ドゥラメンテのプロフィール
性別 | 牡馬 |
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年齢 | 4歳 |
毛色 | 鹿毛 |
生年月日 | 2012年3月22日 |
父 | キングカメハメハ |
母 | アドマイヤグルーヴ |
母父 | サンデーサイレンス |
母母 | エアグルーヴ |
これまでの出走レースと結果(近5走)
開催日 | 競馬場 | レース名 | 馬場 | 頭数 | 着順 | 人気 |
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2015.2.15 | 東京 | 共同通信杯 | 芝1800良 | 12 | 2 | 1 |
2015.4.19 | 中山 | 皐月賞 | 芝2000良 | 15 | 1 | 3 |
2015.5.31 | 東京 | 東京優駿 | 芝2400良 | 18 | 1 | 1 |
2016.2.28 | 中山 | 中山記念 | 芝1800良 | 11 | 1 | 1 |
2016.3.26 | メイダン | ドバイSC | 芝2410良 | 9 | 2 | 3 |
ディープインパクトはかつて「日本競馬の結晶」などと呼ばれましたが、それならば近代日本競馬を牽引したダイナカールの一族を無視することは許されません。
母アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)、祖母エアグルーヴ(オークス、天皇賞)、そしてその母ダイナカール(オークス)と、この牝系一族は長い歴史の中で
最大の輝きを放ってきました。
そしてその子孫のルーラーシップ(現種牡馬)、現中距離王者の2冠馬ドゥラメンテの説明は今さら不要でしょう。
さらに、ダイナカールの一族ではありませんが、オルフェーヴルやドリームジャーニーなど、ダイナカール一族に近いレベルで輝いたオリエンタルアートの一族も実は同じファミリーの出身で、ファミリーテーブルのレベルまで視野を広げたとき、おそらく世界レベルで見てもこのファミリー(8号族)は現代で最も活力あるファミリーであるといえるはずです。
2冠馬ドゥラメンテは、そんな血統背景に彩られた現役チャンピオンです。
今後の活躍と出走レース予想
宝塚記念ではおそらく断然の人気になるでしょう。
骨折や落鉄など、ちょっと運に見放されているところはありますが、そういう負の要素も一気にひっくり返してしまうほどの力が、現役チャンピオンのドゥラメンテからは感じられます。
ただ、不運が続いているだけにあまり先のことを云々するよりも、まずは宝塚記念をしっかりと勝つことがドゥラメンテには求められます。
今後もし順調なドゥラメンテが古馬に負けるとしたら、同厩舎のモーリス(現マイル王)くらいしか思い当たらないと言っても過言ではありません。
より強い者と戦うために、ドゥラメンテにとってここは絶対に落とせない一戦になるはずです。
過去のレースから見る特徴
どこか型破りというか、ありあまるパワーを抑えられないような荒々しさがドゥラメンテの最大の魅力でしょう。
走りや脚質はやや異なりますが、奇しくも上で触れた三冠馬オルフェーヴルとあえて似ているタイプを探すなら、ドゥラメンテが同じタイプのように映ります。
ただその荒々しさは、時として名手ミルコ=デムーロをして「難しい馬」と言わせるほどですから、阪神内回り2200mというのは正直得意なコースとは言えない可能性もあります。
それと、道悪が未経験なのが引っかかるところでもあります。
ただオルフェーヴルがそうだったように、激しすぎる気性は荒れた馬場では走るほうに集中できて、むしろプラスに働くこともありますので、未知ではありますが、ドゥラメンテにとっても道悪はマイナスにはならない気はします。
まとめ
普通に考えれば、道悪さえクリアできれば宝塚記念はドゥラメンテが勝つという結論に達するはずです。
ただ、再三お話してきているように、ドゥラメンテにとってはこの宝塚記念が今後を占う意味で非常に重要、もしここで不覚をとるようなことがあれば、完全に現役最強馬としてのプライドに傷がつくことになります。
思えば三冠馬オルフェーヴルも、窮地に追い込まれた宝塚記念で復活勝利を飾りました。
その2着に突っ込んできたのが、ドゥラメンテの叔父にあたるルーラーシップでした。
何か運命的なものを感じます。
ここを負ければ窮地ともなりかねないドゥラメンテにとっての大一番、大注目です!