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シンボリクリスエスの血統、種付料、産駒の特徴、成績。長距離、重馬場の適性は?

シンボリクリスエスは、アメリカ生まれで名門シンボリ牧場と父親のクリスエスからつけられた馬ですが、有名になるまでは以前シンボリ牧場にいたシンボリクリエンスと間違われるような馬でした。

 

そんなシンボリクリスエスの現役時代の成績や産駒の特徴などを説明していきます。

 

血統

シンボリクリスエスの父はKris Sで母はTee Kayです。

 

父親と母親の戦績もさほど活躍をした形跡はありませんし、母親の系列をみてもさほど優れているという血筋ではありませんでした。

 

そのため、シンボリクリスエスも競走馬としての期待度は低く、種馬という目的で育てられた馬です。

 

戦績

日本に来てから藤沢厩舎での2001年10月にデビューとなり、岡部騎手鞍上によって勝利を収め3歳以降に期待をされました。

 

3歳になると500万条件で人気はあるもののなかなか勝てずにいましたが、常に馬券圏内に入着する堅実な走りはありました。

 

その後、2001年から外国馬も出走ができるようになったこともあり、青葉賞で出走権を得てから日本ダービーに挑むことになりました。

 

青葉賞を順調に勝ち日本ダービーに向かいます。

 

ダービーでも引き続き武豊騎手に騎乗依頼をしましたが、武豊騎手はタニノギムレットを選択したので、シンボリクリスエスは岡部騎手とのコンビで臨むことになりました。

 

青葉賞で勝利をした後に武豊騎手が藤沢調教師にシンボリクリスエスは秋以降にもっと強くなる馬だと評価したように、直線で先頭集団に並びましたが、最後にタニノギムレットに差しきられてしまい2着に終わりました。

 

シンボリクリスエスは秋初戦を無難に勝つと菊花賞よりも天皇賞・秋へ向かうことになります。

 

天皇賞・秋を岡部騎手鞍上で古馬を相手に見事に勝利をすると、ジャパンカップではペリエ騎手鞍上で健闘をして、日本馬では最高の3位に入りました。

 

この2002年に行われた天皇賞・秋とジャパンカップは東京競馬場が工事のために中山競馬場で開催されたレースで、天皇賞・秋では、岡部騎手が最年長でのGI勝利をかざりました。

 

シンボリクリスエスは、当初の予定では、年末の有馬記念の結果に関係なく引退をして種牡馬入りをするという計画になっていました。

 

有馬記念を2番人気でスタートをしたシンボリクリスエスは、ファンの期待に応えるように1着となり結果を残します。

 

現役続行となった2003年は種牡馬という考えもある馬なので、体調管理をしっかりと行う意味でも天皇賞・春は回避をして、宝塚記念に出走をしましたが、さすがに休養明けで直行したことが理由で1番人気に支持されながら、5着に終わりました。

 

秋以降は、天皇賞・秋とジャパンカップ、そして引退レースとなる有馬記念というローテーションで挑むことを決めていました。

 

天皇賞・秋を1番人気の期待通りに順当に勝つと、続くジャパンカップでは、1番人気になりましたが、ペリエ騎手の合図にも反応が鈍く、馬場が重だったこともあり3着に沈んでいます。

 

引退レースとなる有馬記念に向けて、藤沢調教師はこれまでよりもハードな調教を行い、とにかく勝ちに行くという姿勢で本番に向かいました。

 

有馬記念は、稀に見るハイペースになりましたが、ペリエ騎手の技術とシンボリクリスエスの賢さが見事にはまり、最後は2着馬に9馬身という大勝で現役最後のレースを終えることになりました。

 

この有馬記念連覇という記録は、同じシンボリ牧場のスピードシンボリと皇帝シンボリルドルフ以外は、グラスワンダーしかできていない記録で、シンボリクリスエスは、史上4頭目の有馬記念連覇となりました。

 

シンボリクリスエスの競争成績です。

 

15戦8勝

2002年 天皇賞・秋

2002年 有馬記念

2003年 天皇賞・秋

2003年 有馬記念

 

種付料

シンボリクリスエスの種付料は、新種牡馬となった2004年は600万円ありましたが、2010年には350万円まで下がり、翌年からも、2011年は300万円、2012年は250万円というように種付料は下がっています。

 

2016年度と2017年度のシンボリクリスエスの種付料は、200万円と150万円となっていますが、現在高額な馬のディープインパクトが3000万円という事を考えると種牡馬としては決して高い種付料とはなっていません。

 

産駒の特徴、成績。長距離、重馬場はいける?

シンボリクリスエスの産駒の中で最も好成績を残しているのは、2010年度産駒のエピファネイアです。

 

皐月賞とダービー2着で菊花賞とジャパンカップを勝っている馬で、脚質的にも父シンボリクリスエスと同様に芝のやや長距離向けが得意な馬でした。

 

産駒の中には、サクセスブロッケンのようにジャパンカップダートを1着になっている馬もいるように、ダート向きの馬もいるので、一概に得意か不得意かの結論を出すのは難しいといえます。

 

特別抜けるような名馬はいませんが、全体的に日本でメジャーな血筋ではないことから、配合的に見るとインブリードが濃くなってしまう事を避けられるという利点のある種牡馬になっています。

 

まとめ

シンボリクリスエスは、15戦中3着に入れなかったのは、休養明けのジャパンカップだけです。

 

相手に応じて、ペースに関係なく自在に走れる賢さと器用さのある馬で、競走馬としての安定感のある走りを、種牡馬になっても同じように安定感のある産駒を多く残している名馬だといえます。

 

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