しかし競馬学校に入学するには、いくつかの条件があります。

 

騎手過程の場合

1、年齢

 中学校を卒業するか、それと同等以上の学力を持っている人で、年齢が20歳未満の人であること。

 

2、体重

 身長制限はありませんが体重制限があります。

 年齢区分により体重が決められており、その体重は46.5㎏~44.0㎏と範囲があります。

 

3、 視力

 眼鏡やコンタクトレンズを使用せずに、裸眼で0.8以上あること。

 

4、身体的状態

 騎手として業務を遂行できること。

 

5、その他(下記に一つでも該当しないこと)

  1. 禁固以上の刑に処せられた者。
  2. 競馬法、日本中央競馬会法、自転車競技法、小型自動車競走法又はモーターボート競走法の規定に違反して罰金の刑に処せられた者。
  3. 法令により競馬に関与することを禁止又は停止された者。
  4. その他、競馬の公正を害するおそれがあると認められる相当の理由のある者。

 

 上記、5つの条件に当てはまる人が、第1次試験を受けることができます。

 

第1次試験には、身体検査、運動機能検査、学科試験、本人面接があり、この試験に合格すると第2次試験を受けることができます。

 

第2次試験は、体重測定、健康診断、運動機能検査、騎乗適性検査、本人面接、保護者面接が行われます。

 

騎乗適性検査は実際にサラブレッドに乗り、騎手として適性があるか検査します。

 

そういう検査があるということは、馬に乗れないと検査は合格できないのかな? と考えがちですが、乗馬未経験の方でも問題ありません。

 

あくまでも馬に乗るための適性があるかの検査ですので、騎乗が上手か下手かを検査するものではありません。

 

現在騎手として活躍している松岡正海騎手を含む多くのジョッキーも、乗馬未経験で騎手として活躍していますので、心配はいらないようです。

 

 

厩舎過程の場合

 年齢:28歳未満

 体重:おおむね60kgを超えない

 学歴:中学校卒業以上の学歴

 健康状態:著しく障害がないこと

 経験:牧場における競走馬・育成馬騎乗経験が1年以上

 

 

上記の条件に当てはまる人が、第1次試験を受けることができます。

 

第1次試験内容

  • 身体検査(体重測定含む)
  • 運動機能検査
  • 学科試験(一般教養、競馬一般)

 

上記の第1次試験を合格すると第2次試験へと進めます。

 

 

第2次試験内容

 ・身体検査(体重測定)

 ・騎乗適性検査(基本乗馬)

 ・本人面接(「騎乗適性検査」で成績上位であった受験者のみ)

 

第2次試験を合格すると競馬学校に入学することができます。

 

 

また、調教助手は厩務員になり、その後調教師から推薦されて、口述試験に合格しなければ調教助手になることはできません。

 

 

JRAの騎手や厩務員になることはなかなかの狭き門です。

 

しかし騎手試験、厩務員試験を合格しプロフェッショナルとして仕事をすることは、やりがいを感じられる魅力的なことではないでしょうか?

 

興味のある方は、一度募集要項などを確認した上で、騎手、厩務員の夢を追いかけてみてはいかがでしょうか?

 

参考

平成26年度 競馬学校騎手課程 生徒募集案内

平成28年度秋期 競馬学校厩務員課程 生徒募集案内

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