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ディープの母親!ウインドインハーヘアの血統、引退時のエピソード、代表日本産駒一覧

2014年8月3日、ウインドインハーヘア ノーザンホースパークにて

出典:wikipedia

 

ウインドインハーヘアは、アイルランド生まれのイギリスの競走馬ですが、馬名だけを聞いて、すぐにわかる人はかなりの競馬ファンだといえます。

 

競走馬としての成績は、受胎中に出走をしたドイツのGIに勝ったという変わった戦績の馬ですが、日本には繁殖牝馬として来てから、あの名馬の母親となっています。

 

ウインドインハーヘアの血統や日本で知られていることなどについてまとめてみました。

 

血統

Alzao

父の父

Lyphard

父の母

Lady Rebecca

Burghclere

母の父

Busted

母の母

Highclere

 

ウインドインハーヘアは、父Alzao、母Burghclere、母父Bustedとなっています。

 

ウインドインハーヘアの父である、Alzao(アルザオ)は、血統的にみるとリファール系に属するタイプで、馴染みのある馬だとダンシングブレーヴがこの血筋になります。

 

もともとノーザンダンサー系に属するタイプに多いのですが、比較的スローな展開のレースがあまり得意ではない傾向があり、中長距離での活躍に期待はできますが、好走で終わってしまうタイプも多いだけに判断が難しい血筋といえます。

 

適性距離は短距離から長距離までこなせる万能型といえますが、スローな展開があまり得意ではないという事から考えると、短距離路線での活躍馬が期待できる傾向にあるのかもしれません。

 

引退

ウインドインハーヘアは、イギリスの競走馬として活躍をしていましたが、1995年ドイツで行われたGIレースのアラルポカル(現ラインラントポカル)に出走をした時に、仔を受胎しているにも関わらず、勝利をしたという戦績の持ち主です。

 

GIに勝利をした2週後に現役最後のレースとなる、ヨークシャーオークスに出走をして3着となり現役を引退しています。

 

ウインドインハーヘアの引退後は、イギリスで繁殖牝馬となりましたが、初の産駒が全く勝つことが出来ずに終わったこともあり、日本へ繁殖牝馬として売却をすることになりました。

 

本格的に日本での繁殖牝馬としての活躍は、2001年度産駒になりますが、日本に来る前にも数頭の産駒を残しています。

 

主なウインドインハーヘア産駒一覧

ウインドインハーヘアの主な日本での産駒を以下にまとめてみました。

 

・2001年 ブラックタイド 牡 父 サンデーサイレンス 22戦3勝

主な勝ち鞍:フジテレビスプリングS

 

・2002年 ディープインパクト 牡 父 サンデーサイレンス 14戦12勝

主な勝ち鞍:皐月賞、東京優駿、菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念

 

・2003年 オンファイア 牡 父 サンデーサイレンス 3戦1勝

 

・2004年 ニュービギニング 牡 父 アグネスタキオン 39戦3勝

 

・2005年 ヴェルザンディ 牝 父 アグネスタキオン 11戦2勝

 

・2006年 ランズエッジ 牝 父 ダンスインザダーク 8戦0勝

 

・2009年 トーセンロレンス 牡 父 ダイワメジャー 0戦0勝

 

・2010年 トーセンソレイユ 牝 父 ネオユニヴァース 20戦3勝

 

・2011年 モンドシャルナ 牡 父 ネオユニヴァース 31戦3勝

 

・2012年 レスペランス 牝 父 キングカメハメハ 2戦0勝

 

産駒の一覧をみていると、やはり目に入るのは、ディープインパクトになるといえます。

 

ディープインパクトは、14戦12勝という成績はもちろんですが、国内レースでは3歳馬には有利とはいえない有馬記念で2着になった以外は全て1着になっている日本を代表する名馬です。

 

日本に来てから、サンデーサイレンスを続けて種付けしているのが特徴的ですが、その後も配合的にいて最も適していると言われるサンデーサイレンス系の父を選択していることが多いといえます。

 

ウインドインハーヘア産駒の成績をみると、残念ながらディープインパクトとブラックタイドの2頭くらいしか、実績を残せた馬がいないことから、2012年はこれまでこだわってきたサンデーサイレンス系の血筋から、NHKマイルCSと東京優駿馬のキングカメハメハの仔を産んでいます。

 

キングカメハメハは、種牡馬となってからも2010年と2011年にはリーディングサイアーとなっている種牡馬で、2012年以降はディープインパクトに首位の座を明け渡していますが、2012年から2位をキープしている安定した種牡馬です。

 

まとめ

現役時代は日本での出走がないだけでなく、繁殖牝馬としてもディープインパクトの母という事でなければ、ほとんど知られることのない存在だったかもしれません。

 

2012年の仔を最後に繁殖牝馬としても引退をしたウインドインハーヘアは、ただのんびりと余生を送っているわけではなく、仔馬を人だけの手だけで育てるのは、仔馬が馬の社会を知らずに育つことになるので悪影響があるという事から、仔馬の母親代わりとして子育てをしています。

 

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