シェイクモハメド氏のアラビア名は「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」です。
競走馬オーナーとしてはシェイクモハメドと記載されることが多いですが、シェイクは首長の称号でモハメドはムハンマドの英語読みの発音となっています。
彼はドバイ首長国の首長としても知られ、ドバイの有名な「ドバイワールド」や「ドバイホールディング」の株主でもあります。その他にもエミレーツ航空の責任者を務めていたことや、ドバイの最高級ホテルの運営会社を設立するなどビジネスでも活躍しています。
シェイクモハメドの資産は?
個人資産は40億ドルを超えるとも言われており、世界的な大富豪です。
シェイクモハメド氏はダーレーのオーナーでもあり、本人名義でも日本で多くの競走馬を所有しています。海外では以前からゴドルフィン名義で競走馬を持っていますが、2018年3月17日から日本の競走馬もモハメド氏名義からゴドルフィン名義に変更されました。
日本ではプリンセスハヤの名義で王妃や息子のシェイクハムダン氏も馬主登録を行っています。シェイクハムダン氏は25歳の時にドバイ首長国の皇太子に任命され、父と同じく乗馬や競馬に造詣の深い人物です。
シェイクモハメド氏には20人の子供がいますが、2015年には長男のシェイクラシッド氏が33歳の若さで急死しニュースにもなりました。
シェイクモハメドの勝負服について
シェイクモハメド氏名義の勝負服は海老、白袖、海老一本輪です。
ゴドルフィンに名義を統一した際に勝負服もゴドルフィンをイメージしたものに変更されています。新しい勝負服は青・袖水色一本輪で、世界でも有名なゴドルフィンのロイヤルブルーを意識したデザインです。
シェイクモハメドの所有馬一覧
シェイクモハメド氏、またはゴドルフィン名義で所有している活躍馬を紹介します。本人名義ではありませんが、オーナーでもあるダーレージャパンファーム名義では、地方やダート交流レースで活躍したフリオーソなども有名ですね。
ファインニードル
2017年セントウルステークスや2018年シルクロードステークスを勝利し、芝の短距離レースで活躍しています。
2018年高松宮記念を制し、ゴドルフィン名義に変更して最初のG1レース出走で勝利を収めました。シェイクモハメド氏名義の競走馬は今まで日本のG1勝利がなく、実質これが初めてのG1勝利となります。
ファインニードルの父のアドマイヤムーンはゴドルフィンに40億円で売却された経歴があり、大きな期待もあったのではないでしょうか。
ティーハーフ
2015年の函館スプリントステークスを勝利し、その後は重賞レースでも好走歴があります。芝の短距離路線で活躍し、香港のG1馬ラッキーナインや日本で活躍したサドンストームの半弟です。
ミッドサマーフェア
2012年のフローラステークスを勝利し、クイーンステークスでも3着と好走しています。現在は引退し繁殖となり、2016年にはハーツクライの子を出産しています。
タワーオブロンドン
2017年の京王杯を勝利し、朝日杯フューチュリティステークスでも3着と好走しています。
今後はアーリントンカップからNHKマイルカップのローテーションが予定されており、マイル路線での活躍が期待されます。
ディサイファ
ダーレー生産のディープインパクト産駒です。2014年のエプソムカップや2015年札幌記念、2016年のアメリカジョッキーズカップなどを勝利しました。
2018年に引退し、今後はダーレージャパンファームに戻り種牡馬にもなる予定です。
シェイクモハメドの回収率
シェイクモハメド氏所有の馬は多数いますが、有名な馬の単勝を購入していた場合、回収率はどのくらいなのでしょうか。見てみましょう。
ファインニードル
24戦8勝
未勝利 4.3倍
500万下 1.8倍
芦屋川特別 5.1倍
水無月特別 2.1倍
セントウルステークス 3.1倍
シルクロードステークス 7.7倍
高松宮記念 5.5倍
例えば24戦全てで単勝を100円ずつ購入していた場合、2400円かかります。戻ってくるのは3340円です。
ディサイファ
46戦9勝
未勝利 2.9倍
500万下 3.8倍
奥尻特別 1.8倍
日高特別 2.9倍
甲斐路特別 2.8倍
エプソムカップ 4.3倍
中日新聞杯 8倍
札幌記念 11.1倍
アメリカジョッキーカップ 5倍
例えば46戦全てで100円ずつ単勝を購入していた場合、4600円かかります。戻ってくるのは4260円です。
タワーオブロンドン
5戦3勝
新馬 4倍
ききょうステークス 1.8倍
京王杯2歳ステークス 1.8倍
100円ずつ単勝を買っていると500円かかり、戻ってくるのは760円です。
シェイクモハメド氏の活躍馬を買い続けている場合、そこまで大きく損をすることはないようです。ただし全てが活躍するわけではないので、選び方にもよります。
ある程度大きなレースに出走する馬は大穴を開ける傾向はあまりないので、回収率がとても高いわけではなさそうです。